2023年06月15日

あれ?水槽にイクラ落ちて...?

前回の企画展「底にいる生物展」で展示していた「ライオンフィッシュ」ですが、現在バックヤードにて飼育しています。

なんとそのライオンフィッシュが先日産卵しておりました。

 

あなた、女の子だったのね…。

 

最近妙にお腹が膨らんでいるなと思って観察していましたが、まさか卵を抱えていたとは思いもよりませんでした。

というのも、この魚は生きた魚を丸飲みにしてしまう貪欲な肉食魚で、給餌後はいつもお腹が丸々と膨らんでいるので、お腹いっぱい食べたのだなとしか思いませんでした。

 

ほぼイクラ

 

卵は直径約6㎜の薄い黄色をしており、砂の上にバラバラと産み落とされていました。

しかし、当館ではライオンフィッシュは一匹のみなので残念ながら未受精卵と思われます。

 

ですが、今回ライオンフィッシュが産卵したということは、それだけ飼育環境が良く、繁殖のスイッチを入れることができたと考えられるので、ライオンフィッシュの生態解明に役立てられるのではないかと期待しています。

 

飼育スタッフ 川野

2023年06月12日

一発芸?

展示の両生類に餌を与えようと水槽へ向かったら、ニホンアマガエルが面白いことをしていました。

餌を与えるために水槽へ近づくとカエル達が集まって来るのですが、今回は待ちきれなかったのかニホンアマガエルがフタにぶら下がりながら待っていました。

網目の細かいフタにしがみつく体力と体の柔らかさに驚きです。

フタにぶら下がる姿を見るのは今回が初めてではなくよく見かけるので、

両生類コーナーを通った際はカエル達が面白いことをしていないかチェックしてみて下さいね。

飼育スタッフ 一見

2023年06月08日

最初の1匹

今年の4月に産まれた「アカハライモリ」の幼体たちですが、

水の中でプランクトンやアカムシなどを食べて日々成長していましたが、ついに体が大きく変化して最初の1匹が陸上にあがってきました。

水中から陸上での生活をするためにアカハライモリは「外鰓」とよばれる水中で呼吸するための「」が縮小して、代わりに「」を使っての呼吸に切り替わります。

 

写真のアカハライモリは陸上に上がりたて。大人になったばかりの写真かもしれません。

飼育スタッフ 伊藤

2023年06月06日

防御はばっちり

4月5日(水)から開催している特別展「~いろんなかたちが大集合!~さかなのかたち展」から今回は「ハリセンボン」をご紹介します

 

ハリセンボンはフグの仲間で全身にトゲがあり、

膨らむことでイガグリのようになって敵から身を守るのが特徴です。

 

ハリセンボンは魚の形で言えば「フグ型」に分類されます。

眼が大きくぱっちりとしていて人にもよく慣れてくれます。

正面から見るととってもかわいい。

 

エサをあげる時にフタをはずすと水面まで上がってきてくれてとても可愛らしいです。

ぜひ観察してみて下さい。

飼育スタッフ 鷲雄

2023年06月05日

大きくなりました

4月27日に人工授精を行った「タイリクバラタナゴ」の仔魚をブログにてご紹介しましたが、今回はおよそ一カ月経ってどれくらい成長したのかご紹介いたします。

こちらは一カ月前のタナゴの仔魚ですが、ご覧の通り体は細長く親魚とは似ても似つかぬ容姿でした。

そしてこちらは現在のタナゴです。

すっかり大きくなり、親魚と同じひし形の体型をしております。

1か月前は泳ぐことはほとんどなくジッと止まっていることが多かったのですが、今では上手に泳いで餌を自分で追いかけて食べるようにまで成長しました。

まだスケスケなので脊椎も見えちゃいます

とはいえまだまだ餌切れや環境の変化には弱い時期ですので、気を抜かずに飼育していきたいと思います。

 

飼育スタッフ   川野

2023年06月01日

飼育スタッフのお仕事体験!

