2021年06月21日

青い舌のトカゲ

水族館1階、2階にて好評開催中の「森の中の水族館。20周年記念特別展」ですが、早いもので開催期間が残り1か月となりました。

ブログにて特別展の生き物を度々紹介してきましたが、今回はその中から「アオジタトカゲ」を紹介します。

ツチノコ?

この生き物は2020年5月から11月まで開催した特別展「飼育スタッフの好きすぎる生き物展」で展示していました。

太い身体に対して手足が短いので、床材に手足が隠れていたりすると「ツチノコ」のようにも見えたりします。

外敵に襲われると名前の由来となっている青い舌を見せて威嚇しますが、飼育下だとなかなか見せてくれません。

口を開けて餌を追いかけるときがあります

しかし、エサを食べている時は舌を見せてくれることがあるので、

飼育スタッフが餌やりをしていたら口の中に注目してみてください。

ぺろっ

飼育スタッフ 西中

2021年06月19日

タガメの孵化がスタート

今朝見回りをしていた時に、

タガメの卵に変化が現れ、中央下の卵から一匹目の孵化が始まりました。

 

沢山の卵の集まりですが、

一匹目が生まれ始めると卵塊全体に促され、

一斉に孵化が始まっていきます。

 

今回はまさに孵化の始まりの様子をとらえることが出来ました。

 

無事に孵化が終わってバックヤードで成長させたら、

展示に出る予定ですので楽しみにお待ちください。

 

飼育スタッフ山﨑

2021年06月18日

鮎飯(アユの炊き込みご飯)

前回のブログに引き続き、飼育スタッフオリジナルレシピをご紹介します。

本日紹介するのは鮎飯(アユの炊き込みご飯)です。

 

川魚でおいしい魚といえば、アユを思い浮かべる方も多いと思います。

アユ

塩焼きが定番の料理法ですが、今回は塩焼きにしたアユをご飯に乗せて炊き込みご飯にしてみました。

 

 

ふんわりとしたアユの身と炊き立てのご飯が相性ばっちりで、まるで料亭のような味がご家庭でも味わえます。

 

今が旬のアユをぜひ味わってみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2021年06月15日

1000日から1年

先日、マミズクラゲの連続展示記録1000日達成とマミズクラゲが展示している

マイクロアクアリウムコーナーのリニューアルからちょうど1年が経ちました。

現在も稚クラゲが生まれ、飼育も順調に進んでいるので、まだまだ記録を更新できそうです。

今年は飼育面だけではなく、野外調査にも力を入れようと思っています。

場所によってはこの時期でもマミズクラゲが自然界で見つかっているので、

もし見かけた方がいらっしゃいましたらご一報いただけると嬉しいです。

飼育スタッフ 西中

 

2021年06月13日

今日も飼育スタッフは何かをつくっている。

水族館20周年を記念して、これまでに新しい展示コーナーの“おいしい水族館”や新しい年間パスポートのデザインを作成してきましたが、まだまだ新しいものを沢山作っていく予定です。

今回は、6月の半ばに展示予定の新しい生き物のための展示水槽を少しだけご紹介します。

「無ければ作る」というのがこの水族館のスタンスになりつつあるせいか、水槽用のフタや水槽台は今回も飼育スタッフの手作りです。

手作りの網蓋

展示する生き物が特殊なため、丈夫な金属製の網目蓋を作りました。

展示のレイアウトも今まで使ったことのない素材を使います。

レイアウトに使うのは藁!?

どんな生き物が展示されるのか今後お楽しみに。

飼育スタッフ 一見

2021年06月12日

ホンモロコの南蛮漬け

今日は水族館2階の常設展示「おいしい水族館」に掲載している飼育スタッフオリジナルレシピの中から「ホンモロコの南蛮漬け」をご紹介します。

 

ホンモロコは滋賀県にある琵琶湖固有種のコイ科の魚で、コイ科の中では一番おいしいと言われています。

ホンモロコ

 

現地では素焼きや佃煮などで食べられており、山梨県では休耕田を利用した養殖が行われています。

 

今回はそんなホンモロコを南蛮漬けにしてみました。

ホンモロコの南蛮漬け

 

骨まで柔らかいホンモロコにお酢の甘酸っぱい味がしみ込んで、クセになるおいしさになりました。

 

おいしい水族館ではレシピも掲載しているので、味が気になる方はぜひ作ってみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2021年06月11日

ミナミメダカの雌雄

以前ご紹介した山梨県産のミナミメダカは順調に産卵を繰り返し、数が増えています。

 

繁殖を行う上で一番大事なのが、雌雄を見分けることです。

オスだけでは殖えないし、その逆も然りです。

 

メダカは雌雄を簡単に見分けられるポイントが2つあります。

それは背びれと尻びれで判断できます。

 

オスの背びれには切れ込みがあり、メスにはありません。

また、オスのほうがメスに比べて尻びれが長いのが特徴です。

 

他の生き物の場合でも、採集の時から雌雄をしっかり確認して持ち帰り、

当館で繁殖を行っています。

 

飼育スタッフ 山﨑

2021年06月10日

令和3年度 ホトケドジョウ産卵記録 part.3

 

5月27日(火)のブログにてホトケドジョウの紹介をしてから約2週間が経ち、稚魚たちは少しずつ大きくなっています。

ぱっと見ではあまり変化はなさそうですが、体色が少し濃くなっていたり、

餌をアルテミア幼生から刻んだアカムシに変えたので

お腹がオレンジ色から赤色になっていたりと、様々な変化があります。

といってもまだまだ小さいので、今後も引き続き成長を見守っていきたいと思います。

 

飼育スタッフ 古根川

2021年06月08日

子供たちに人気の生き物が登場です。

現在、水族館1階、2階にて「森の中の水族館。20周年記念特別展」を開催しています。

今回はその中から子供たちの人気者「ヘラクレスオオカブト」を紹介します。

この生き物は「世界最大のカブトムシ」としてとても人気が高く、最近はペットとしても多く流通しているので、

名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

長い2本の角と黄色い前翅が特徴的で見た目がかっこいいカブトムシの仲間です。

このヘラクレスオオカブトは2018年7月~10月に開催した世界のカブトムシやクワガタ、

水生昆虫や奇蟲と呼ばれる虫に近い仲間を集めた特別展「むし・虫・蟲」で展示していました。

 

夏になると今年はカブトムシやクワガタを展示していますか?と声をかけられる事も多いので、

皆様の記憶に残っている展示かと思います。

この20周年記念特別展は7月12日(月)まで開催しています。

この機会に人気の高いヘラクレスオオカブトを観察してみてください。

飼育スタッフ西中

2021年06月05日

ひとときの幸せ

6月に入り、忍野村ではジメジメした日が続いていますが、

水族館の周りでは「ムラサキツユクサ」が見頃を迎えています。

 

ムラサキツユクサは6月から9月に鮮やかな紫色の花を咲かせるツユクサ科の植物で、

 

3枚の紫色の花弁に黄色い雄しべが特徴的です。

ムラサキツユクサ

 

水族館の周りでは薄いピンク色や赤っぽいムラサキツユクサも咲いていて、コントラストがとてもきれいです。

いろんな色のムラサキツユクサ。上品ですね。

 

憂鬱な梅雨の時期ですが、たくましく咲くムラサキツユクサを見て、私も元気をもらいました。

 

ちなみに花言葉は「ひとときの幸せ」だそうです。

 

飼育スタッフ 鷲雄