ミヤイリガイとカワニナ
「ミヤイリガイと地方病~7ミリの小さな巻貝と115年の長い歴史~」ではミヤイリガイの横に「カワニナ」という巻貝も展示しています。
ホタルの幼虫の餌として有名なので知っている方も多いのではないでしょうか。
このカワニナですが、実はミヤイリガイ撲滅活動の中で数を減らした生き物でもあります。
また、カワニナの数が減った影響でホタルの幼虫が育たず、ホタルの光が見られなくなった地域もあります。
ミヤイリガイと姿が似ているカワニナですが、生息環境や成貝の大きさ、巻き数などが違います。
カワニナの水槽をよく見ると生まれたての小さな稚貝も沢山いるので、そこにも注目しながら観察していただけたらと思います。
飼育スタッフ 西中
美しき格闘家「ベタ」
現在好評開催中の企画展「いろんな国大集合!アクアリウムスポーツフェスティバル」から今回は「ベタ」をご紹介します。
ベタは優雅なヒレときれいな色彩を持つ熱帯魚です。
魚の飼育に慣れていない方でも飼いやすい種類なのでこれから魚を飼おうと考えている方にはとてもオススメです。
また、ベタは別名「闘魚」とも呼ばれています。
激しい闘争心を持っていて、原産国のタイではベタ同士を戦わせて競わせるようなことも伝統的に行われています。
その特性にちなんで今回の企画展では「格闘技」担当として展示しています。
美しさと力強さを併せ持つベタをぜひご覧ください。
飼育スタッフ 鷲雄
最近流行のインスタグラム
最近流行りのインスタグラムのご紹介をします。
公式アカウント「森の中の水族館。」では
館内の生き物や飼育スタッフだけが見れる光景、
生き物の観察ポイントなどを投稿しています。
#森の中の水族館。
#森と淡水魚と私たち
で検索して、ご覧ください。
また、是非お客様自身が撮った写真も、
上記のタグをつけ投稿してみて下さい。
2月のマンスリー水槽
2月9日は「ふくの日」ということで、今月のマンスリー水槽は「インドシナレオパードパッファー」です。
インドネシア、マレーシアに分布しているヒョウ柄模様が特徴のフグです。
恥ずかしがり屋さんであまり泳ぎ回らないですが、水槽を覗き込むとたまに目だけこっちを向いてくれます。
ちなみに、フグの本場下関では河豚(ふぐ)を「福」と同じ発音で縁起が良いことから「ふく」と呼んでいるそうです。
みなさんも「ふぐ」を見て「ふく」を招いてみてはいかがでしょうか
飼育スタッフ 古根川
ミヤイリガイ展示開始の裏には
「ミヤイリガイと地方病~7ミリの小さな巻貝と115年の長い歴
テレビや新聞などで
ミヤイリガイのパネルは縦横それぞれ2メート
実は、このパネルを貼り付けている骨組みの部分
水槽台を設計図から
大きな木材を組み合わせながら作っていくので、
ミ
また、パネルの内容も自分たちで作成しました。
今まで作った
読みやすい文字サイズはどれか、写真の大きさは
ミヤイリガイの生体だけ
とっても冷たい植物
2月に入り、忍野村では深夜の気温が‐5℃の日が当たり前になりつつあります。
その為、水族館のあちこちで氷が張っていたり、
屋根から大きな氷柱がぶら下がっていたりしています。
今回は、その中でも私が特に気に入っている氷の造形物をご紹介します。
水族館1階のエレベーター横に滝が流れている場所があるのですが、
滝つぼの周りをよく見てみると、まるで植物のような氷の造形物が出来ているのです。
水しぶきが毎晩凍ることでこの様な不思議な形が作られます。
とても幻想的な氷の世界が広がっているところが私のお気に入りポイントです。
飼育スタッフ 一見
飼育スタッフに聞いてみた②
水族館の2階には、飼育スタッフに聞きたいことを自由に書ける質問シートが机の上に置いてあります。
今回も、ちょっと変わった面白い質問が届いたのでご紹介します。
それは、「人魚はどこにいるの?」という質問です。
前回の魚人に続き、今回は人魚についての質問が来たので思わず笑ってしまいました。
ちなみに、上半身が魚で下半身が人間だと“魚人(ぎょじん)”と呼ばれ、
反対に上半身が人間で下半身が魚だと“人魚(にんぎょ)”と呼ばれます。
どちらも魚と人の半魚人なのに、呼び方でイメージが変わるのが面白いですね。
今回の質問シートは、2階の掲示板に掲示しています。
回答が気になる方はぜひ掲示板をチェックしてみて下さい。
飼育スタッフ 一見
いろいろないろ
先日、館内の見回りをしていると、両生類水槽でアマガエルが2匹並んでいたので思わず写真を撮ってしまいました。
アマガエルは棲む場所によって体色を変化させると言われていますが、
なぜかこの2匹は同じ場所にいるのに違う体色をしていたからです。
このように同じ種類でも体色が違う生き物はたくさんいます。
こちらはタゴガエルです。
写真では分かりづらいですが、赤みの濃さが違います。
こういった個体の特徴を見分けることが出来ると観察がより楽しくなるので、皆様も一度試してみてはいかがでしょうか。
飼育スタッフ 古根川
淡水2枚貝の長期飼育を目指して
水族館1階水草水槽の底を見てみると、大きな貝が半分埋まっているのが観察できます。
これは「イシガイ」と「ドブガイ」という淡水二枚貝の仲間です。
流れの緩やかな川やため池などに住み、水中の植物プランクトンをエサにして生活をしています。
また、タナゴの仲間がこれらの貝の中に卵を産み付け、稚魚になるまでゆりかごのような役割をしていることでも有名です。
しかし、エサの量や水質などの問題により長期飼育が難しいと言われています。
水族館でも何度か飼育に挑戦しましたが、どれもうまくいきませんでした。
今回は前回の反省も踏まえつつ長期飼育を目指して頑張ります。
二枚貝の様子はブログでも随時報告していきたいと思います。
飼育スタッフ 鷲雄
アフリカンマッドスキッパー
人類ははるか昔に魚から進化して陸上を歩くようになりましたが、
実は陸上を歩ける魚も存在します。
企画展「いろんな国大集合!アクアリウムスポーツフェスティバル」で展示している「アフリカンマッドスキッパー」もその一種です。
干潟などに生息していて、両方の胸ビレを足の代わりに使って陸の上を歩くことができます。
また、水槽の中から飛び出してしまうほどジャンプ力が高く、飛び出さないように注意しながらエサをあげています。
水族館のアフリカンマッドスキッパーは石の上でまったりしていることが多く、
とても可愛いらしいので是非ご覧ください。
飼育スタッフ 鷲雄