2023年08月25日

8月のマンスリー水槽

8月も残るところあと1週間となりました。

残りわずかな夏休み、皆様はどのように過ごす予定でしょうか。

さて、夏休みに行う遊びのひとつに“虫取り”がありますね。

木の幹でひときわ大きく鳴いているセミは、夏の虫取りで定番の昆虫です。

現在水族館のマンスリー水槽では、“セミ”と名前につく“ヒメセミエビ”を展示しています。

涼しい館内で夏らしい名前の生き物を観察しながら、残りの夏休みを過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

飼育スタッフ 一見

2023年08月22日

スッポンはスタッフの顔が分かるのか?

8月5日のブログにて「水族館1階で展示しているスッポンが水槽の前に飼育スタッフが立つと寄ってくるのは飼育スタッフの顔を覚えているのか、それとも制服の色を覚えているだけなのか。」という疑問が生まれたとお伝えしました。

今日は、その疑問の答え合わせの実験をしてみました。

用意するのはボランティア用の「紫色の制服」です。

制服の色が違うだけなので、制服を見せながら水槽の前に立ちスッポンが寄ってくるのであれば顔を覚えている事になります。

ずっと近くにいるスッポンが…

さて、実験の結果は「違う色の制服を見せると寄ってこなくなったため、制服の色を覚えているだけ」でした。

まさかのそっぽ向いた…

スッポンの視力はそこまで良くないそうですが、カメの中には色彩感覚が優れている種類もいるそうなので、

当館のスッポンも色を識別している事が分かりました。

今後も、飼育していく中で疑問に思った事は土曜日イベント「飼育トーク」で実験をしてみようと思います。

飼育スタッフ 西中

2023年08月15日

企画・特別展の裏話

7/12(水)から1階企画水槽と2階企画展示コーナーにて特別展「金運が上がるかもしれない展~金魚のルーツと現代の改良を知ろう~」が好評開催中です。

 

この金魚の飼育管理に新人スタッフの私も少しだけ関わっています。

というのも、バックヤードにいる予備個体の飼育管理を行っています。

 

ただ、金魚の飼育担当になると言われたときはかなり不安でした。

なぜなら金魚はなじみ深い魚ですが、実は飼育管理が難しい魚でもあります。また私が金魚の本格的な飼育をしたことがなく、経験不足でかなり不安な気持ちが強かったです。

 

実際に経験してみるとやはり難しいことが多く、一筋縄ではいかないことが多かったです。そんな中で、毎日金魚と顔を合わせることで金魚の魅力を改めて知ることが出来ました。

 

そんな金魚の魅力を今後もっと発信したいと思います。

飼育スタッフ 伊藤

2023年08月11日

水族館写生大会🎨

8月1日(火)から水族館イベント“写生大会”が始まりました。

館内には畳が置いてある水槽や腰掛けるためのベンチや椅子が多く設置されているので、

座りながらゆっくり時間をかけて描くことが出来ます。

このイベントは、夏休み期間中の8月1日(火)~7日(月)・8月17日(木)~31日(木)まで開催しています。

1階受付にて画用紙と画材をお渡ししますので、気軽に受付のスタッフへお声かけ下さい。

この機会にお気に入りの生き物や水族館の風景を描いてみてはいかがですか。

私も毎年こっそり参加しているよ!

飼育スタッフ 一見

2023年08月10日

ミズクラゲの稚クラゲが続々誕生しています!

水族館2階で展示しているミズクラゲですが、

バックヤードではミズクラゲのエフィラが続々と生まれてきています。

ミズクラゲのエフィラ

 

エフィラとはミズクラゲの幼生のようなもので花びらの形をしていて、大きさは5mm程です。

エフィラが成長すると徐々に傘が形成され、普段よく目にするクラゲの形になります。

 

現段階では1cm程の小さな稚クラゲまで成長しました。

ミズクラゲの稚クラゲ。元気に育ってね!