先日、体験イベント「飼育スタッフのお仕事体験」を行いました。

飼育スタッフが普段どんな仕事をしているかを学んでもらい、

実際に生き物たちの餌作りと作ったエサの給餌を体験してもらいました。

魚や爬虫類、哺乳類など様々な種類の生き物に給餌をしてもらい、

食べている餌や食べ方に違いはあるのかなど、熱心に観察している姿が印象的でした。

また、普段は入れないバックヤードに案内した際に、展示エリアとは違う雰囲気に驚いている方も多くみられました。

今後も飼育体験を行う予定となっていますので、お楽しみに。

イベント情報はホームページをご覧ください。

飼育スタッフ西中

2023年05月30日

少しずつ赤へ

現在、水族館1階水生昆虫水槽では「タイコウチ」の成体と共に槽内で産んだ卵を展示していて、

水槽内の土壁に約10卵あります

 

しかし、卵は土壁の中に埋まっているので全貌は見えません。

 

こで今回は卵の全貌をご紹介します。

 

卵は米粒のような形で、

大きさは約3~4mmで全体的に白色です。

 

卵の上部には毛のようなものが生えていて、

これは卵に酸素を取り込むための器官です。

 

卵の色は孵化が近づくにつれてだんだん赤色に変化し、

孵化直前になると幼虫の眼が透けて見えるようになります。

 

バックヤードには産卵から約20日経過したものがあり、

現在うすい赤色に変化してきました。

 

今後の様子は、その都度ブログで紹介したいと思いますのでお楽しみに。

 

飼育スタッフ    山﨑

2023年05月25日

少し慣れてきた話

新人飼育スタッフの私も入社してから約2ヶ月が経ち、仕事に慣れてきました。その中には、森の中の水族館。特有のあるものに慣れてきました。

 

それが「」です。

 

魚の飼育において水は欠かせない存在で、淡水や海水、硬水に軟水など様々あります。魚によって水質を変えたりするのですが、当館で使用している水で「井水」といったものがあります。

「井水」つまり井戸の水で、地下からくみ上げた水のことを呼んでいます。

当館は富士山の麓に位置していることもあり湧き水が豊富で、さらに水温が1年を通して12℃かなり冷たいことが特徴です。サウナの水風呂が17℃前後らしいのでそれよりも冷たい水です。

そんな冷たい水はニジマスなど川に住んでいる魚の飼育水として多く使用しています。働き始めて数日の頃は、12℃の水の水槽での作業は冷たすぎて数分と持たなかったですが、次第に作業時間が伸び、水の冷たさに慣れてきたと実感します。

ただ現在は手だけ水に入れることが多いですが、いずれは潜水しての作業という大きな壁が待っています。完全に慣れるのはもう少し時間がかかりそうです。

飼育スタッフ 伊藤

2023年05月19日

早すぎる成長

以前紹介した、4月に産まれた「アカハライモリ」の幼体たち。

んといっても成長が早いです。

毎日エサをたくさん食べて産まれた時には無かった肢が生え揃い、体色も変化しました。

  →  

見比べるとかなり黒くなっています。

体もふた回りほど大きくなり、1cmほどだったのが約1カ月で3cmとかなり成長しました。

 

子の成長は早いといいますが、イモリでも同じようで、ひしひしと実感しています。

飼育スタッフ伊藤

2023年05月18日

バックヤードのクサガメ②

まだ真冬で道路も凍るほど寒かった頃、バックヤードの「クサガメ」たちを室内で飼育している様子をご紹介しましたが、今は暖かい日も増えて夏も近づいてきているので、屋外での飼育管理に切り替えました。

室内で飼育を続けていても問題はないのですが、クサガメを始めとする多くの爬虫類たちは太陽を沢山浴びることがとても大切なのです。

日光浴をすることによって体を暖めて活動的になり、太陽光に含まれる紫外線を浴びることでビタミンDを作り、カルシウムを吸収しやすくして甲羅の成長を促すこともできます。

ご家庭で飼育していて外に出せない場合は、バスキングライトや紫外線ライトといった爬虫類用のライトを上手く使って日光浴をさせてあげると健康に育っていきます。

ちなみに、前回もご紹介したように現在「岸辺の魚水槽」でもクサガメを展示しています。普段は桟橋の下などに隠れてじっとしていますので探してみて下さいね。

 

飼育スタッフ 橋口