2025年05月25日

マミズクラゲとミズクラゲ②

5月10日(土)のブログにてマミズクラゲとミズクラゲの生息場所の違いについてご紹介しました。

今日は「展示方法」の違いについてご紹介します。

ミズクラゲは自分で泳ぐ力が弱く、水中を漂って流されながら生活しているため、

水槽に流れを付けないと底に沈んでしまいます。

そのため、ミズクラゲは一方向の水流を付けた特殊な丸い水槽で展示をしています。

ミズクラゲ展示水槽

それに対して、マミズクラゲはミズクラゲと同じように水中に漂いながら生活をしますが、

野生では水流が弱い場所に生息しているので自分で泳ぐことが出来ます。

そのため、水流を付けてしまうと水槽にぶつかって傘に穴が開いたり、触手がちぎれてしまう事があります。

そこで、マミズクラゲは水流を起こさないようにした四角い小さな水槽で展示をしています。

マミズクラゲ展示水槽

生息環境の違いが飼育水槽にも表れているので観察してみて下さい。

次回は餌の違いについて紹介します。

飼育スタッフ 西中