2018年03月23日
春の産卵祭り
3月も下旬になり、忍野村も少しずつ暖かくなってきました。
現在、水族館1階にはタナゴ類の常設展示がありますが、春は一部の種を除いてタナゴ達の繁殖期です。

タナゴの仲間は、卵を二枚貝の中に産む変わった産卵方法をします。
二枚貝で孵化した仔魚はしばらく中で育ち、一ヶ月ほどで貝から浮上してきます。
仔魚には貝から吐き出されないようにするため、表皮に小さな突起がたくさんあるのが特徴です。
また、バラタナゴ属の仔魚は卵黄のうが翼状に発達しています。
こちらは二週間ほど前に孵化したカゼトゲタナゴの仔魚です。
すくすく成長してくれていますが、まだまだ油断は禁物。
早く大きくなってくれるのがとても楽しみです。
飼育スタッフ 古根川