マミズクラゲについて知ろう②
8月31日(火)のブログにてマミズクラゲの「ポリプ」について詳しく紹介しました。
そこで今回はマミズクラゲの「生活史」について紹介していきます。

マミズクラゲは「有性生殖」と「無性生殖」の生活史があります。
有性生殖はメスの卵子とオスの精子が受精して受精卵となり、
「プラヌラ幼生」という形を経てポリプに変態する事を言います。
それに対して無性生殖は、ポリプから「フラスチュール」と呼ばれる自分のクローンを分離し、
それが成長することで元と同じようなポリプになることを言います。


無性生殖で増えたポリプはクローンと同じなので性別が変わらないと言われており、
1つの場所にオスもしくはメスのどちらかしか出現しない事が殆どです。
そのため、自然界で有性生殖から増えるのは珍しいと言われています。
無性生殖は条件さえ合えば増え続けるというメリットがありますが、
条件が悪くなると一気に全滅する可能性があるというデメリットもあるので、
水族館では様々な場所からポリプを採集し、
有性生殖をできるような環境を整えています。
飼育スタッフ 西中
答えのない石パズル
リニューアル作業のため今日もあちこちで電動ドライバーやノコギリの音が聞こえてくる中、私は石とにらめっこをしています。
作製中の新しい展示に設置する滝と小川がある「パルダリウム水槽」を作っているのですが、そのレイアウトに苦戦しています。

土台に石を貼り付ける際、石の向きや大きさを選んで貼らなくてはいけません。

出来るだけ自然な配置になるよう何度も組み直すので、なかなか骨が折れる作業です。
理想のレイアウトを目指して、今日も石パズルに挑みます。
飼育スタッフ 一見
新・水生昆虫コーナー2
今回も先週に続き、
新・水生昆虫コーナーの紹介です。
2種類目は
現在も山梨県に生息していますが、
生息場所も限
山梨県の絶滅危惧1Aに指定されています。



ゲンゴロウは陸地で翅を乾かしたり
水中の環境に加えて水際
今後この水槽で
休館中の生き物の様子
現在、水族館は山梨県からの要請で9月12日(日)まで休館しています。
休館中でも生き物たちは相変わらず元気に生活しています。
こちらのアンボンアオジタトカゲは最近食欲が増えてきて水族館に来た頃よりからだが一回り大きくなったように感じます。

アンボンアオジタトカゲ。最近ちょっと太った。
エリマキトカゲも展示を開始したころは警戒してエサのコオロギをなかなか食べてくれませんでしたが、最近では展示水槽に慣れてくれてよく食べるようになりました。

エリマキトカゲ。お客さんがいないのでのんびり過ごす。
お客様に元気な生き物たちの姿を見てもらえる日が待ち遠しいです。
飼育スタッフ 鷲雄
マミズクラゲについて知ろう①
当館は2017年9月9日から「マミズクラゲの連続展示国内最長記録」を日々更新し、
今日で1452日(休館日を含む)となりました。
今日は、マミズクラゲをもっと詳しく知ってもらうためにマミズクラゲの「ポリプ」について紹介します。
マミズクラゲは遊泳生活を送る「クラゲ世代」と底生生活を送る「ポリプ世代」という2種類の生活様式を持ち、形が大きく異なります。
「ポリプ」という言葉は聞きなれないと思いますが、
クラゲと同じ刺胞動物のイソギンチャクやサンゴ、ヒドラなどをイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。
底生生活を送るポリプの形のままで生きるのがイソギンチャク、ポリプから形を変えて水の中を漂うのがクラゲです。


マミズクラゲはこのポリプから「クラゲ芽」と呼ばれるものを出し、
それが分離すると皆さんが想像しているクラゲの形になります。

また、ポリプはクローンのように1個体で増えること(無性生殖)が出来ます。
野生のマミズクラゲのポリプは池や湖、防火水槽の水底にある石や落ち葉、小枝などに付着しているので、
調査や採集に行くときは必ず石や落ち葉などを水族館に持ち帰っています。
今年は採集に行く事がなかなか出来ないので、
水族館にいるポリプを少しずつ増やしていこうと思います。
飼育スタッフ 西中
今日のアカハライモリ⑰
8月8日(日)のブログ“今日のアカハライモリ⑯”で紹介した今年産まれのアカハライモリの幼生は、順調に成長しています。
見た目の変化としては、体がひとまわり大きくなり体色も黒っぽく変化してきました。

大きくなり摂餌量も増えてきたため、餌をアルテミアから小さく刻んだ冷凍赤虫に切り替えました。
餌を与えれば与えるだけ食べてしまうので、今後は餌のあげ過ぎに気を付けて飼育していきます。
飼育スタッフ 一見
ビオトープにカメ脱走防止用のネットを設置した件について
先日、水族館2階ウッドデッキのビオトープにカメの脱走防止用のネットを設置しました。
一見のんびりしていてあまり動かなそうなイメージのあるカメですが、
ちょっとした段差や隙間があると簡単によじ登ってしまいます。
そのため、ネットを高くして登れないようにして、カメが出ていける隙間がないように端まできっちりとネットを立てました。

ここまで厳重にネットを設置すればカメがよじ登っていくこともないでしょう。
のびのびとビオトープで生活していけるように安全対策には注意していきます。

水族館 鷲雄
ワサビ水槽のその後
6月24日(木)に紹介したエントランスにあるワサビ水槽の続報です。
設置から約2カ月が経ち、いろいろ変化がありました。
まず主役のワサビですが、古い葉が枯れ新しい葉が生えてきています。

ただ水槽の都合上あまり大きなスペースが取れなかったのか、少し小ぶりの葉になってしまいました。
続いて周りの苔ですが、こちらも着々と成長しています。
また植えた覚えのない植物も顔を出してきました。


ワサビや苔たちが今後どのように育つのか楽しみです。
飼育スタッフ 古根川
新・水生昆虫コーナー紹介①
臨時休館中に作製にとりかかった新・水生昆虫コーナーはほぼ完成しました。
後は壁紙を周りに貼って完成です。

水槽は増設して3本になり、
それぞれの生息地を再現した水槽に仕上げましたので、
3週に分けて1つずつご紹介します。
1種類目は、新しく「タイコウチ」を展示します。
水槽は「用水路から水が流れる田んぼ」を再現しており、
右側に用水路、左側は田んぼをイメージして作りました。

タイコウチは外敵に襲われないように泥に隠れていたり、
木の枝や枯葉のような体をしているので、自然界では探すにも苦労します。


用水路から注がれる水の動きや、
タイコウチとの隠れんぼんが特徴的な水槽になりました。
飼育スタッフ 山﨑
夏休みの自由研究②
8月19日(木)のブログにて「夏休みの自由研究の質問」についてお答えしました。
今回もよくある「外来種の展示や飼育には許可が必要ですか?」という質問に答えていこうと思います。
特定外来生物に指定されている生物に関しては外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)に基づいて
「飼育」や「運搬」などを行うには環境省と農林水産省の許可が必要です。
また、特定外来生物が法律で規制されているのは生きているものに限られますが、
「卵」なども許可が必要な対象です。
当館では「オオクチバス」「ブルーギル」「カダヤシ」の3種類が対象となっており、
許可を得て飼育・展示しています。

この3種類を水族館で飼育・展示する事によって特定外来生物とはなにか、
どんな問題があるのか、なぜ野生に放してはいけないか、などを考えるきっかけになればと思います。

*特定外来生物を販売目的や観賞目的で新たに購入・捕獲・飼育する事は認められていません。
飼育スタッフ 西中

