2022年01月22日

寒いけど綺麗

水族館がある忍野村ではかなり寒い日が続いています。

来週の天気予報では雪マークが付いているので、路面の凍結にはお気をつけ下さい。

 

また、この時期になると水族館1階エレベーター横の外には滝の水が飛んで大きな氷柱が出来上がります。

氷柱がどのくらいの大きさになったのか、毎年密かに楽しみにしています。

もっと大きくなります

他にも足元を見ると、水が飛んだ部分が凍っていたり、かなり立派な霜柱があったりします。

冷たい風が吹くとカメラ持つ手が震えます

寒い冬にしか見る事が出来ない美しい光景です。

飼育スタッフ 西中

2022年01月21日

水族館の『掃除屋』

水族館1階の水草水槽には飼育スタッフの代わりに水槽を掃除してくれる「掃除屋」が3種類います。

「ヤマトヌマエビ」、「ミナミヌマエビ」、「ボウズハゼ」の3種類です。

 

ヤマトヌマエビとミナミヌマエビは一般的なアクアリウムの掃除役としても有名で、

水槽内に繁茂してきたコケを食べてきれいにしてくれます。

ミナミヌマエビ                      ヤマトヌマエビ

 

ボウズハゼは口が吸盤上になっていて、

石や壁に張り付いて生えているコケを食べてきれいにしてくれます。

ボウズハゼ

 

それぞれ飼育スタッフの手の届かないところまで掃除してくれるので、とても助かっています。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2022年01月20日

二重回遊水槽の搬入作業

 

今日は二重回遊水槽用の魚の搬入作業を行いました。

今回やってきた魚はみなさんご存じの「ニジマス」です。

全部で80匹100kg近い量ですが、うち30匹はアルビノ個体のニジマスです。

養鱒場からトラックで運ばれてきたニジマスたちは、一旦水族館の水に慣れさせてから水槽へ搬入します。

搬入は全て人力で行うので真冬でも一汗かいてしまうほど大変です。

新しく来た魚は無事水槽で泳いでくれているので一安心です。

 

飼育スタッフ 古根川

2022年01月17日

水中カメラ再開しました!

最近、水族館の周りは良い天気の日が続いています。

朝一は空気が澄んで富士山がとても綺麗に見えるので、

通勤途中にも関わらず車を止めて写真を撮ってしまいます。

迫力もあります

さて、水族館の2階には水中カメラが設置されています。

しばらくの間調整中でしたが、少し前に再開しました。

触る前はアルコール消毒を忘れずに!

モニター下にボタンがあるので、それを押すと二重回遊水槽の中にある水中カメラが動く仕組みになっています。

魚たちと同じ目線になるので、一緒に泳いでいるような感覚になります。

是非、水中カメラを動かしながら魚たちを観察してみて下さい。

飼育スタッフ 西中

2022年01月16日

小さなカヤネズミ④

つい最近新年初の雪が降ったかと思えば、なんとカヤネズミも今年初の繁殖を行っていました。

これで水族館のカヤネズミが繁殖するのは4度目になります。

通常カヤネズミの繁殖期は九州などの南部地域では秋と春の2回で、関東では夏の1回ですが、水族館では秋から冬にかけて毎月(別個体のメスが交互に)繁殖しています。

この時期のみ繁殖するのは全国的にも珍しいので、今後は繁殖時期や飼育条件などを細かく記録していこうと思います。

また変化があったらブログにて報告します。

スタッフの爪をかじる元気な子が産まれたよ

飼育スタッフ 一見

2022年01月15日

新展示レイアウト水槽完成!

以前からブログでお伝えしていた新展示のレイアウト水槽がようやく完成しました。

今回のレイアウト水槽は「水が流れる湧水池」をイメージして作製しました。

レイアウト完成!

 

陸地部分に水路があり、その最上部から水が流れ、水たまりに溜まった水があふれ出るような流れになっていて、

自然の湧水池付近の水流を再現しています。

 

水たまりには湧水池などでよく見られる植物のセリを植えています。

写真左端の植物がセリです。いい感じ。

 

この水槽では湧水池を生息場所にしている「ホトケドジョウ」を展示しています。

水草に隠れるホトケドジョウ。かわいい。

 

ホトケドジョウは環境省のレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されている希少種で、生息環境の悪化などにより数が減っている魚です。

 

この水槽を見て魚だけでなく、その周りの環境についても知っていただけたら嬉しいです。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2022年01月13日

カエルの掃除

 

先日、両生類コーナーの水槽掃除をしました。掃除したのは「ヤマアカガエル」水槽です。

ヤマアカガエルは山間部に生息している茶色い体色をしたカエルです。

展示水槽では生息環境に合わせて小さな川を再現していますが、川の砂利が苔で汚れてきたので丸洗いをしました。

きれいになった水槽にカエル達は少し驚いて歩き回っていました。

 

隠れ家になる様に石を組んでいた場所もつぶれていたので復旧させました。

中から見られています…

きれいになった水槽にカエル達もご満悦です。

 

飼育スタッフ 古根川

2022年01月11日

搬入から1ヶ月

二重回遊水槽の魚の搬入から1ヶ月が経ちました。

搬入直後は魚たちが水槽の底の方に集まって泳いでいましたが、

今では水槽に慣れたのか自由に泳いでいます。

 

前回の搬入では二重回遊水槽の内側に「ニジマスのアルビノ」を入れなかったのですが、

今回2年ぶりに入れたところ、黄色い魚は何ですか?とよく聞かれるようになりました。

ニジマスのアルビノ
ニジマス

「アルビノ」とは黒い色素(メラニン色素)を生まれつき持っていない突然変異の個体で、

ニジマスなどの魚以外にも両生類や哺乳類、爬虫類などでも見られます。

遠くからでもよく目立つので、野生では捕食者に食べられてしまいなかなか見る事ができません。

水族館ならではの展示なので、是非ご覧ください。

飼育スタッフ 西中

2022年01月09日

水生昆虫水槽の抽水植物

今年の夏にリニューアルした水生昆虫コーナーに当初は

タイコウチ水槽にオモダカ、

ゲンゴロウ水槽にヒシを植えていましたが、

 

冬になり残念ながら抽水植物なので枯れてしまいました。

 

しかし、土の中を見るとオモダカは球根のようなもの、

ヒシは地下茎がしっかりと残っていました。

 

春になって水温が上がってきた頃に、

芽が出て繁茂してくれればと期待しています。

 

また、ゲンゴロウはヒシなどの植物の茎に産卵をするので、

そちらも期待して待ちたいと思います。

 

飼育スタッフ 山﨑

2022年01月07日

初雪

昨日、忍野村で今年初めての降雪を確認しました。

この時期水族館がある忍野村は、夜間には気温-10℃前後になるのが当たり前です。

そのため、一度降り積もった雪はなかなか解けません。

今回はあまり積もりませんでしたが、昼間に溶けた雪が夜に凍って地面が滑りやすくなっています。

来館される際は、防寒対策と足元に気を付けてお越しください。

飼育スタッフ 一見