カエルの産卵
現在バックヤードで飼育中の「ナガレタゴガエル」が今年も産卵しました。

今回は2ペアが1房ずつ産卵しましたが、1房は残念ながら未受精卵の可能性があります。
もう1房はすでに発生が始まっており、分裂途中の様子が確認できて一安心です。

ナガレタゴガエルは川の中で産卵するので、卵塊は湧き水のかけ流しで孵化を待ちます。
オタマジャクシが卵から出てくるのが待ち遠しいです。

飼育スタッフ 古根川
産卵予測!?
毎年2月に、
山梨県のとある場所でナガレタゴガエルの産卵が行われます。
昨年は産卵の時期が少し早かったのか、
確認しに行った時にはすでに産卵が終わっていました。
今年は、昨年と2年前の記録を見比べて、
ちょうどいいと思う日を予測して、観察に行きました。

毎年産卵が行われている川に行くと、
すぐに何匹ものオスを見つけることができ、
オスがメスを探している様子も見られました。
よく見るとそこには数十匹を超える数のナガレタゴガエルが、
まさに産卵をするために行動していました。
しっかりとメスを抱いて交尾をしている様子も見られ、今年は見事に予測が的中しました。

生き物を探すときは、
こういった予測がとても大事になるので、
毎年しっかりとデータとして残せるように頑張りたいと思います。
飼育スタッフ 山﨑
ミヤイリガイの展示開始から1年
水族館2階で展示中の「ミヤイリガイと地方病~7ミリの小さな巻貝と115年の長い歴史~」は、今月で展示開始から1年が経ちました。
先日、「ミヤイリガイについての動画を見ていたら、常設展示をしていると出てきたので見に来ました。」という方に声をかけられました。
その方は「初めてミヤイリガイの生体を見たけどこんなに小さい巻貝だとは思わなかった。」と驚かれていました。
水族館で展示を行う事によって、ミヤイリガイ地方病について興味を持ってくれる人がいると分かったので、
これからも、ミヤイリガイの展示を続け、地方病の長い歴史を後世に伝えていきたいと思います。

飼育スタッフ 西中
夜の水族館
一昨日の地震によって、富士五湖地域を中心に広い範囲で停電になりました。
23時過ぎに停電になったので就寝準備やお風呂の支度中の飼育スタッフもいましたが、急いで水族館に集まり停電の対応を行いました。
本来、停電になると水族館は非常用自家発電機が稼働して生き物を生かすための最低限の設備が動くようになっていますが、現在タイミングが悪いことに修理中なので稼働しませんでした。
そこで、自分たちで各水槽に乾電池式のブロワーや酸素タンクでのエアー供給、気温が低いので熱帯魚水槽の水温低下を防ぐため発砲スチロールやダンボールで覆いました。


電気が復旧したのは午前1時半過ぎでしたが、素早い対応のおかげですべての生き物が無事でした。
それから館内の復旧作業を行い終わったのが午前3時前。
夜遅くにはなりましたが、飼育スタッフのチームワークによって次の日も問題なく営業することできました。
今後も突発的な災害に備えていきます。
眼が輝く魚!?
現在開催中の企画展「君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展~」から「アフリカンランプアイ」をご紹介します。
こちらの魚はアフリカに生息しているメダカの仲間で、日本でもポピュラーな熱帯魚として多く繁殖されています。
名前の通り、目の上がクリアブルーに輝いているのが特徴的です。

飼育もしやすく、群れで泳ぐ姿は目を奪われるぐらいとてもきれいなので、熱帯魚飼育の初心者の方にもおすすめの魚です。

水族館でも群れで泳ぐ姿を見ることが出来るので、ぜひ観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
水の中の生きた化石~エンドリケリー編~
前回のブログ(水の中の生きた化石~オーストラリアハイギョ編~)に引き続き、企画展「水の中の生きた化石展」で展示している生き物をご紹介します。
今回紹介する生き物は、とても原始的な特徴をいくつも持っている“ポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリーです”。

1つ目の特徴は、古代魚特有の堅くて丈夫な鱗です。
アジやコイなどよく見る魚が持っているウロコ状ではなく、ひし形状で鱗同士が隙間なく並んでいます。
2つ面の特徴は、背中に沢山ついている恐竜のような背ビレです。
はたしてどこまでが背ビレなのか、また尾ビレはあるのか見分けがつきづらいほどあります。

他にも古代魚らしい特徴を多く持っているので、どこが現代の魚と違うのかエンドリケリーと館内にいる魚を交互に観察して見比べてみてください。
飼育スタッフ 一見
古代魚っぽい魚ナンバー1
現在水族館1階企画水槽にて好評開催中の「水の中の生きた化石展」では様々な古代魚を展示中ですが、
とある理由でその展示種に選ばれなかった生き物を今月のマンスリー水槽にて展示しています。
その生き物の名前は「タライロン」です。

鋭い牙や立派な鱗などの勇ましい姿から、別名「淡水のシーラカンス」とも呼ばれています。

なぜ、選ばれなかったかというと、
古代魚らしい見た目をしているのに古代魚ではなかったからです。
「こんなにも太古のロマンを感じさせる姿をしているのに、古代魚じゃないという理由で水族館のバックヤードでひっそりと飼育しているのはもったいない。
どうせならタライロンを知ってもらおう。」
ということで今月のマンスリー水槽に選ばれました。
人気が出ればマンスリー水槽が終わってもまたどこかの水槽に登場するかしれません。

飼育スタッフ 西中
コロンビアレッドフィンテトラ
今回は現在開催中の企画展「君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展~」から「コロンビアレッドフィンテトラ」をご紹介します。
コロンビアレッドフィンテトラは文字通り南米のコロンビア共和国に生息している熱帯魚です。
ヒレの先が赤くなり、体色がメタリックブルーに輝くとてもきれいな魚で、水草レイアウト水槽にぴったりの魚です。

また、他の小型熱帯魚に比べると体高があり、群れで泳ぐ姿は見応えバッチリです。

水族館では、水草の中を群れで泳ぐ姿を見ることができますので、ぜひご覧ください。
飼育スタッフ 鷲雄
水の中の生きた化石~オーストラリアハイギョ編~
1階企画展コーナーで開催している「水の中の生きた化石展」も、残るところあと3ヶ月程となりました。

この企画展が終了してしまう前に、展示している生き物を数回に分けてブログで紹介していきます。
今回紹介する生き物は、約4億年前から姿かたちが変わっていない魚“オーストラリアハイギョ”です。

魚なのに肺呼吸をする“肺魚”という仲間なのですが、肺の構造が他の肺魚に比べて劣っているため、肺呼吸はあまりせずに普段はエラ呼吸をしています。
また、可愛いらしい顔とは裏腹に、食性は肉食性で咀嚼しながらエサを食べるのも特徴の一つです。

オーストラリアハイギョが見られる「水の中の生きた化石展」は、4月26日(月)まで開催しています。
可愛らしい顔とエサをもぐもぐする姿に癒されてみてください。
飼育スタッフ 一見
スナヤツメの大変身
現在、水族館1階の日本淡水魚水槽にて「スナヤツメ」を展示しています。
当初は成体1匹と幼生2匹でしたが、先日1匹の幼生が成体になりました。
成体になって何が変わったのかというと、眼が開いて口が丸く変形しました。


ヤツメウナギの仲間の幼生期(アンモシーテス)は眼が発達しておらず、
エイリアンのような顔をしていて、顎も未発達なので口が裂溝状になっています。

残り1匹の幼生もいつ成体になるか分からないので、今が変る前の姿を見られるチャンスです。
飼育スタッフ 古根川

