2018年09月01日

秋の音色

9月になり、さわやかな秋風が吹く季節になりました。
そんな今月のマンスリー水槽は「スズムシ」です。
その名の通り、鈴のような「リーンリーン」という音が水族館のエントランスから聞こえてくると、
「もう秋になったのだな。」と感じます。
スズムシの雄の羽は幅が広く脈が発達しており、太い脈の一部はヤスリのようになっていて、
羽を垂直に立てて細かく鳴らすことができます。
皆さんもスズムシの奏でる音色を聞いて秋を感じてみてください。
飼育スタッフ 西中

2018年08月27日

人気でかっこいい生き物

館内を歩いていると、

タガメの水槽の前で「かっこいい」とよく耳にします。

大きな前足と、見た目からのインパクトもとても強い生き物です。

今回はそんな「タガメ」の紹介をします。

 

タガメは日本最大の水生昆虫で、

小魚やオタマジャクシなどを捕獲し、

相手の体の中に消化液を入れてとけた内臓を食べる「体外消化」

という方法でエサを食べます。

 

日本の各地の水田や湖沼などで見られますが、

現在は環境の変化により個体数が激減し絶滅危惧種にも指定されている希少な生き物です。

 

そんなタガメを館内では間近で観察することが出来ます。

また、タイミングによってはエサを食べているタガメを見ることも出来ますので、

その際はぜひ観察してみてはいかがですか。

 

飼育スタッフ山﨑

2018年08月23日

漂い上手なウキゴリさん

またまた、水族館にやってきた新しい生き物のご紹介です。今回は「ウキゴリ」という魚です。

日本各地でよく見られるハゼの仲間で屋久島や隠岐諸島などの離島にも生息しています。

一般的にハゼの仲間は水底付近で暮らすことが多い魚で、このウキゴリも成魚は同じように水底で暮らしますが、

数cm程度の若魚は水中をフワフワと浮いているように泳ぐ習性があります。このことから「ウキゴリ」と命名されました。

水族館で展示している個体もよくフワフワと漂うように泳いでいるので、ぜひ観察してみてください。

飼育スタッフ 古根川

2018年08月18日

夏休み後半もまだまだやります

お盆も過ぎて、水族館がある忍野村もかなり過ごしやすい陽気になりました。

 

水族館の夏休みは毎日イベントを行っています。

夏休み後半には森の中の工作体験。やジェルキャンドル作り、ミステリータッチングなどのふれあいイベント

も開催予定です。

自分だけのオリジナルグッズを作ったり、普段なかなか触れない生き物と触れ合うことが出来ます。

 

残り半分を切った夏休みも、涼しく過ごしやすくなった水族館で夏の思い出を作りましょう。

飼育スタッフ 羽生

2018年08月13日

チョウザメ大人気

夏休みということで、沢山のお客様にご来館頂き、館内がとてもにぎやかです。

 

現在、水族館では大人気イベント「チョウザメタッチング」を開催中です。

チョウザメは名前にサメと入ってますが、実はサメの仲間ではありません。

なので、安心して触ることができます。最初は怖がって腰が引けていた方も、

勇気を出して触ってみたら「意外とかわいい」「また触りたい」など、言っていただけました。

 

また、チョウザメは水族館の外池で飼育しているので、水温が12℃と、とても冷たいので、

「すごい冷たい」や「冷たくて気持ちいい」と声が聞こえてきました。

 

こちらのチョウザメタッチングは今日、明日も開催しますので、

チョウザメと触れ合って、サメとの違いや、水の冷たさなど感じていただければと思います。

飼育スタッフ 西中

2018年08月09日

お気に入りの川の魚

 

夏休みということで、

皆さんは川に遊びに行く機会も増えると思います。

また、川で遊べばたくさんの生き物に出会うことでしょう。

 

そこで今回は、川の魚で私が一番のお気に入りの

「オイカワ」をご紹介します。

コイ科の仲間であり、中流域から下流域などでよく見られます。

 

オイカワは、5月から8月にかけて繁殖期になり、

その時のオスの婚姻色がとてもきれいになります。

 

 

淡水魚は地味だ」とよく思われがちですか、

青色や緑色、赤色が混ざる婚姻色はとてもキレイで、

私もその色に魅了された一人です。

 

是非、川に遊びに行ったときは、そーっと覗いて探してみて下さい。

飼育スタッフ 山﨑

2018年08月03日

「子負虫」、読めますか?

特別展「むし・虫・蟲」が始まってから、早いもので一か月が経ちました。

二階企画展コーナーでは水生昆虫などを展示していますが、

その中の「コオイムシ」が産卵・孵化しました。

コオイムシの仲間は名前の通り、メスがオスの背中に卵を産み付け、

オスは幼虫が孵化するまで背中で卵を守り続けるという少し変わった繁殖行動をするのが特徴です。

 

孵化した幼虫は小さいながらも、親と同じ立派な鎌を持っています。

まだ全ての卵が孵化したわけではなく、これからもどんどん産まれてくるので、

タイミングが合えば水槽内で産まれたてのベビーを観察するとこが出来るかもしれません。

 

飼育スタッフ 古根川

2018年07月31日

「第一回 森の中の水族館。生き物総選挙」開催中

現在、水族館の人気No.1を決める「第一回森の中の水族館。生き物総選挙」を開催中です。

 

夏休み期間の7月21日(土)から8月31日(金)までの6週間で水族館の各部門別人気No.1と総合1位を決めます。

 

7月27日(金)まで開催されていた第1選挙区「カッコイイ生き物選挙区」では、

僅差ながらモリアオガエルが1位、タガメが2位に選ばれました。

              

現在は第2選挙区「カワイイ生き物選挙区」が8月3日まで開催中です。

「ミナミメダカ」や「アカハライモリ」など、可愛さ人気の高い生き物12種類がラインナップされています。

     

皆さん、水族館にお越しの際は、自分の推し生き物に一票投票してみてください。

 

飼育スタッフ 羽生

2018年07月27日

ミステリーなタッチング

水族館では夏休みのイベントが続々と始まっています。

昨日、今日と、水族館の人気イベント「ミステリータッチング」を開催しました。

当日まで、どんな生き物と触れ合えるか分からないというイベントです。

ちなみに今日は、特別展「むし・虫・蟲」にちなんで、カブトムシです。

カブトムシを触ると、幼い頃によく捕まえに行ったな。と懐かしい思い出がよみがえります。

このイベントは7月30、31、8月8、9、15、16、23、24、30、31日と開催します。

次回はどんな生き物に触れ合えるか、ご期待下さい。

飼育スタッフ 西中

2018年07月22日

夏のあの虫を標本にできます。

ただいま特別展「むし・虫・蟲」が開催中です。

 

 

その中で今回だけの展示として、

昆虫標本を2階に展示しています。

 

カブトムシやクワガタだけでなく,

ガの仲間やコガネムシの仲間の標本もあります。

 

 

それに合わせて、夏休みのイベントとして「昆虫標本作り」を行います。

来館者の方には、カブトムシを使って簡単なジオラマ標本を作っていただきます。

 

 

 

標本を上手に管理すると、

なんと100年以上先まで残すことが出来ます。

 

 

夏の思い出として、自由研究として、体験してみてはいかがですか?

 

飼育スタッフ 山﨑