サンショウウオのお食事事情
今回はサンショウウオの餌についてです。
いままではコオロギのみを与えていましたが、それだけでは栄養が偏ってしまうので他の餌も与えることにしました。
今回与えるのはこのカメ用の配合飼料です。
本来、サンショウウオは動いているものにしかエサとして反応しないので、配合飼料のような動かない餌にはなかなか餌付きません。
しかし、繰り返しあげることでバックヤードのサンショウウオ達は飼育スタッフの顔が見えると、
「ん?餌?」といわんばかりの表情でこちらを見てくるほど慣れてきます。
ここまで慣れるとあとは簡単、水にふやかした配合飼料をピンセットで目の前に持っていくと・・・
パクッと食べてくれます。
この調子で、サンショウウオ達には大きく育ってもらいましょう。
飼育スタッフ 古根川
日本と入っている生き物は??
現在、水族館では企画展「いろんな国大集合!アクアリウムスポーツフェスティバル」が開催中で、
1階企画水槽では様々な国の名前がつく生き物を展示しています。
今回は「日本」の名前がつく生き物を2種類紹介します。
1種類目は「ニッポンバラタナゴ」です。
昔は用水路などで幅広く見られた日本の固有種ですが、
開発や外来種の影響で数が少なくなってしまい、今では絶滅危惧種に指定されています。
オスの婚姻色の青や赤色がとてもキレイな薔薇色に見えることから名前が付けられています。
2種類目は「ヤマトヌマエビ」です。ヤマト(大和)は日本の古称のことです。
普段は水槽に生えたコケや、魚などの食べ残しを食べてくれるお掃除役として様々な水槽に入っていますが、
今回は主役として水槽の中に入っています。
ヤマトと名前に入っていますが、実は日本以外のマダガスカルなどにも生息しています。
他にも様々な国の名前がつく生き物を展示しているので、
生き物だけではなく、その国について調べてみると、
また違う視線で生き物を見ることができるかもしれません。
飼育スタッフ 西中
かくれ○○パート2
水族館の展示水槽には、魚名版に載っていない魚がときどき紛れていることがあります。
今回は、熱帯魚水槽コーナーのエンゼルフィッシュと一緒に泳いでいる隠れた生き物を紹介します。
それは、オトシンネグロスという小さなナマズの仲間です。
熱帯魚を飼育している人達の間では、コケを食べてくれる“お掃除魚”として愛されています。
水族館にいるオトシンネグロスもお掃除魚として水槽のコケ掃除を手伝ってくれています。
体の色が流木とそっくりな為、なかなか見つけることができません。
一目見てみたい方は、じっくり時間をかけて探してみて下さい。
飼育スタッフ 一見
水族館内からの雪景色
昨日からの降雪により忍野村は雪景色に包まれました。
このブログを書いている現在もしんしんと雪が降り続いています。
現在の気温はマイナス4度ととても寒い1日ですが、水族館内は暖かく、生き物たちも元気に生活しています。
また、横見水槽からは池で泳ぐ魚と共に雪景色が見られたり、
水族館の2階からは木々に降り積もった雪が一望出来たりと、普段の水族館とは違う幻想的な風景も見ることができます。
ご来館の際は、普段とは違う水族館の風景を是非お楽しみ下さい。
飼育スタッフ 鷲雄
大きな水槽の掃除①
水族館には「深みの魚水槽」という水槽があります。
この水槽は山
中にはヒメマスやコイ、
今回はこの水槽の掃除を紹介しま
魚たちを水槽に入れたまま掃除を行うので、
人の膝丈ほどまで水を減らして水槽の中に入り
水槽や擬岩、擬木に付いた汚れなどをデッキブラシやスポンジな
意外と大きな水槽なので、なかなか
終わった後は達成感があります。
これか
日々の掃除やメンテナ
飼育スタッフ 西中
大きくなったら何cm? Part.5
今回も引き続き大きく育つ生き物をご紹介します。
今回の魚は「ギギ」です。あまり聞きなれない魚ですが、前回紹介したナマズの仲間です。
現在展示している個体は約10cmですが、最大で約40cmまで育ちます。
余談ですが、ギギのオス親は巣の中で卵や仔稚魚を保護します。
まだ未成魚ですが大きくなるとイクメンぶりが見られるかもしれません。
飼育スタッフ 古根川
プランツ トリマー
最近、水族館1階にある水草水槽のアゼに生えている植物たちが
調子よく成長してきていて伸び放題になっています。
このままでは、成長した葉っぱの陰になって他の植物たちが枯れたり、
生き物がアゼに登れなくなってしまうので、
今回は植物のトリミング作業(葉っぱを間引くこと)を行いました。
伸びきった葉っぱをちぎり、植物同士がぶつかっている所も不自然にならないよう手を加えてスッキリさせました。
これからも細目に手入れをして、アゼに生い茂っている植物も美しい水草水槽にしていきます。
飼育スタッフ 一見
ニシキテッポウエビ
現在、水族館では企画展「いろんな国大集合!アクアリウムスポーツフェスティバル」が開催中です。
今回はその中から「ニシキテッポウエビ」をご紹介します。
ニシキテッポウエビは暖かい地方の浅い海に住んでいるエビの仲間で、
はさみを「ぱちん!」と鳴らし、その衝撃波で魚を気絶させて食べてしまいます。
その習性から今回の企画展ではスポーツの「射撃」としてニシキテッポウエビを展示しています。
また、穴を掘って巣を作る習性があり、ハゼと共生することでも有名です。
水族館でも巣を作る様子を観察することが出来ます。
一生懸命巣作りしているので、見かけた際は暖かく見守ってあげて下さい。
飼育スタッフ 鷲雄
タガメの成長記録 冬眠編
先日、以前投稿したタガメのブログを見たという
小学生のお客様が水族館にいらっしゃいました。
「あのタガメたちは、今どうなっていますか?」
という質問を受けたので、
現在のタガメがどうなっているかご報告します。
数多くいるタガメは現在「冬眠中」です。
写真のように、一匹に対して1つの部屋になるようにしています。
この容器では水中で冬眠させていますが、
このようにミズゴケの中で冬眠させている個体もいます。
この冬の期間に冬眠をさせて自然界と同じようにすることが、
来春以降の繁殖成功の鍵とも言えます。
冬眠の様子は毎週土曜日開催の「バックヤードツアー」で見ることが出来ますので、
参加した際にはお気楽に質問してみて下さい。
飼育スタッフ 山﨑
なんともいえない可愛いお顔
現在、水族館では企画展「いろんな国大集合!アクアリウムスポー
1階企画水槽では様々な国の名
今回はその中から「
メキシコサンショウウオ
ウーパールーパーという
テレビのCMで知名度が一
日本に流通している個体の殆どは養殖されたものですが
原産地のメキシコでは絶滅の危機に瀕しています。
正面から見る
とても可愛いので是非観察してみてください。