2023年02月06日

バックヤードのクサガメたち

水族館がある忍野村は寒い日が続いていますが、バックヤードにいるクサガメたちは今日も元気に過ごしています。
水温を25℃に設定し、常に暖かい水で生活しているのでカメたちは冬眠することなく餌もいっぱい食べています。
餌の種類はオキアミやカメ専用の人工餌を主に与えています。
餌を水槽の中に入れると、匂いで反応し近づいてきます。
時にはこの写真のように待ち構えていることも。
首を精いっぱい伸ばして餌をねだる姿はとても可愛らしく思わずクスッと笑ってしまうほどです。
春には水族館テラスにあるカメ池で展示をする予定です。皆様にこの可愛いカメの姿を見てもらうために引き続きカメの健康に気を遣いながら飼育をしていきます。
飼育スタッフ 橋口
2023年02月05日

森の中の水族館。フォトウェディングフェア

2023年1月31日に水族館にてフォトウェディングフェアが催されました。

 

水族館でフォトウェディングフェアが行われたのは今回が初めてで、

スタッフ一同撮影を楽しみにしておりました。

 

撮影当日はとても良い天気で、

水槽に光が差し込む絶好の撮影日和。

 

光に照らされた水槽の前での撮影は神秘的で息を呑むほど美しく、

後ろから見学していた私もつい見惚れてしまいました。

 

青く透き通った水槽に純白のドレスが美しく映え、素晴らしい写真が完成。

 

完成した写真を見てスタッフ全員「きれい!素敵!」と何度も言ってしまうほど

 

とても素敵なフォトウェディングでした。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2023年01月30日

イロカエルアンコウが産卵した

現在1階企画展コーナーでは底で生活する生き物をテーマに、
「ほらっ、そこにいるよ!底にいる生き物展」を開催しています。
その中にはダイバーからも人気のあるイロカエルアンコウを3匹展示しています。
驚いたことに、
企画展が始まって約1か月後に
このイロカエルアンコウが産卵しました
ゼリー状の卵塊で、
この中にたくさんの卵があります。
今まで見てきた卵の中でも圧倒的に小さく、
産まれてくる仔魚もかなり小さいと予想できます。
かし、イロカエルアンコウの産卵情報やその後の稚魚育成に関しての資料はほとんど無く
手探り状態での育成になりますが、
今までの経験を生かして頑張ります。
飼育スタッフ  山﨑
2023年01月29日

イチオシの写真スポット②

昨年12月1日のブログで水族館のイチオシ写真スポットをご紹介しましたが、今回はそれの第二弾をお届けしようと思います。

今回ご紹介する写真スポットは、外池を真横から眺めることができる「横見水槽」です。

横見水槽には色が鮮やかなニシキゴイやニジマスなどがいますが、その中でも圧倒的な存在感を放っているのが「シロチョウザメ」です。

とても大きく成長する魚で、当館で一番大きい個体だと160cmを超える巨体です。

この大きいチョウザメが水槽の目の前に来た時がシャッターチャンス!

横になって写真を撮ると、まるでシロチョウザメと背比べをしているような写真が撮れます。

周りに気を付けつつ、チャレンジしてみてください。

 

飼育スタッフ 橋口

2023年01月27日

寒い中で見る外の景色

水族館の周辺は最強寒波の影響で寒い日が続いています。

先日は久しぶりに最低気温がマイナス10℃以下になり、

外に置いているものは全て凍ってしまいました。

今日も雪が降っている時間もありますので、路面の凍結には十分お気をつけ下さい。

うっすら積もってます。

寒い時は室内にいたい気持ちが大きいですが、

屋外でしか見られない綺麗な景色があります。

水族館1階エレベータ―横の外には、館内で使って余った地下水が滝のように出ている場所があり、

水しぶきが飛んだ部分が凍りとても幻想的です。

氷の形が可愛いです。

他にも滝の後ろには毎年恒例になっている大きな氷柱も出来ました。

公園に行く途中で見る事が出来るので、ご覧ください。

階段降りている途中でも見れます!

