2021年06月04日

産卵床のスポンジ

今年もバックヤードで飼育しているミズカマキリが5月終わりに行っていた交尾を経て、

本日産卵を確認しました。

 

ミズカマキリは普段水中で生活していますが、

産卵は陸上の湿ったやわらかい場所にします。

 

昨年は目の粗いスポンジで陸場を作って産卵床としましたが、

今年は生け花用のスポンジを使いました。

吸水性も抜群で体の小さいミズカマキリでも簡単に穴をあけて産卵することができるため、

昨年より卵の数が多いように感じました。

 

ミズカマキリの次はタイコウチの産卵が控えているので、

今回試したスポンジを使って産卵をしてもらおうと思います。

 

飼育スタッフ山﨑

2021年06月01日

象に似た虫??

今日、開館作業のために外池の周りを歩いていると、足元に動くものを見つけました。

それは昆虫好きの私が特に好きな「オオゾウムシ」です。

2センチくらいあります

オオゾウムシはカブトムシやクワガタなどが属する「コウチュウ目」の仲間です。

口吻(こうふん)と呼ばれる口が象の鼻のように長いので名前が付けられています。

この特徴的な口を使って朽ち木や植物の種を食べたり、穴を掘ったりしています。

口吻が短いゾウムシの仲間もいます!

ゾウムシの仲間はなんと死んだふりが得意で、

触ろうとすると足を丸めて動かなくなったり、自ら葉っぱの上から落ちたりします。

 

今回見つけたオオゾウムシは森林に生息しており、

水族館の周りでもよく見つかるので気になる方は探してみてください。

 

飼育スタッフ 西中

2021年05月31日

小さなウーパールーパー

現在バックヤードにて、今年の3月に産まれたウーパールーパー(メキシコサンショウウオ)の幼生を育てています。

ウーパールーパーの幼生

実は去年もウーパールーパーが産卵をしていたので、卵の飼育に挑戦をしていたのですが、

エサ不足のせいか初期段階で全滅してしまいました。

そのため、今年はエサを与え始めるタイミングと給餌回数を工夫してみたところ、

去年よりも体格が良く成長していて、最近では小さな後ろ足も生え始めてきていました。

すくすく成長中!

今のところ幼生の数も多いので、このまま何事もなくたくさん成長していってほしいです。

飼育スタッフ 一見

2021年05月30日

チョウザメのポワレ~ラタトゥイユソースを添えて~

前回に引き続き、おいしい水族館で展示している飼育スタッフオリジナルレシピをご紹介します。

 

今回のレシピは「チョウザメのポワレ~ラタトゥイユソースを添えて~」です。

 

チョウザメと言えば一般的には卵を塩漬けにしたキャビアが真っ先に思い浮かぶと思いますが、実は身もおいしい高級魚です。

 

チョウザメの身は白身で魚独特の臭みがなく、鶏肉に近いような食感をしています。

 

唐揚げやお刺身などもおいしいですが、今回はポワレにして外はカリっと、中はふんわりと焼き上げました。

 

最後にトマトの酸味が効いたラタトゥイユソースを添えて、オシャレな一品になりました。

 

 

チョウザメの味が気になる方はぜひ作ってみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2021年05月27日

令和3年度 ホトケドジョウ産卵記録 part.2

 

5月14日(金)のブログで紹介したホトケドジョウの稚魚の続きですが、

かなり成長が進み体色が少し目立つようになりました。

エサはまだ小さなアルテミア幼生ですが、そろそろ別の大きいエサに切り替えようと思っています。

今後も順調に大きくなれるよう育てていきます。

 

飼育スタッフ 古根川

2021年05月25日

忍野村の天気は?

水族館がある忍野村では変わりやすい天気が続いています。

最高の日向ぼっこ日和!

晴れていたのに急に雨が降ってきたり、

最高気温が20度を超える日が続いたと思ったら15度以下の日もあったりと、

制服を半袖か長袖かのどちらにしようか毎朝迷っています。

木曜日の予想最高気温は12度らしいです…

館内は地下水を使用している水槽の冷気でひんやりしているので、

来館される際は軽く羽織れるものを持ってくるのをおすすめします。

飼育スタッフ 西中

2021年05月20日

海のダンゴムシ

水族館1階企画水槽と2階企画展示コーナーでは「森の中の水族館。20周年記念特別展」を開催しています。

今回はその中から「オオグソクムシ」を紹介します。

展示水槽の前で「ダンゴムシがいる!」という声が聞こえてくるぐらいダンゴムシに似た姿をしており、

深海ブームもあって知っている方も多いのではないでしょうか。

生物の死骸などを食べる為、海の掃除屋とも呼ばれています。

また、この生き物は2018年1月~4月に開催した、外見や習性など様々な特徴を持った生き物を集めた特別展「変わりもの展」で展示していました。

この展示は過去行った企画展・特別展の中でも特に人気が高く、

もう展示は終わりましたか?また見たいです!という声が多く寄せられていました。

個人的にも思い入れのある展示だったので、

過去の企画展・特別展を振り返る今回の特別展で「変わりもの展」が少しだけでも復活できたことはとても嬉しいです。

飼育スタッフ 西中

2021年05月15日

飼育スタッフ オリジナルレシピ 「富士の介とミニトマトの冷製パスタ」

4月25日から展示を開始した「おいしい水族館」では、

山梨県内で養殖されている魚を利用した飼育スタッフのオリジナルレシピをご紹介しています。

 

今回はその中から「富士の介とミニトマトの冷製パスタ」をご紹介します。

 

富士の介は上質な脂と豊かな旨味が特徴で、生で食べるのが特に美味しいです。

 

ニンニク、大葉、ミニトマトと一緒に和えて夏にぴったりな冷製パスタを作ってみました。

 

脂の乗った富士の介とさっぱりしたミニトマトが合わさってとても美味しく仕上がりました。

 

おいしい水族館にてレシピメモを置いてありますので、ご家庭でもぜひ作ってみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2021年05月14日

令和3年度 ホトケドジョウ産卵記録

 

4月8日に紹介した「ホトケドジョウ」ですがあれから無事に産卵しました。

孵化後3日後の仔魚

現在孵化してから約2週間が経っており、エサをもりもり食べて順調に成長しています。

食べた後はお腹がエサの色になっているのが分かります。

エサはアルテミア幼生

今の所約150匹の稚魚がいますが、卵を持っていそうな親がまだいるので

今後更に卵を産んでくれることを期待しています。

 

飼育スタッフ 古根川

2021年05月10日

5年前の特別展は…?

好評開催中の「森の中の水族館。20周年記念特別展」の中から「ポタモトリゴン・モトロ」を紹介します。

この魚は、5年前の2016年7月から10月にかけて開催された「大アマゾン展」で展示していました。

大アマゾン展はアマゾンに生息している生き物を展示した特別展で、1階企画水槽と2階企画展示コーナーに加え、

中流水槽を使った大規模な展示でした。

ポタモトリゴン・モトロは淡水エイの仲間で、海に居そうな見た目をしていますが、純淡水で飼育することができます。

人慣れする魚で、慣れてくると直接手から餌を食べるようにもなります。

餌は1日1回不定期に与えているので、食べている瞬間を観察して頂けたらと思います。

口が可愛いです。

飼育スタッフ 西中