 

小さなクラゲがふわふわと漂っている姿はとても可愛らしくて見ているだけで癒されます。

 

今後も元気に成長できるように飼育を続けていきます。

飼育スタッフ 鷲雄

 

 

2023年08月05日

餌が欲しいスッポン

毎週土曜日に行っている解説イベント「飼育トーク」は、

飼育スタッフが生き物を飼育している中で気が付いた面白い生態や行動をご紹介しています。

今日の飼育トークでは水族館1階で展示している「ニホンスッポン」を紹介しました。

よく見るカメとどこが違うかな?

ニホンスッポンは甲羅が柔らかい皮膚で覆われているのが特徴的な亀の仲間です。

また、水底にいても長い首を伸ばして呼吸が出来るように豚のような鼻をしています。

 

展示を開始した4年前に比べるとだいぶ人に慣れ、

飼育スタッフが水槽の前に立つと餌を求めて必死に自分の存在をアピールしてきます。

最近は、スタッフの後を追いかけるしぐさも見る事が出来るようになりました。

必死に追いかけてきます

そんなスッポンを紹介している時に「もしかしてこのスッポンは飼育スタッフが着ている制服の色を覚えているのでは?」という疑問が浮かんできました。

次回の飼育トークで実際に実験してみようと思います。

実験結果はまたブログにてお知らせします。

飼育スタッフ 西中

2023年08月01日

質問してみよう!

水族館2階のライブラリーコーナーには、飼育スタッフに質問したいことを書ける“質問シート”があります。

毎回嬉しい感想や面白い質問が届くのですが、今回は特に興味深い質問が届いたのでご紹介します。

質問の内容は、“もし魚としゃべれるとしたら、何の魚とどんなことを話したいですか?”です。

もし魚たちと話せたら日々の飼育がとてもスムーズに、そしてもっと楽しくなるだろうなと思い、私は“皆と雑談したい。”と答えました。

もし本当に魚とお話しをすることが出来たら、彼らは私たちになんて言うのか気になりますね。

イラストを添えて回答!

飼育スタッフ 一見

2023年07月28日

チャンナ・バルカの行方

先日、7月10日(月)まで開催していた「魚の形展」で展示していた「チャンナ・バルカ」にはもう会えないのですか?と聞かれました。

こっちむいて~!

水族館1階企画展水槽と2階企画展コーナーは3.4か月に1回水槽のテーマが変わる水槽です。

展示のテーマが変わると、展示する生き物もがらりと変わります。

展示が終わった生き物はというと、水族館のバックヤードで過ごして次の展示の出番を待っています。

毎週土曜日に行っている「バックヤードツアー」では展示には出ていない沢山の生き物を見る事が出来ます。

過去の展示でお気に入りになった生き物たちに会いにイベントに参加するのも良いかもしれません。

こっちむいた!

飼育スタッフ 西中

2023年07月27日

夏季期間のはなし

付近の学校など、夏休みに入ったようで、館内のお客様もお子さま連れの方が多くみられるようになってきました。

 

さて、当館では夏休み期間の7/21()から8/31()まで毎日開館しています。

さらに、特別イベントを週替わりで実施していて、今日7/27()は「おさかなストラップ作り」を行いました。

新人飼育スタッフの私も1つ作ってみました。

夏休みのイベント情報は水族館のホームページで随時更新しているので、ご覧ください。

夏季期間も皆様のご来館をお待ちしております。

飼育スタッフ 伊藤

2023年07月24日

落ち葉の役割

先日展示に出ている「アメリカザリガニ」が脱皮をしました。

水槽の中には2匹いるのですが、1日違いで脱皮をして2匹同時に1回り大きくなりました。

体が大きくなったということは水槽も少し窮屈になり、餌の取り合いや喧嘩などが起こる可能性が高くなります

そこで、隠れ家になるよう落ち葉を入れました。

アメリカザリガニは雑食でなんでも食べるので、落ち葉もお腹が空いたときに食べることができて隠れ家にもなるので、意外にも落ち葉の役割は大事なのです。

水槽を見ると齧りかけの落ち葉が散らばっていることがあります。それはアメリカザリガニが食べた跡です。ぜひご来館した際はアメリカザリガニだけではなく落ち葉にも注目してみて下さい。

 

飼育スタッフ 橋口