2018年01月27日

変わりものを集めました

本格的な冬の到来を迎え、水族館がある忍野村も寒い日が続いています。
朝一に館内の見回りをしていると、水族館1階エレベーター横の外に大きな氷柱が出来ているのを発見しました。
氷柱の大きさと迫力には毎年圧倒されます。
1月17日(水)から特別展「変わりもの展」が始まりました。
今回その中から紹介する生き物は「サカサクラゲ」です。
一見するとイソギンチャクに見えますが、れっきとしたクラゲの仲間です。
傘の中部分が吸盤になっており、名前の通り常に逆さ向きで砂や水槽に張り付いているのが特徴です
体内にぎっしり詰まった藻類と共生していて、必要な栄養分の最大90パーセントをそこから得ていると言われています。
共生する量によって体の色が変わり、青や黄色、白色など様々なので、
姿かたちだけではなく色にも注目して頂ければ嬉しいです。
飼育スタッフ 西中
2018年01月20日

冬の移動水族館

今年の冬も、甲府市遊亀公園附属動物園にて週末移動水族館を開催させていただきます。

ニジマスの子供たちやメキシコサラマンダー(ウーパールーパー)をはじめ、
水族館でも大人気のガラ・ルファ、また現在開催中の特別展からちょっと変わった生き物と一緒に
お邪魔しますよ。

生き物の展示(昨年の様子)
ガラ・ルファふれあい(昨年の様子)

 

生き物の展示のほかにも、これまた人気の貝殻工作体験コーナーも行いますので、是非お楽しみに。

貝殻工作体験(昨年の様子)

 

◆開催予定日
1月・・・27,28日(土,日)
2月・・・10~12日(土~月祝)、24,25日(土,日)
3月・・・10,11日(土,日)
◆開催時間
9:30~16:30

 

飼育スタッフ 亀井

2018年01月11日

よちよち泳ぎのかわいい子

先日、二階の企画展示水槽を掃除していたところ、プラティの水槽で1匹の稚魚を見つけました。

どうやら水槽内で繁殖しているようです。

この魚は尾鰭の付け根にある模様から通称ミッキーマウスプラティとも呼ばれており、

飼育が容易なことや様々な色合いの品種があることから人気が絶えない熱帯魚です。

また卵胎生という、メスのお腹の中で卵が孵り、稚魚の状態で産まれてくるという少し変わった出産方法をとる魚としても有名です。

まだまだ幼く、水草に身を隠しながら生きています。

 

現在開催中の企画展「キレイな熱帯魚展」は今月の15日まで開催しています。

この稚魚を観察できる最後のチャンスなので、ぜひお見逃しなく。

 

飼育スタッフ 古根川

 

2018年01月07日

次回特別展準備

水族館では次回企画展の準備が粛々と進んでいます。

 

1月17日(水)開始予定の特別展「変わりもの展」では、色々と変わった特徴を持った生き物たちを展示します。

 

今回はその中の1種類「ナミウズムシ」をご紹介します。

この名前を聞いたことのある方は少ないかもしれませんが、「プラナリア」という名前で知っている方も

いるのではないでしょうか。

 

この生き物は全長1cm前後の小さな生き物で、とても強力な再生能力を持っています。

それはもし体が2つに切れた場合、2匹のプラナリアに再生するほど強力なものです。

更に、再生した2匹はどちらも同じ記憶を持っているというかなり変わっている生き物です。

 

その他にも様々な生き物を展示予定ですので、もうしばらくお待ちください。

 

飼育スタッフ 羽生

2018年01月02日

お正月とマンスリー

新年明けましておめでとうございます。

今年も皆様に水族館を楽しんでもらえるように、スタッフ一同頑張ります。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

さて、今月のマンスリー水槽はおせち料理の1品「イセエビ」です。おせち料理の食材には1つ1つ意味があり、

エビの長いヒゲや、曲がった腰は長生きした人間の象徴と言われているため、

長寿・延命の願いが込められています。

水槽もお重をイメージしているので、イセエビと共にそちらにも注目して頂ければ嬉しいです。

 

また、マンスリー水槽の横に学生ボランティアさんが作ってくれた「森の中の水族館。オリジナルおみくじ」を設置しました。

運勢のほかにも水族館にいる生き物が書いてあるので、おみくじを引いてから館内を回るのもオススメです。

飼育スタッフ 西中