春のうららのさかな公園
春の陽気が差し込むさかな公園では、今年も「ヤマアカガエル」が産卵していました。

夜に見回りをしていたところ、人の笑い声のような音が聞こえてきたので、もしやと思い辺りを探してみると、10個ほどの卵の塊と成体を観察することができました。
「ヤマアカガエル」は他のカエルよりも一足早く繁殖するため、地域によっては2月頃から産卵が見られる事もあります。
県外では既に産卵したという情報を目にしていましたが、ようやく来てくれて安心しました。

冬の間にじっと息を潜めていた生き物たちを観察すると、いよいよ春がやってきたのだなと実感します。
来年度も様々な生き物との出会いを楽しみにしています。
飼育スタッフ 川野
タガメのバンザイ
当館の2階で展示している「タガメ」が久しぶりに甲羅干しをしていました。

タガメは日本最大の水生昆虫として知られていますが、ずっと水の中で暮らしているわけではありません。
多くの水生昆虫は定期的に水から上がることで、体に付着した水カビなどの微生物を乾燥させて病気になるのを防いでいると考えられています。

他にも、体が濡れているうちは飛ぶことができないため、飛び立つ前には必ず甲羅干しを行い、綺麗に翅を広げられるようになってから飛び立ちます。
まだまだ忍野村には春は訪れそうにありませんが、生き物たちは私たちの気づかないほんのちょっとした変化を敏感に感じ取っているのかもしれません。
飼育スタッフ 川野
ワカサギ新チャレンジ③
2月24日(月)のブログで「ワカサギ」の受精卵についてご紹介
その後、無事に孵化し、稚魚が生まれてきました。
毎日観察を行い、口が
飼育スタッフ 西中
今日のカットはどうしますか?
水族館を入って一番初めの水槽であるエントランス水槽にて展示している「オランダガラシ(クレソン)」が今年も花を咲かせてくれました。
開花部分をよく見てみると、小さな青唐辛子のような実が付いているのも確認できました。
健康に育成しているのは大変喜ばしい事ですが、あまりにも繁茂していたため、全体のバランスを見ながらトリミングを行いました。
私たちの髪の毛と同じく、ひとたび葉や茎を切り落としたのなら、再び成長し立派な葉をつけるまでに時間がかかってしまうため、慎重に行う必要があります。
トリミングは景観を良好に保つだけでなく、隣で育成している植物に栄養を行き渡らせる効果もあるため、今後も定期的な手入れを心がけていきたいです。
飼育スタッフ 川野