2019年05月21日

私の推し生物

 

現在開催中の企画展「漢字で見る生き物展」では、魚へんの漢字で書かれる生き物や、

飼育スタッフ考案の創作漢字をあてた生き物を展示しています。

今回は、その中で私個人のお気に入りの種類「オーストラリアハイギョ」をご紹介します。

 

オーストラリアハイギョはその名前の通り、オーストラリアにのみ生息する肺を持った魚です。

肺魚の仲間は祖先が約4億年前に出現して、そこから大きく形を変えていない、いわゆる「生きた化石」と言われる種類です。

     これでもまだまだ若い個体

正面から見た時の笑っているような口元や、短い胸鰭を使って水中に立っているような姿は可愛いという言葉を超越して、

言い表す言葉が見つかりません。

     笑っているかの様な正面顔

また元々胃が無い種類なので、食べた物を消化しやすいように咀嚼する珍しい種類です。

エサをモグモグする姿を見ると、思わず食べたいだけ食べさせてあげたくなってしまいます。

 

本当は私の肺魚愛をもっと語りたいところですが、このままいくと収拾がつかなくなるので、今回はこの辺にしておきたいと思います。

この続きは是非水族館で本物を見て確かめてください。

館内で私を呼んでもらえればいつでも魅力を語らせてもらいます。

是非この可愛さを実感してください!

飼育スタッフ 羽生