水の中の生きた化石~オーストラリアハイギョ編~
1階企画展コーナーで開催している「水の中の生きた化石展」も、残るところあと3ヶ月程となりました。
この企画展が終了してしまう前に、展示している生き物を数回に分けてブログで紹介していきます。
今回紹介する生き物は、約4億年前から姿かたちが変わっていない魚“オーストラリアハイギョ”です。
魚なのに肺呼吸をする“肺魚”という仲間なのですが、肺の構造が他の肺魚に比べて劣っているため、肺呼吸はあまりせずに普段はエラ呼吸をしています。
また、可愛いらしい顔とは裏腹に、食性は肉食性で咀嚼しながらエサを食べるのも特徴の一つです。
オーストラリアハイギョが見られる「水の中の生きた化石展」は、4月26日(月)まで開催しています。
可愛らしい顔とエサをもぐもぐする姿に癒されてみてください。
飼育スタッフ 一見
スナヤツメの大変身
現在、水族館1階の日本淡水魚水槽にて「スナヤツメ」を展示しています。
当初は成体1匹と幼生2匹でしたが、先日1匹の幼生が成体になりました。
成体になって何が変わったのかというと、眼が開いて口が丸く変形しました。
ヤツメウナギの仲間の幼生期(アンモシーテス)は眼が発達しておらず、
エイリアンのような顔をしていて、顎も未発達なので口が裂溝状になっています。
残り1匹の幼生もいつ成体になるか分からないので、今が変る前の姿を見られるチャンスです。
飼育スタッフ 古根川
パネル作成の勉強
気が少し早いですが、4月28日(水)から1階企画展水槽と2階企画展コーナーで新しい特別展を開催予定なので、
展示する生き物を選んだり、パネルを作成をしています。
今までは何回も企画展パネルを作ってきましたが、
今回は「特別展」なのでパネル作成にも普段以上に力を入れてみようと思い、
デザインの本を購入してみました。
パネルの色はもちろん、写真の使い方や文字の配置など、
勉強になることが沢山あり、さっそく参考にしてみようと思います。
パネルが出来上がったらブログにて紹介していきます。
飼育スタッフ 西中
水族館開館20周年に向けて
当館は今年の4月25日(日)に開館20周年を迎えます。その節目に合わせて新しい展示ブースを現在製作しています。
どのような内容にするか、スタッフ同士で綿密な打ち合わせをして決めていきます。
まだまだ製作中。
パネルの解説だけでなく、いろいろと遊べるような仕掛けも作っていく予定です。
良い展示になるようがんばります!
皆さんに面白いと思って頂けるような展示を作りますので、4月25日の完成までもうしばらくお待ちください。
どんな展示になるかはお楽しみに。
飼育スタッフ 鷲雄
絵を描く飼育スタッフ その4
最近、新しく導入したイラストソフトを使用して魚のイラストを描いています。
魚のモデルは、水族館の横見水槽で展示しているシロチョウザメです。
前後左右そして上下と、あらゆる角度から見たチョウザメを描くため、毎回空き時間にチョウザメとにらめっこして必要な資料を集めています。
このイラストは、のちにあるものに使用する予定です。
どんなものになるのか、完成を楽しみにしていてください。
飼育スタッフ 一見
かまくらの中はあたたかい!?
忍野村ではここ一週間で2回雪が降り、
水族館の周りは雪景色となっています。
どちらも地面が白くなるほどの降雪量で、
スタッフ「総出」で雪かきをしました。
雪かきはとても大変な作業ですが、
やはり雪が積もるとなぜか遊びたくなってしまいます。
そこで、今回はお昼休みに「かまくら」を作ってみました。
小さな子どもならすっぽりと入れてしまう大きさです。
「かまくらの中は暖かい」とよく言われますが、
実際に暖かいかどうか中に入って体験してみてください。
飼育スタッフ 山﨑
昨日に引き続きの雪
夜から朝方にかけて降った雪で、水族館は再び真っ白になりました。
今日の作業は昨日に引き続き「雪かき」からスタートです。
スコップや除雪機などを使って雪を寄せていきます。
今日の雪は水分を多く含んでいるのでとても重く、
明日は腕や足が筋肉痛になりそうです。
また、雪かき中に動物の足跡を沢山見つけました。
どの動物の足跡なのかは分かりませんが、
改めて水族館の周りは野生動物が多いと実感しました。
飼育スタッフ 西中
雪の日の水族館
昼は暖かい日が続き、今年は雪が積もらないと思っていた矢先、今朝から水族館の周りでは雪が降り積もっています。
木の枝の先にまで雪が積もり、真っ白な世界が広がっています。
雪の深さは、朝の段階で既に10cmありました。
今日は1日中雪が降る予報なので、防寒対策と足元に気を付けてお越しください。
飼育スタッフ 一見
ブルーダイヤモンド!?
今回は、現在開催中の「~君はどんな色が好き~カラフルな生き物展」から「バルーンブルーダイアモンドラミレジィ」をご紹介します。
名前を聞くだけでなんだか豪華そうなこちらの魚ですが、名前の通り体が鮮やかなブルーに輝いていてとてもきれいな魚です。
ヒレや体が青く輝いています。
実はこの魚、「ラミレジィ」という魚を品種改良して作られた魚です。
他にもさまざまな種類のラミレジィが作られていて、どれもきれいな色や模様をしています。
水族館ではバルーンブルーダイアモンドラミレジィのみを展示していますが、他のラミレジーもとても綺麗なので、ぜひ調べてみてください。
まだ色がない個体も飼い込めば発色していきます。
飼育スタッフ 鷲雄
ヒレンジャクがきた
成人の日が過ぎたあたりから、
「ヒレンジャク」が見られるようになりました。
冬鳥の一種で、山中湖でたくさん見られることもあり人気の種類です。
そのヒレンジャクはヤドリギの実を食べる習性があり、
そして何よりたくさんの数で群れを構成しているため、
時に1本の樹に100羽も集まります。
水族館にもヤドリギが生えている場所があるので、
さかな公園内にも集まってくれると良いなと思います。
飼育スタッフ 山﨑