2019年09月12日

石の下には何がいる!? Part2

上流部に位置する川は幅が狭く、そして流れが速いのが特徴です。

 

こういった場所に生息する生き物は

川に流されないように石や溜まった落ち葉の下に身を隠します。

 

今回はそのような場所に生息する「ハコネサンショウウオの幼生」をご紹介します。

 

このサンショウウオは写真のような、

川の水がきれいでとても冷たい上流部に生息しています。

 

本種は両生類ですが成体になっても肺を持たない種なので皮膚呼吸をし、

よく見ると指の先に黒っぽい爪を持つことも特徴的な種類です。

大人になるまでに数年かかるので

幼生の間は川の水の中で小さな水生昆虫などを食べて成長します

 

この日はたくさんの石をめくると様々な生き物に出会えたので、

他の種類の紹介は次回にしたいと思います。

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年09月10日

「アキ」が来た!

9月に入り、日差しも柔らかくなり過ごし易い日が続いています。

 

忍野村では少しずつ秋の気配を感じるようになりました。

 

こちらはさかな公園内で見つけた「アキアカネ」というトンボの仲間です。

「赤とんぼ」という名前で広く知られており、

秋になると産卵のために山から平地に下りてきて

田んぼや池の周りで多くのアキアカネを見ることが出来ます。

 

さかな公園でもたくさんのアキアカネが飛んでいて、秋が来たなと実感しました。

 

皆さんもさかな公園に訪れた際にはアキアカネだけではなく、たくさんの「秋」を探してみるのも楽しみのひとつですよ。

これからの紅葉が楽しみです。

飼育スタッフ 鷲雄

2019年09月09日

マミズクラゲ展示記録2年達成

2019年2月25日に連続展示記録を更新したマミズクラゲですが、

本日(2019年9月9日)で展示を開始してからちょうど2年となりました。

最近、水族館にマミズクラゲに関する問い合わせが多くなり、少しずつ知名度が上がってきているのを実感します。

先日も、マミズクラゲを見に来たというお客さんに声をかけられ、とても嬉しかったのと同時に、

飼育方法の確立や生態の研究を今まで以上に頑張らないと、と感じました。

次の目標としている展示記録1000日(2020年6月5日)まで1年を切っているので、

展示がずっと続くようにこれからも頑張ります。

これからも頑張ります!

飼育スタッフ 西中

2019年09月08日

シンデレラサイズ

水族館の1階にある深みの魚水槽には、“ヒメマス”という魚が泳いでいます。

深みの魚水槽

可愛らしい名前をもつ魚ですが、名前の“ヒメ”は、プリンセスという意味ではありません。

同じ分類の生物と比べて体が小さい種のことを“ヒメ○○”と名付けられることがあります。

このヒメマスも他のマス類と比べて小さく、他のマス類が1m近くまで成長する種が多い中、

大きくなっても30cm前後しか成長しないことから名前に“ヒメ”が付けられました。

ヒメマス

ヒメ○○という名前は、魚だけでなく植物や他の生き物にも見られます。

例えば、水族館の外に生えている植物のヒメアザミや、昆虫のヒメスズメバチなどがいます。

もし、名前に“ヒメ”という生き物を見つけたら、

その生き物と同じ種にどれだけ体格差があるのかを調べてみるのも面白いですよ。

飼育スタッフ 一見

2019年09月06日

無いものは作っちゃおう

水族館では小さな淡水魚、熱帯魚など身近な生き物を多く管理しています。

そのため、ペットショップやホームセンターなどでよく販売している一般的な魚の飼育用品をかなり重宝しています。

ですが、それらは一般家庭に設置できるサイズ(約60cm×45cm×30cmなど)の水槽を基準にしているので、

大きな水槽には使いづらいものが多くあります。

 

そんな問題を解消するべく、飼育スタッフは手作りの道具に色んな工夫をして大きな水槽でも使えるようにしています。

例えば、このペットボトルを利用したもの。これは底の砂利に詰まった糞などを水と一緒に吸い上げて取り除くための道具です。

汚れを吸い取る様子

 

これは、手の届かないような深い水槽でも掃除できるように塩ビパイプを柄にしています。

  コケ取り用のヘラ
コケ取りの様子

このように、それぞれの水槽に合う工夫を考え、自作するのも飼育スタッフの仕事です。

 

飼育スタッフ 古根川

2019年09月05日

石の下には!?

