東アジアの毒ガエル
現在、水族館では特別展「世界のカエル大集合!~カエルーワールドカップ~」を12月27日まで開催中です。
今回は「チョウセンスズガエル」をご紹介します。
名前の通り、朝鮮半島を含めた東アジアに分布しているカエルで、日本にもペットとして流通しています。
一見緑の体色をした普通のカエルですが、お腹が日本のアカハライモリのような派手な色をしています。
これは、外敵などに襲われた際お腹の派手な色を見せることで、「毒を持っているぞ」と威嚇するためです。
また実際に刺激性の強い毒を皮膚から分泌します。
特別展「世界のカエル大集合!~カエルーワールドカップ~」は残り2週間ですが、
まだ紹介しきれていない種類がたくさんいますので、ぜひお見逃しなく。
飼育スタッフ 古根川
冬のビオトープ
12月を迎え、水族館2階ウッドデッキのビオトープもすっかり冬らしい姿になりました。
周りの草が枯れ始め、夏にぐんぐん成長していたキショウブも倒れてきてしまいました。
これからまだまだ寒い日が続くのでしばらくは辛抱してもらい、春になったらまた花を咲かせてほしいものです。
また、池の中を覗いてみると、植物たちとは反対にメダカたちが元気に泳いでいました。
こんなに寒い中を元気に泳ぐメダカを見てたくましさを感じます。
今は植物や生き物が少なくなっていますが、来年の春になったら色々な生き物たちが姿を見せるようになります。
冬は様々な姿で休んでいる生き物たちを探してみて下さい。
飼育スタッフ 鷲雄
朝一だけの幻想的な風景
今日の朝、水族館の外池では「蒸気霧」が出ていました。
これは、
寒い時期の朝早くに外池で見ることがで
幻想的な雰囲気に見えるこの蒸気霧を見ると、本格的な冬
温泉のようにも見えますが、外池の水温
間違っても水の中に手を入れないよ
*この時期の晴れている日は午前10時頃ま
飼育スタッフ 西中
石の下には何がいる!? Part5
水のきれいな上・中流域の川の石の下には、
主に夜に活動をする夜行性の生き物も隠れています。
夜行性として知られているナマズの仲間で
体が赤く背びれと胸鰭にトゲがある「アカザ」が石と石の間の小さな隙間にいます。
口の周りにある特徴的なヒゲはエサを探す時などにとても役立ちます。
水族館で展示しているアカザはもちろん石の隙間に隠れていますが、
その隙間からは特徴的なヒゲが見えます。
水槽で姿が見えないときは、
少し横からと見る角度を変えてご覧ください。
飼育スタッフ 山﨑
水草水槽~田植え編②~
先週のブログ“水草水槽~田植え編~”で水草水槽に植え始めたマツバイですが、
先日経過観察をしたところ驚くような変化がありました。
一生懸命マツバイを植えたはずの場所が見るも無残な姿になっていたのです。
まわりにはイシガメが砂を蹴散らかしていたり、
カマツカやドジョウが砂をモグモグしていたりする姿を確認しました。
どうやら水槽に住んでいる土木業者さん達の仕業の様でした。
抜けたマツバイはと言いますと、無残にも水面近くに漂流していました。
このまま植え直しても、また彼らに引っこ抜かれるだけなので
ここは一旦マツバイを回収して別の方法で植えていきたいと思います。
いつかきれいに植えられたマツバイ見られる日まで、しばしお待ちください。
飼育スタッフ一見
グミガエル!?
現在好評開催中の「世界のカエル大集合!カエル―ワールドカップ」も残すところ後1ヶ月となりました。
今回は「フライシュマンアマガエルモドキ」をご紹介します。
フライシュマンアマガエルモドキは別名「グミガエル」と呼ばれ、
その名の通りお菓子のグミのような質感をしているのが大きな特徴です。
また、お腹が透けていて内臓が見えることから英語では「グラスフロッグ」とも呼ばれています。
水族館では葉っぱの裏に隠れていることが多く、かなり見つけづらいですがぜひ探してみて下さい。
飼育スタッフ 鷲雄
真っ黒なアユ
現在、中流水槽ではアユを展示しています。
そのアユは婚姻色を発現し、
体が黒くなる「サビアユ」とよばれる状態です。
また、鼻先も下に折れたかぎ状と形態が変わりました。
アユは1年で一生を終える魚なので、
この成熟した姿を見れるのは短い期間だけです。
最後まで生き残ることが難しい生き物の中で、
立派に大きく育ち成熟した姿をご覧ください。
飼育スタッフ 山﨑
クリスマスが今年もやってきました
12月といえば、皆さん何を思い浮かべますか?
そう、クリスマス
ということで、先日水族館のエントランスにクリスマスツリ
ツリーの高さが2メートル近くあるので、上の
とても大きいので
ツリーを飾ると水族館全体が一気にクリスマスムードになるので
飼育スタッフ西中
一足先に大掃除?part2
前回、日本産両生類の水槽掃除を紹介しました。今回はその続きです。
洗ったパネルや砂利は元のレイアウトに戻るように組み立てていきます。
またコケが一部枯れていたので、公園の奥で取ってきた新しいコケに植え替えます。
そして組み立てた水槽を元の展示の場所へ戻し、給水チューブを設置します。
水槽裏では水が通るパイプがエアチューブで水槽と繋がっており、ここから水槽内へ水が循環されます。
最後に生き物が脱走しないよう蓋をしっかり閉めておしまいです。
いかがだったでしょうか?小さな水槽でも意外と中が複雑だったりします。
飼育スタッフは見えない所でも工夫を凝らしているので、そういった場所も注目していただければと思います。
飼育スタッフ 古根川
水族館の周りで見られる野鳥 Part1
野鳥が好きな私は寒い冬も外を探し歩きます。
むしろ、冬のほうが
オレンジのお腹に黒
今年も忍野村にやってきています。
秋になると北方から渡り日本で越冬します
オスとメスで色が異なり、
オスはジョビ雄、メスはジョビ子とい
水族館2階のデッキから、
飼育スタッフ 山﨑