2019年12月23日

雪が積もりました。

昨日から今日の明け方にかけての大雪により、

水族館がある忍野村はすっかり雪景色となりました。

いつもの道が真っ白に。

 

20cmほど積もり、早朝からスタッフ総出で雪かきを行いました。

 

私の出身地は雪があまり積もらない地域なので慣れない作業に一苦労でしたが、

スタッフで協力し合い数時間かけてなんとか雪かきを終えることが出来ました。

雪かきは体力勝負です。

 

雪景色はきれいですが、雪国の大変さを実感しました。

横見水槽がいつもとは違う雰囲気に。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年12月22日

水草水槽~田植え編③~

以前のブログ“水草水槽~田植え編②~”で残念な結果となってしまったマツバイの植栽ですが、

その解決策を考えたので紹介します。

それは、「抜けるなら、抜けないよう固定してしまえ マツバイを」作戦です。

詳しく説明すると、別の水槽でマツバイを土台にくくり付けてしっかり根を生やしてから水草水槽に植えるという作戦です。

バックヤードのマツバイ水槽

土台に選んだのは、園芸コーナーなどで売られているトリカルネットです。

ネットの穴に間隔をあけてマツバイの株をくくり付けていき、

マツバイが定着したらネットごと水草水槽の砂底に移植します。

この作戦がうまくいくことを願って、また一からマツバイの田植えを頑張ります。

飼育スタッフ一見

2019年12月21日

差し込む光

水族館ではなかなか見られない貴重な光景があります。

 

それは「水槽に差し込む光」です。

 

水族館は2階の一部がガラス張りになっていて、そこから二重回遊水槽に太陽の光が差し込み、

1階からみるとキラキラ輝いてとても美しく見えます。

光の中を泳ぐニジマス

 

また、外池にも光が差し込んでいてチョウザメ達が気持ちよく泳いでいました。

光の中を泳ぐチョウザメ

 

水族館周辺はとても寒いですが、とてもきれいなので是非ご覧ください。

日が差す館内は暖かいです。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年12月20日

夜、水族館の外では

仕事終えて家に帰ろうと駐車場に向かっている途中に、

高い樹の上から「ジー、ジー、ジー」と何かの鳴き声がしました。

 

聞き覚えのある鳴き声だったため、持っていたライトを当て探していると少し大きな体の影がチラッと見えました。

 

やはり夜行性のモコモコしたかわいい「ムササビ」です。

普段、昼間は樹の洞穴等で寝ていますが、夜になると活発に動きます。

 

今回はたまたま二匹のムササビを見ることが出来ましたが、

オスとメスであればどこかで殖えているといいなと思います。

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年12月19日

石の下には何がいる!?Part6

きれいな川の指標生物としてカゲロウがいます。

その中でもよく見かけるカゲロウの仲間として「キイロカワカゲロウの幼虫」が

この水族館がある山梨県の渓流にも生息しています。

黄色っぽい体色で、体長は10mmほどなので

石の下に隠れていると保護色の効果もあり見つけるのは難しいです。

 

しかし、石ごと持ち上げると、

そのまま幼虫も張り付くように動き回るので簡単に見つけられるようになります。

 

まだまだ石の下にはたくさんの生き物が隠れているので

ぜひ川遊びの際には石をめくって探してみて下さい。

 

飼育スタッフ 山﨑

2019年12月18日

ついにクラゲ芽が!

10月8日のブログでマミズクラゲの新しい機械「インキュベーター」を紹介しましたが、

ついに加温していたマミズクラゲのポリプからクラゲ芽が出ました。

赤いまるがクラゲ芽です!

機械を導入してすぐに設定した温度とシャーレの水温に少し差が出るという問題点が見つかり、

クラゲ芽が出るのに最適な温度になるように試行錯誤をしてきました。

 

クラゲ芽が出てから稚クラゲになるまで数日かかるので、

早く稚クラゲが生まれないかな。とワクワクしています。

これからも連続展示記録を伸ばせるように工夫をしながら頑張ります。

飼育スタッフ 西中

 

2019年12月16日

大きくなったら何cm? Part2

 

今回も12月14日に引き続き、大きく育つ生き物をご紹介します。

第2弾は「イトウ」です。ご近所さんにいそうな名前ですが、れっきとした標準和名です。

釣り人からの人気が非常に高く、なかなかお目にかかれないことから「幻の魚」とも呼ばれるイトウですが、

なんと現在日本に生息している淡水魚の中では最大級に育ちます。

水族館で展示しているイトウは約1mですが、大きくなると2mを超えると言われています。

独特な顔つき

 

ちなみに一番背の高い飼育スタッフは約1.8mらしいので、イトウたちには飼育スタッフの誰よりも大きく育ってほしいですね。

 

飼育スタッフ 古根川

2019年12月15日

飼育スタッフに聞いてみた①

水族館の2階には、飼育スタッフに聞きたいことを自由に書ける

質問シートが机の上に置いてあります。

自由に書いてみよう
書けたら回収ボックスに入れてね

もちろん頂いた質問は、飼育スタッフが1つ1つ回答しています。

毎回たくさんの質問が書かれている中、たまに面白い質問が

混ざっていることがあるので今回はその中の1つを紹介します。

それは、「もし地球に半魚人がたくさん増えたらどうなりますか?」という質問です。

とてもユーモアあふれる内容ですね。

私もユーモアあふれる内容で回答してみました。

回答の一部分

回答した質問シートは、水族館2階のボードと掲示板2か所に掲示してあります。

他にどんな質問や回答があるか気になる方は、ぜひ掲示板を見てみて下さい。

飼育スタッフ一見

2019年12月14日

大きくなったら何cm?

 

エサやりなどをしていると、よく来館者の方から「この魚はどのくらいまで大きくなるの?」と聞かれることがあります。

そこで、今回は水族館にいる生き物で比較的大きくなる生き物をご紹介します。まずは「シロチョウザメ」です。

北アメリカに生息するチョウザメの一種でチョウザメの中でも最大級に育つ種類です。

水族館の個体は約1.6mと館内で一番大きい魚ですが、

実はこれでもまだ小さい方で、大きくなると6mを超えると言われています。

  ゆっくり泳ぐシロチョウザメ
つぶらな瞳

ただ、大きさの割には意外にのんびり屋さんと、可愛らしい一面も持っています。

 

ゆっくり水槽を泳ぐ姿は迫力満点です。

横見水槽では水槽に沿って泳ぐシロチョウザメと背比べなどもできますので、ぜひご覧ください。

 

飼育スタッフ 古根川

2019年12月13日

東アジアの毒ガエル

 

現在、水族館では特別展「世界のカエル大集合!~カエルーワールドカップ~」を12月27日まで開催中です。

今回は「チョウセンスズガエル」をご紹介します。

名前の通り、朝鮮半島を含めた東アジアに分布しているカエルで、日本にもペットとして流通しています。

一見緑の体色をした普通のカエルですが、お腹が日本のアカハライモリのような派手な色をしています。

これは、外敵などに襲われた際お腹の派手な色を見せることで、「毒を持っているぞ」と威嚇するためです。

また実際に刺激性の強い毒を皮膚から分泌します。

 

特別展「世界のカエル大集合!~カエルーワールドカップ~」は残り2週間ですが、

まだ紹介しきれていない種類がたくさんいますので、ぜひお見逃しなく。

 

飼育スタッフ 古根川