2022年08月07日

魚の見分け方②

先日ブログで魚の見分け方について書きましたが、今回は第二弾をお届けします。
まずこの写真の魚は「タモロコ」です。
タモロコは岸辺の魚水槽で撮ったのですが、これによく似た魚がいます。
それがこちら。
この魚は「モツゴ」です。
一瞬見ただけだとどっちがどっちか分かりにくいですが、特徴としてタモロコは体はずんぐりとしていて口先が丸くなっています。
これに対して、モツゴは体高がタモロコに比べて高くて口先が上向きになっています。
このことからモツゴは別名「クチボソ」と呼ばれています。
一見同じ魚に見えますが、よく見るとそれぞれ特徴が違っているので、その違いを探しながら魚を覚えています。
少しでも早く魚が確実に見分けられるようになりたいです。
飼育スタッフ 橋口
2022年08月04日

今日のアカハライモリ㉔

6月30日のブログ“今日のアカハライモリ㉓”で紹介した今年産まれのアカハライモリ幼生たちは、現在すくすく成長しています。

後ろ脚が生えてよく動くようになったため、餌を食べる量が増えてきました。

産まれたばかりの頃は生き餌の“アルテミア(小さな甲殻類)”を与えていましたが、最近は栄養価がより高い冷凍赤虫を刻んで与えています。

摂餌後は赤虫でお腹が真っ赤になるので、ちゃんと食べているかがよく分かります。

幼生の時期はまだアカハライモリ特有のお腹の赤い模様はありませんが、赤虫を食べた後の姿を見ると成体のような赤腹模様に見えて面白いですね。

飼育スタッフ 一見

2022年07月31日

大きな一歩!

以前ブログで人慣れしていないエボシカメレオンについてお伝えしたと思いますが、あれから少しだけ進展がありました。

水槽の扉を開けると隠れてしまうことは以前と変わりはないのですが、

なんとピンセットから直接食べてくれるようになりました!

これは大きな一歩です。

一カ月前までは手を入れるだけでも威嚇をしてくるほどでしたが、最近はすぐ威嚇してくることもなく、様子を伺いながら食べています。

ハンドリングが出来るほど慣れるまであと少しなのかなと思っています。このまま更に慣れてくれるように頑張っていきます。

 

飼育スタッフ 橋口

2022年07月30日

オリジナルグッズ~ぬいぐるみ~

皆さんビッグニュースです。

なんと、水族館開館20周年を記念して描いたイラストの魚がぬいぐるみになりました!

生き物系グッズの企画・作製に携わっている会社にお願いしたところ、イラストの雰囲気が忠実に再現されたぬいぐるみが完成しました。

実は生地にもこだわっていて、フワフワモチモチしたものを選んだため触り心地は抜群です。

今回の新しいオリジナルぬいぐるみは、水族館の1階と2階のお土産コーナーに並んでいます。

とても可愛く出来たので、是非手に取ってみてくださいね。

飼育スタッフ 一見

2022年07月28日

ミズクラゲのエフィラ

7月23日のブログではミズクラゲのポリプについて紹介しました。

前回はポリプの形が変わってきたとお伝えしましたが、3日前にポリプから「エフィラ」が出てきました。

エフィラとは、一言でいえばクラゲの赤ちゃんのようなものです。

花びらのような形をしていて、生まれたばかりのエフィラは5mm程しかありません。

 

生まれたばかりのエフィラ。

 

エフィラになるとふわふわと動き始め、成体のクラゲのように水中を漂い始めます。

一生懸命動いているエフィラを見ているとなんだか応援したくなってしまいます。

1週間ほどで稚クラゲに成長するので、元気に成長できるように飼育を頑張っていきます。

飼育スタッフ 鷲雄

2022年07月25日

夏休みは毎日営業中!

いよいよ本格的な夏休みが始まりました。

水族館は8月31日(水)までの夏休み期間中は毎日営業しています。

また、この期間中は毎日イベントを開催しています。

7月24日(日)~30日(土)のイベントは「おさかなストラップ作り」です。

好きなイラストを選んでね!

透明なプラスチック板にイラストを描いてトースターで焼き上げると、

オリジナルのストラップを作る事が出来ます。

夏休みの自由工作や旅行のお土産にピッタリのイベントです。

また、8月も週替わりで様々なイベントを行う予定なので、

ホームページのイベント情報をチェックして下さい。

飼育スタッフ 西中

2022年07月24日

タイミングが大切!

7月13日(水)から特別展、「ものしり百科展」を開催しています。

様々な生き物が展示されている中で、ひと際目立った存在感を放っているのが「アフリカウシガエル」です。

愛嬌抜群の顔と丸い体、じっと見つめているだけでも面白いですが、餌を食べる時が特に見所満載です。

両生類・爬虫類用の人工飼料を与えているのですが、目の前に持っていくと、

一瞬で食べてしまいます。

ただし、食べ方はあまり上手ではなく、カエルと飼育スタッフの両方の息があっていないとなかなかうまく口に入れてくれません。

タイミングを合わせるのにまず一苦労します。

開館中でも給餌する事がありますので、もしその場面に遭遇したらぜひ観察してみてください。

 

飼育スタッフ 橋口

2022年07月23日

ミズクラゲのポリプに変化が!

水族館2階で展示している「ミズクラゲ」ですが、水族館のバックヤードではミズクラゲの「ポリプ」を飼育しています。

 

ポリプとはミズクラゲの生活史の一つで、

ミズクラゲには水中をふわふわ漂う「クラゲ世代」と岩などにくっついて生活する「ポリプ世代」があります。

 

このポリプの水温を変動させることで、ポリプ世代からクラゲ世代へと変化させることが出来ます

現在、ポリプの水温を変動させてから約2週間経っていて、ポリプの形が変わってきました。

普段のポリプの様子。

水温変動させて2週間後。ポリプが伸びて、色が茶色くなる。

 

そろそろクラゲ世代の最初である「エフィラ」が出てきそうです。

しっかりと飼育の準備をして、次の世代のミズクラゲを育てていきます。

飼育スタッフ 鷲雄

2022年07月22日

3令のタイコウチ

6月末に産まれたタイコウチは順調に育ち、

現在は3令幼虫になりました。

 

ハエを与えていた2令よりも体長が大きくなってコオロギを食べられるサイズになったので、

給餌はとても楽になりました。

 

また、タガメなどのように幼虫同士の共食いもほとんどないため、

幼虫をまとめて飼育できるので水替えも楽で飼育に手間がかかりません。

 

後1か月くらいで成虫になると思うので、

今後の成長がとても楽しみです。

 

飼育スタッフ 山﨑

2022年07月21日

選ばれたのは、富士山でした。

開催中の特別展“ものしり百科展”では、“カイカムリ”というカニの仲間を展示しています。

カイカムリは、海綿や貝殻など気に入った物を背中に背負うちょっと変わった習性をもつ生き物です。

水族館のカイカムリにも何か背負ってもらおうと思い、水槽の中にホタテの貝殻を数枚と、スポンジで作った富士山の模型を沈めてみました。

数時間後に水槽をのぞいてみると、カイカムリは富士山を背負っていました。

富士カムリ

ダメもとで入れてみた富士山の模型でしたが、背負ってくれていたので嬉しかったです。

今後なにか背負ってほしいものが思い浮かんだら水槽の中に沈めてみようと思います。

はたしてカイカムリは背負ってくれるでしょうか?

飼育スタッフ 一見