飼育スタッフ 西中

2023年01月21日

飼育スタッフの細かい工夫⑥「たくさんの生き物を飼育するときは?」

水族館では展示している以外にもバックヤードでたくさんの生き物を飼育しています。

 

しかし、多くの種類の生き物を飼育しているとどの水槽にどの生き物がいるのかが

分かりづらくなってしまうことがあります。

 

そこで水族館では生き物の名前を書いたプラカードを水槽に貼って、誰が見ても分かるようにしています。

ディスカスのプラカード。

 

プラカードには「種名、給餌内容、備考」を書く欄があり、ぱっと見ただけで生き物の名前やエサの種類が分かるのでとても便利です。

 

こういった工夫をしながら、日々生き物たちの飼育をしています。

 

時にはこんな注意書きもあります!

 

飼育スタッフ 鷲雄

2023年01月19日

アマゴと餌

11月に人工授精したアマゴはすくすくと育っています。

 

まだ体長は2㎝と小さく、

そして何より口が小さいです。

 

そんな口が小さい稚魚にはとても細かいエサをあげています。

 

成長ごとに体の大きさに合わせて口も大きくなり、

それに合わせて餌も大きくなっていきます。

 

一番小さな餌から一番大きなエサを食べるまでには3年ほどかかりますが、

これから大きく育てられるように頑張ります。

 

飼育スタッフ山﨑

2023年01月03日

新春イベント「イカ墨で書初め」

新年あけましておめでとうございます。

今年も皆様に水族館を楽しんで頂けるように様々な事にチャレンジしていきます。

本年も「森の中の水族館。」をどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、水族館では1月2(月.祝)、3日(火)に新春特別イベント「イカ墨で書初め」を開催しています。

本物のイカ墨を使って今年の抱負やイラストなどを書くことが出来ます。

墨汁と違い、イカならではの匂いもしますので、墨汁とどこが違うのか感じてみて下さい。

 

また、イベントが始まる前に飼育スタッフがイカを解剖しながら解説を行うので、イカの体の構造や墨袋の位置などを知ることが出来ます。

おつまみの「げそ」や「イカトンビ」「イカ軟骨」も観察することが出来ますので、大人の方にも楽しんで頂けると嬉しいです。

私も抱負を書いてみました!

飼育スタッフ西中

2022年12月27日

展示変更の準備

昨日で「品種改良展」と「飼育員が選ぶ○○がすごい生き物展」が終了し、

1月2日(月)から開催される新しい企画展「そこそこ!底にいるよ展」と「アクアリウム入門展」の準備をはじめました。

生き物を水槽から取り出し、飼育スタッフみんなで掃除をします。

掃除が終わった段階で展示する生き物の搬入を行っていきます。

とも言えない可愛い顔の持ち主の「カエルアンコウ」などもいます

他にはどんな生き物が企画展に出ているのかお楽しみに。

 

飼育スタッフ 橋口

2022年12月25日

バックヤードのハイギョ

水族館2階にはアンケートBOXを設置しています。

先日、そのアンケートに「肺魚(ハイギョ)が見たい」という感想が書いてありました。

当館は山梨県に生息する淡水の生き物と県内の養殖魚をメインとしているので、

海外の熱帯魚や海水魚は企画展や特別展でテーマに沿った時にしか見る事が出来ません。

今回は肺魚が見たいという思いにお応えして、水族館のバックヤードで飼育している肺魚を2種類紹介します。

1種類目はアフリカに生息している「プロトプテルス・エチオピクス」です。

じっと待ってます

野生下では全長が1.5メートル以上の個体も見つかっており、肺魚の中で最も大きくなる種類の一つです。

とても人慣れする魚で、水槽の前に立つと餌が貰えると思ってじっと見つめてくるのがとても可愛らしいです。

 

2種類目はオーストラリアに生息している「ネオケラトドゥス・フォルステリ」です。

目がくりっくりです。

野生下では大きさ1メートル以上になるそうですが、水族館には15センチほどの小さな個体を飼育しています。

正面顔が笑っているように見えるのでこちらもとても可愛らしいです。

 

企画展や特別展で肺魚を展示したらブログで紹介するので、チェックして下さいね。

他にも、この生き物が見たい!というものがありましたら、ブログで紹介しますのでアンケ―トなどお待ちしています。

飼育スタッフ 西中