2018年03月31日

フライフィッシング講習会。開催決定

 

例年恒例のイベント、フライフィッシング講習会の開催日が5/27日に決定しました。
フライフィッシングを始めたい方
もう一歩レベルを上げたい方
是非必見です。

フライフィッシングが初めての方は投げ方や毛バリの造り方から、
レベルを上げたい方は講師の方と実地演習をする予定です。

 

4月4日(水)より参加申込の受付を開始します。
先着15名様なので、興味のある方はお早めにお問い合わせください。

この機会に、レッツ フィッシング

飼育スタッフ 加藤

2018年03月26日

マミズクラゲ展示記録更新中

平成2999日(土)から展示を開始したマミズクラゲですが、

もうすぐで連続展示の日数が200日を突破します。

当館では173日が最長展示記録だったので、現在記録を更新中です。

寿命が3ヶ月ほどしかないため、バックヤードでは、常にマミズクラゲの赤ちゃんが大きく育つように、

水温やエサなどを管理しながら飼育をしています。

 

今までは飼育下での大きさが1センチを超えるのがとても難しかったのですが、

エサの種類や頻度など、試行錯誤を重ねた結果、30匹以上のクラゲが1センチを超えるようになりました。

 

1年を通してマミズクラゲを展示できるように、これからも飼育や研究を頑張っていきます。

 

飼育スタッフ 西中

2018年03月23日

春の産卵祭り

3月も下旬になり、忍野村も少しずつ暖かくなってきました。

現在、水族館1階にはタナゴ類の常設展示がありますが、春は一部の種を除いてタナゴ達の繁殖期です。

ニッポンバラタナゴ

 

タナゴの仲間は、卵を二枚貝の中に産む変わった産卵方法をします。

二枚貝で孵化した仔魚はしばらく中で育ち、一ヶ月ほどで貝から浮上してきます。

仔魚には貝から吐き出されないようにするため、表皮に小さな突起がたくさんあるのが特徴です。

また、バラタナゴ属の仔魚は卵黄のうが翼状に発達しています。

 

こちらは二週間ほど前に孵化したカゼトゲタナゴの仔魚です。

すくすく成長してくれていますが、まだまだ油断は禁物。

早く大きくなってくれるのがとても楽しみです。

 

飼育スタッフ 古根川

2018年03月17日

生き物の棲みか

現在開催中の特別展「変わりもの展」も残り約1ヶ月になりました。

 

その中で、私が最近特に気になっていることがあります。

それは、ノコギリガザミの水槽内に入っている「ライブロック」です。

ライブロックとは、死んだサンゴの骨格にカニやゴカイなどの小さい生き物や微生物が付着している

海中の岩の事を言います。

付着している生き物の多くは害が無く、水槽内の環境を良くしてくれる働きがあります。

 

水槽内に入っているライブロックにも、最近多くの生き物が見られるようになってきました。

よく観察していると、糸のように細長い生き物が動いていたり、サンゴやイソギンチャクのポリプが

開いたりしています。

水槽のレイアウト用として入っている物ですが、これから他にどんな生き物が出てくるのか楽しみです。

飼育スタッフ 羽生

2018年03月15日

改修工事とリニューアル

現在水族館では、色々なところでリニューアルの準備や改修工事が行われています。
その1つで、水族館の外壁はキレイにパワーアップ。

なんだか私も心機一転した気分です。

さらに、外池沿いには新たに東屋が建ちました。
そして先日、その中にイスと机が設置され、水族館や外池をのんびり眺めながら
過ごせるようになりました。

草木色づく頃には、心地よい森の中を一層感じていただけるかと思います。
4月になってもう少し暖かくなったら、休日はお散歩しようかな。

飼育スタッフ 亀井

2018年03月10日

ダンゴウオの発見

以前、マンスリー水槽で展示していたダンゴウオたちですが、
現在はバックヤードで飼育をしています。
卵を産みそうだったのでバックヤードに移ってからもじっくり様子を見ていると、
ある日ずっと巣穴に入っているダンゴウオを発見。

観察を続けていると、さらに発見。
奥に卵がありました。

卵の中ではしっかりと目が出来てきているのも見え、順調に成長しているようです。
今後も優しく見守って観察を続けていきます。

飼育スタッフ 加藤

2018年03月06日

引越しの季節

3月、4月は新しい場所で新生活を始める人が増える季節です。

それに伴って引越しをする方も多いのではないでしょうか。

 

今月のマンスリー水槽は引越しの時期にちなんで「ヤドカリ」です。

体の成長やその時の気分に合わせて、体の大きさに合った新しい貝殻に引越ししていくことから、

宿借り”という名前が付けられています。

 

ヤドカリたちは、まず、はさみ(脚)を使って「コンコン」と叩きながら貝殻を調べ、気に入ったものを見つけると、

転がして中に入っている砂などを取り出します。その後さっと移動すれば引越し完了です。

種類によっては擬態など身を守るために自分の貝殻にイソギンチャクをくっつけるものもいます。

水槽の中でも引越しがあるかもしれないので、よく観察してみて下さいね。

飼育スタッフ西中

2018年03月01日

背泳ぎマスターの秘密とは?

2月も終盤にさしかかり、少しずつ暖かくなってきた忍野ですが、まだ雪は残っています。

大阪出身の私はこの時期でも雪が見られることに驚きです。今回も特別展「変わりもの展」から生き物をご紹介します。

 

突然ですが、皆さん背泳ぎは得意ですか?

魚は背を上にして泳ぐのが一般的ですが、中には背を下にして“背泳ぎ”の格好で泳ぐ魚もいます。

それが今回紹介する魚、その名も「サカサナマズ」です。

アフリカのコンゴ川に生息しており、体長3~5cmのナマズの仲間であるこの魚は、背泳ぎという変わった特徴に併せて

もう一つ体色に特徴があります

背を上にして泳ぐ魚は背側が黒っぽく、腹側は白っぽくなっているのが一般的で、これは鳥などの上から来る天敵に対しては

地面の色に溶け込んで身を守り、下から見上げる天敵に対しては光が反射した水面に溶け込んで身を守るという“保護色”の役割があります。

しかしサカサナマズはこの真逆で、背側は白っぽく、腹側は黒っぽくなっているのですが背泳ぎするサカサナマズにとっては

とても理にかなった特徴なのです。

 

生き物たちの変わった特徴はすぐ見て分かるものもあれば、なかなか見ることができないものもあります。

もし気になる生き物がいれば、じっくり観察することで新しい特徴を発見できるかもしれませんよ

飼育スタッフ 古根川