川には必ずと言っていい程、岩や石があります。

それらがあることにより、

隠れる場所や流れに淀みが出来たりするので、

たくさんの生き物が住み着きます。

また、岩や石の周りに付着する生き物もたくさんいます。

 

しかし、それらの多くは体が小さいのであまり人の目に付きません。

 

今回はその小さな生き物を紹介します。

 

写真のような場所の石を1つひっくり返すと、不自然な塊があります。

 

更にこの塊を壊してみると、中から幼虫が出てきました。

これはヒゲナガカワトビケラで、

体の回りに小さな石などをくっつけて巣をつくります。

 

他の石をめくると、同じ種類で羽化間近の個体を見つけました。

 

今回観察した生き物は

これからの成長を願って元に戻しました。

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年09月03日

流行のイクメン

日本最大の水生昆虫で、

山梨県では絶滅危惧種ⅠAに属している「タガメ」。

 

ここ数年、県内では目撃情報があまりないなど、かなり珍しく貴重な生き物です。

 

今回はそんなタガメの繁殖についてご紹介したいと思います。

 

 

水中の生き物といえども、

昆虫の仲間なので産卵は水上の植物や杭などの地上で行います。

 

産み付けられた卵とオスの成虫

 

メスが産んだ卵はオスが守り、

乾燥しないように毎日オスが卵に水をかけたり、

他のタガメに襲われないように幼虫が産まれるまで世話をし続ける、

そんなタガメに魅了される人は多くいます。

 

 

産まれた後の幼虫の様子はまた次回以降にご紹介しますので、楽しみにお待ち下さい。

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年09月02日

ムーン○○

今回のマンスリー水槽の生き物は「十五夜」にちなんで熱帯魚でおなじみの「ミッキーマウスプラティ」です。

隠れミ○キーを探せ!

 

十五夜とは無関係に思えますが、実は、プラティの仲間は模様が月の形に見えることから

「ムーンフィッシュ」という名前で呼ばれていたりします。

今年の十五夜は月を見ながらお団子を食べるとともに、

別名に「ムーン(月)」が付いている魚を探してみるのも面白いですね。

「ムーン」探してみたら意外と難しかったです…

飼育スタッフ西中

2019年09月01日

水族館の日常~早朝編~

水族館の朝の日課は、まず外池のとある場所から始まります。

それは、外池とさかな公園を流れる川の境目にある、小さな手作りの水門がある所です。

外池の水門
水門の向こうは、さかな公園の川

この水門は、魚がさかな公園の川に出ていかない様にする役割がありますが、

よく葉っぱなどが詰まってしまい外池の水が溢れそうになることがあります。

今朝の様子

それを防ぐ為に、飼育スタッフは毎朝開館前と閉館後の2回、この水門を開けて掃除をしています。

秋になると、水族館の周りの木が一斉に落葉を始め、水門に溜まる葉っぱの量も増えてきます。

既に葉っぱまみれの外池

そうなると頻繁に水門を開けて掃除しなくてはいけません。

これからの季節、外池を気にしてチラチラ見ている飼育スタッフに注目してみてください。

タイミングが合えば、開館中に水門を開ける瞬間を見ることが出来るかもしれませんね。

飼育スタッフ 一見

2019年08月31日

のんびり日向ぼっこ

8月も終盤を迎え、徐々に秋の気配を感じるようになってきました。

 

さて、水族館2階ウッドデッキのビオトープでは、2匹のクサガメを見ることができます。

 

日中は石の上で日光浴をしていることが多く、のんびりとした時間を過ごしています。

争うことなく、平和な日々

クサガメは日光浴をすることで体が大きくなっていくので、元気にのびのびと育ってほしいです。

 

ビオトープの前にはベンチを置いているので、

秋晴れの気持ち良い日にはクサガメと一緒に日光浴をしてみてはいかがでしょうか?

健やかに育ってね!

 

飼育スタッフ 鷲雄