2020年03月14日

新名庄川に採集に行きました

先日、忍野村に流れている新名庄川という川へ生き物の採集に行きました。

胴長をはいて網を持って、いわゆる「ガサガサ」と呼ばれるスタイルで川に入り、生き物を探してきました。

採集の様子。

 

3月の新名庄川の水はまだ冷たく、すぐに手がかじかんでしまうほどでした。

そんな寒い中でも生き物は姿を見せてくれて、ミズカマキリやキンブナなど、約10種類の生き物を採集することができました。

ギンブナ
ミズカマキリ

 

厳しい冬を乗り越えようとする生き物たちの力強さと逞しさに感動しました。

飼育スタッフ鷲雄

2020年03月13日

壁紙交換

 

水族館は新型コロナウイルスの感染及び拡散防止のため、

2月29日(土)から3月31日(火)まで休園とさせていただいております。

 

休園中だからこそやってしまおうという事で、

先日2階企画展コーナーの壁紙を交換しました。

 

ひび割れたり、めくれたりと古くなった壁紙を一度はがし、

内側の木材の手入れも合わせて行いました。

 

新しい壁紙は暗い色の木目調のカラーでコーナー自体が落ち着いた雰囲気になりましたので、

開館後にお楽しみ下さい。

 

 

飼育スタッフ 山﨑

2020年03月12日

カエル水槽大改造

 

現在、展示両生類のレイアウト変更をしています。

今回はアズマヒキガエルとヤマアカガエルの2つ水槽を同時に手掛けます。

土台

以前も変更しましたが、レイアウトがカエル達に踏みつぶされているので大幅に変更していきます。

水槽内にちょっとした水の流れを作ったり、隠れ家になる大きな流木を入れてみたりと

工夫を凝らしたレイアウトを目指します。

レイアウト素材

 

待機中のアズマヒキガエル

完成した水槽をぜひお楽しみに。

 

飼育スタッフ 古根川

2020年03月10日

安全を第一に

先日の雪が嘘みたいに暖かい日が続いている忍野村です。

水族館の周りでは「ふきのとう」が顔を出し、一足早く春の訪れを感じます

てんぷら美味しいですよね

 

もうすぐで白い花を咲かせます

 

さて、今日は年2回の防災訓練を行いました。

訓練内容は、お客様を安全に誘導する練習や、消火器を使った初期消火訓練などです

消火器の使い方を教わります

水族館には水槽の中に入れるヒーターやクーラー、そしてそれを繋ぐコンセントが沢山あります。

万が一にそなえて、これからも水族館にお越しになる皆様の安全を確保できるように日々訓練を行っていきます。

実際に使って火を消しました

飼育スタッフ 西中

2020年03月10日

水草水槽~田植え編(終)~

水草水槽に植えるマツバイを地道に育てていた最中、とある代物が見つかりました。

重りとなる土台に種があらかじめくくり付けられていて、そのまま水槽に入れればマツバイが生えてくるという商品があったのです。

土台とマツバイがネットに入っている

試しに水草水槽へ植えてみたところ、2ヵ月程できれいなマツバイの葉が生えてきました。

今まで行っていた田植え作業が無駄になった感じはありますが、この商品をまねてバックヤードで育てていたマツバイの栽培方法も変えてみました。

またいつか別の場所で活躍してもらおうと思います。

バックヤードのマツバイ

飼育スタッフ 一見

2020年03月08日

しかし、冬が来た

春も近づき暖かい日が増えてきたかと思えば、忍野村では今朝から大粒の雪が降っていました。

横見水槽からの雪景色

10分もすれば雪が薄っすらと積もり、あたり一面が真っ白になりました。

気温もかなり低い為、まるで冬に逆戻りです。

水族館のエントランス

まだまだ忍野村の朝晩は冷え込むということをこの日改めて実感しました。

寒暖差が激しいので、体調管理には気を付けていきたいと思います。

飼育スタッフ 一見

2020年03月07日

ビオトープ 3月

 

水族館2階ウッドデッキのビオトープでは、春に向けて植物たちが徐々に成長してきています。

 

こちらはキショウブの写真です。

長く成長したものは冬に一度枯れ、新しい葉が成長してきています。

今年も夏にきれいな花を咲かせてくれることを期待しています。

 

また、こちらの写真はビオトープでは初めて観察できた植物です。

種類は分かりませんが、新しい植物が生えてくるのも楽しみのひとつです。

 

これから気温が暖かくなってきたら、新しい植物を植えていく予定なのでご期待ください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2020年03月06日

石の下には何がいる!? Part8

今回は石をめくるとよく見れる生き物

「ヘビトンボの幼虫」を紹介します。

 

名前にトンボと付いていますが、

トンボの仲間ではなく独立した仲間です。

 

赤褐色の頭部に大きなあごを持つヘビトンボの幼虫は

体長60mmを超える大きな水生昆虫ですが、

羽化すると陸上での生活になります。

 

特に夏場に多く見ることが出来ますので、

川遊びの際に探してみて下さい。

 

飼育スタッフ 山﨑

2020年03月05日

おしくらまんじゅう

 

私の好きな生き物の中に「ホトケドジョウ」という魚がいます。

今回は彼らの日常を少し紹介します。

といっても、ほとんどの時間をみんな岩陰に集まって過ごしています。

 

少し観察しづらいですが、数匹出てきていることもあるのでその時はじっくり観察するチャンスです。

エサを食べるときはみんな出てきますが、小さい魚なので外敵に襲われないようにすぐ隠れてしまいます。

動くと意外と活発なので見ていて飽きません。

ぜひこのホトケドジョウに興味を持っていただければと思います。

 

飼育スタッフ 古根川

2020年03月03日

ミヤイリガイの展示が始まって1ヶ月

「ミヤイリガイと地方病~7ミリの小さな巻貝と115年の長い歴史~」の展示が始まって早いもので1ヶ月がたちました。

2月17日のブログでミヤイリガイと一緒にカワニナを展示していると書きましたが、

水槽のレイアウトが全く違うことに気づいた方もいると思います。

水槽を比較する全然違います。

ミヤイリガイは陸と水の中どちらでも生息できる水陸両棲の巻貝、

カワニナは水の中に生息している水棲の巻貝なので、

種類の生息している環境を意識しながら水槽のレイアウトを作りました。

ミヤイリガイの水槽
カワニナの水槽

特にミヤイリガイは生息環境の調査に行ったときに、田んぼを仕切っているコンクリートから見つかることが多かったので、

イアウトでもコンクリートレンガを切って水槽にはめ込みました。

2種類のレイアウトの違いにも注目していただけたら嬉しいです。

飼育スタッフ 西中