2024年06月24日

期間限定の卵の行方

 

以前のブログ『6月のマンスリー水槽』にてご紹介した「シュレーゲルアオガエル」の展示水槽内にあった卵塊(らんかい)ですが、先日無事にオタマジャクシが産まれました。

シュレーゲルアオガエルは田んぼの畔(田んぼの土手)の中の水際に産卵します。

オタマジャクシは産卵後7日ほどで白い泡の中で産まれ、梅雨時の雨によって泡が溶けて田んぼに流れ出す、という面白い仕組みをしています。

 

水槽内では雨は降らないので今回は飼育スタッフが霧吹きをかけるなどして次第に泡を溶かしてオタマジャクシのふ化をサポートしました。

溶けてぺったんこになった卵

月末までの短い期間ではありますが親子そろっての展示を行っています。

大きなカエルに目が行きがちですが、たくさんの小さなオタマジャクシを探してみてください。

飼育スタッフ 伊藤