冬本番!!
忍野村ではここ1週間程で気温がぐんと下がり、朝晩は気温が氷点下にまで下がっています。
水族館の周りでは氷柱ができていました。
よくスタッフが通る場所なので、頭上をよく注意しないと痛い目を見ることになります。
これが落ちてくると思うとゾッとします。
また、バケツの中の水も凍っていました。
かなり分厚い氷ができていました。
改めて忍野の冬はとても厳しいと実感しました。
飼育スタッフ鷲雄
タゴガエルが仲間入り
先日、日本産両生類水槽にタゴガエルが展示デビューしました。
タゴガエルは山地の渓流付近に生息するアカガエルの仲間です。
人目につくことが少ないので詳しい生態は分かっていないことが多いです。
展示では蓋の隙間に隠れていることが多いので、見つからないときは水槽を見上げてみてください。
飼育スタッフ 古根川
ミヤイリガイ調査②
11月30日(月)のブログにてミヤイリガイの採集について紹介しましたが、
採集時にとある写真を撮ってきました。
ただのコンクリート水路の写真に見えますが、
これはミヤイリガイ撲滅運動の際に作られたもので、地方病溝渠(こうきょ)といいます。
ミヤイリガイは流れの速い所では生きていけません。
その習性を利用して甲府盆地をはじめとする、
山梨県の水路を滑らかに水が流れる直線的なものに整備しました。
1996年に地方病の流行が終息したと宣言されましたが、
今でもこの直線的な水路は残り続けています。
水路の側面にある「地方病予防溝渠」と書かれたプレートを見たとき、
地方病の長い闘いの歴史を感じると同時に、
後世に伝えていかなければいけないと強く思いました。
飼育スタッフ 西中
黄金のフグ!?
現在開催中の「~君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展」から今回は「ブロンズパファー」をご紹介します。
ブロンズパファーはタイやマレーシアなどの淡水に生息しているフグの仲間です。
背中がとてもきれいな金色をしていて、今回のカラフルな生き物展にはぴったりの魚です。
金色に輝くフグ。ありがたや~。
別名「淡水マンボウ」とも呼ばれていて、ほかの種類のフグより体が細く、縦長になっているのも特徴の一つです。
いつも水槽の中を元気に泳ぎ回っているのでぜひ観察してみてください。
淡水マンボウという名前もうなずける。
飼育スタッフ 鷲雄
二重回遊水槽、お魚がやってきました。
先日12月3日に二重回遊水槽の魚の搬出作業を紹介しましたが、今回は搬入の様子を紹介します。
搬入する魚たちは養鱒場からトラックで運ばれてきます。
樽に移した魚を台車で館内へ運び、そのまま水槽へ直接入れていきます。
これを何回も繰り返し、ニジマスとカワマスそれぞれ約1,000匹を追加しました。
搬出、搬入共になかなか大変な作業でしたが何とか終了です。
引き続き魚たちの成長を見守っていこうと思います。
飼育スタッフ 古根川
!朝晩の凍結に注意!
水族館がある忍野村では最低気温が氷点下になる日が出始め、
今日の朝は2階のウッドデッキや外階段の手すり、車のフロントガラスなどが凍結して白くなっていました。
また、朝晩の路面の凍結にも注意が必要になってきました。
水族館の館内は暖房が効いているとはいえ、
感染症対策で窓やドアを開けて換気を行っているので、
肌寒い風が時折入ってきます。
ご来館の際はマフラーや手袋などの防寒対策を行ってくださいね。
飼育スタッフ 西中
今日のアカハライモリ⑫
12月に入った途端、朝晩の気温がマイナスになる日が増えました。
水族館で使用している富士山の湧水(約12℃)も温かいと感じるほどです。
急に気温が下がったせいか、一足早くアカハライモリの繁殖行動が始まりました。
雄の婚姻色はまだまだ薄いですが、頻繁に求愛行動をしているのが確認できます。
このまま順調にいけば、来年の2月ごろには産卵をするかもしれません。
前回よりも沢山産卵してくれることを願って、この先も見守っていきたいと思います。
飼育スタッフ 一見
きれいなものには毒がある
現在開催中の「~君はどんな色が好き?~カラフルな生き物展」から今回は「ハナミノカサゴ」をご紹介します。
ハナミノカサゴは暖かい海の沿岸やサンゴ礁に住んでいるカサゴの仲間で、
ひらひらとたなびくヒレがとてもきれいな魚です。
優雅に泳ぎます。
しかし、ヒレの先端には強い毒があり、刺されると激しく痛むので注意して飼育しなければいけません。
近寄ってくる姿はかわいらしいのですが、棘に刺されないように気を付けてエサをあげています。
エサを待つハナミノカサゴ。かわいいけど棘が怖い。
ちょっと危険だけど、とてもきれいなハナミノカサゴをぜひ観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
12月のマンスリー水槽
12月のマンスリー水槽では、ニジマスの稚魚を展示しました。
今回は稚魚の展示だけではなく、
この親魚の実寸大パネルも一緒に展示しています。
稚魚の段階では雌雄を判断するのはかなり難しいですが、
成魚になると見た目が大きく変わるので簡単に判別ができるようになります。
このパネルの親魚は4年ほどの大きさなので、
3か月目の稚魚の大きさと見比べるのも、面白いかと思います。
飼育スタッフ 山﨑
二重回遊水槽、お魚の取り出しです。
昨日12月2日、二重回遊水槽にて魚の搬出作業を行いました。
この水槽は内側と外側の二重構造になっており、
今回は内側の魚を若い魚と入れ替えるため、約1,500匹いる内側の魚全てを取り出します。
水位を減らした水槽でスタッフ数名が魚を網ですくっていき、上からバケツを吊るしてどんどん取り出していきます。
水が少なくなると、魚たちが酸欠になる可能性があるので、時間との戦いです。
なんとか全ての魚を回収し、この日は撤収。
翌日、新しい魚を追加します。その様子は後日のお楽しみに。
飼育スタッフ 古根川