2019年09月16日

何処までもついていきます(物理的に)。

水族館の外で作業中、ふと自分の制服に何かがくっついているのに気がつきました。

それはヌスビトハギという植物の実で、“ひっつき虫”と呼ばれている植物です。

ヌスビトハギの実

この“ひっつき虫”と呼ばれている植物の実には、

表面にマジックテープのようなかぎ針状の毛が生えています。

顕微鏡で見た かぎ針状の毛

植物の近くを通った動物の体に自分の実をひっかけて遠くに運んでもらおうとする、

とても面白い子孫の残し方をします。

そんな私も、彼らの子孫を残すお手伝いをしてしまったそうです。

このヌスビトハギは、水族館の外池沿いの道に群生しています。

通るときは、くれぐれも服にくっつかないよう気を付けてお進みください。

右も左もヌスビトハギ

意外と取り外すのが大変です。

飼育スタッフ 一見