2018年02月18日
見た目のインパクト
特別展「変わりもの展」を開始してから早いもので1ヶ月が経ちました。
今回は、私が担当している中で一押しの生き物「ウデムシ」をご紹介します。
ヒヨケムシ、サソリモドキと並んで世界三大奇蟲の1種として知られています。
名前にウデと入っている通り、とっても長い脚(ウデ)を持っているのが特徴です。
一番長い脚は、虫の触覚のような感覚器官になっていて、エサを探すときなどに使われています。
アフリカや東南アジア、タンザニアなどの熱帯地域の森林に生息し、
昼間は朽木の隙間や洞窟などの物陰でじっと身を潜め、暗くなると動き出します。
普段はゆっくりと動きますが、エサを捕る時や、危険を感じた時は見た目とは裏腹に素早く動きます。
見た目のインパクトが強い生き物ですが、体をよく見ると頭胸部の部分がハートの形をしていたり、
求愛する時にダンスを踊るという可愛らしい一面も持っているので、見れば見るほど愛着が湧いてきますよ。
飼育スタッフ西中