ニホンスッポン始めました
今年の春から、常設展示に新しい仲間の“ニホンスッポン”が加わりました。
スッポンは、硬い甲羅を持っているカメとは違って甲羅が皮膚に覆われていて柔らかいのが特徴です。
また、鼻がイノシシのように長く出張った形をしています。
今回は、そんなニホンスッポンの給餌風景を紹介したいと思います。
水族館では、スッポンを人に馴らす練習をしていて、普段からピンセットを使って直接スッポンにエサをあげています。
初めの頃は、スッポンが驚いてなかなかピンセットから食べてくれませんでした。
しかし今では、エサの時間に水槽を覗くと、顔を水面から出してこちらを見てエサを待つようにまで人に馴れました。
エサをおねだりするその様子に毎回ほっこりしています。
ニホンスッポンは、水族館1階の熱帯魚水槽横にて展示しています。
給餌をしているのを見かけた方は、是非食べる姿に癒されてください。
飼育スタッフ 一見
水族館の植物たち
水族館では様々な生き物を飼育していますが、水槽の中を覗いてみると生き物だけではなく植物も多く見ることが出来ます。
ホトケドジョウの水槽ですが、「マツモ」という水草が植えられています。
水草に捕まってじっとしているホトケドジョウがなんとも可愛らしいです。
こちらは水草水槽です。
中には「ジャイアント・バリス」という背の高い水草が植えられており、メダカやヌマエビの隠れ家になっています。
2階テラスのビオトープには「バイカモ」という水草が植えられています。
流れの強いキレイな川にしか生えておらず、夏になると水上に白い花を咲かせるのが特徴です。
水族館に来た際は生き物だけではなく、植物にも目を向けると新たな発見があるかもしれません。
飼育スタッフ 鷲雄
ビオトープの変化
先日まで、数回にかけて記事をあげていました
「ビオトープ計画」がほぼ完成し、
最近はどんな変化が現れるか毎日観察しています。
直ぐに、変化が現れたのは
一番後ろに植えていた「キショウブ」が
黄色い花を咲かせてくれたことでした。
植えた植物の中には葉がしおれてしまい
一時はどうなるかと心配でしたが、
時間と共にピンッと葉がまっすぐに伸びていき
無事に咲いてくれ、ホッとしました
飼育スタッフ 山﨑
草を食べる魚
4月24日(水)から始まった企画展「漢字で見る生き物たち」で
今回は
「植物プランクト
ただ、日本の貴重な水草を食べ尽く
生き物の力は、人
飼育スタッフ
オタマジャクシの大変身
忍野村周辺もようやく田んぼに水が張られる時期になりました。
近くの田んぼではアマガエルが大合唱しています。
この時期になると、種類によってはオタマジャクシからカエルの姿に変態する種が出てきます。
水族館ではナガレタゴガエルのオタマジャクシがカエルに変態している真っ最中です。
このカエルはオタマジャクシの頃は何も食べずに育つので、エサを食べて成長する他の種類と比べて
変態時のサイズがとても小さく、指先にちょこんと乗る姿はとても可愛らしいものです。
これからどこまで成長するのか、皆さんもぜひお楽しみに。
飼育スタッフ 古根川
水槽プチリニューアル
水族館で一番大きい二重回遊水槽ですが、実は最近プチリニューア
リニューアル内容として水槽上部の縁部分にコケ
しかし、2階の床から数m下にあり、水槽横
答えは、
やり方としては、まず服を着
そうすると、水に浮くようになるので、そのま
飼育スタッフ 羽生
水族館DIY②
4月28日(日)のブログで紹介した水草水槽で使う木材ですが、やっと全て切り終わりました。
しかし、この木材だけでは強度不足なので、今度は木材を支える骨組み作りを進めています。
骨組みの材料に選んだのは、塩化ビニール管(塩ビ管)というパイプ素材です。
こちらの塩ビ管は、水を通す配管などによく使われている素材ですが、加工のしやすさと手頃な値段でどこのホームセンターでも手に入りやすい材料なので、今回の骨組みに使用しました。
塩ビ管を切るときには、“パイプカッター”という専用の道具を使います。
てこの原理を使って、少ない力で塩ビ管を切断することが出来るので、とても簡単です。
ですが、塩ビ管だけでは骨組みを組み立てることが出来ません。
塩ビ管同士を繋げるためのパーツ、“継手(つぎて)”が必要になってきます。
この継手は、使用する目的に合わせて色々な種類があります。
そのため、複雑な配管や今回のような骨組みも作ることが出来ます。
骨組みは、後に木材で覆われて見えなくなってしまう部分ですが、木材を支えるとても大事な役割を果たしているので、手を抜かず丈夫なものを作っていきます。
飼育スタッフ 一見
カメのロッククライミング
先日、館内の見回りをしていたら岸辺の魚水槽でクサガメが岩を登っている姿をみかけました。
かなりの高さまで登っていたので驚きました
が、その後も降りる気配もなくじっとしていました。
落ちないか心配していましたが、翌日また見に行くと桟橋の上でのんびりと日光浴をしていたので安心しました。
あのカメはロッククライミングの達人の様です。
飼育スタッフ 鷲雄
石ころ、ころりんこ
以前、断熱材を使った土台づくりを紹介しましたが、今回はまたその続きです。
作った土台の水が通る部分に石を貼りつけました。
石の形や大きさ、表情などを吟味しながら、なるべく人工的な感じが出ないように配置しています。
合計100個以上使っていますが、場所によっては一つ一つ貼らないといけない所もあるので、なかなか大変な作業です。
次は、この水槽の主役のコケを張り付けていきます。水槽の雰囲気も一気に変わるのでお楽しみに。
飼育スタッフ 古根川
魚へんに鬼
ゴールデンウィークの10連休も終わり、誰も居ない館内を見ると
これから遠足シーズンということで
さて、今回は4月24
イトウは日本最大の淡水魚と言われていて、大きさ
イトウを漢字で書くと「𩹷(
これは「ヘビやネズミなどを食べるほ
企画展コーナーで展示しているイト
飼育スタッフ西中