2020年04月14日

マミズクラゲの新たな試み①

昨日、4月も中旬だというのに雪が降り、水族館の周りはすっかり雪景色になりました。

一面雪景色です!

やっと開き始めた桜のつぼみも雪で覆われ、なんとも不思議な光景です。

もう少しで咲きそうだったのに…

水族館のバックヤードにいるマミズクラゲは普段ガラスコップで飼育をしています。

沢山コップが並んでいます!

生まれたての時はガラスコップに30匹以上入れても問題ないのですが、

サイズが大きくなるにつれてガラスコップに入れる数を減らしていかないと窮屈になり、成長が止まってしまいます。

しかし、今回稚クラゲが思った以上に生まれたため、

大きなマミズクラゲがガラスコップに収まらなくなってしまいました。

そこで新たな試みとして、一部をガラスコップから少し大きなプラスチックケースに切り替えて飼育を始めました。

プラスチックケースに沢山のクラゲたち

プラスチックケースに移したクラゲたちの様子はまたブログにてご紹介します。

飼育スタッフ 西中

2020年04月13日

水族館DIY~蓋づくり~

水草水槽のバックヤード側には現在、展示側のような水槽の蓋をかぶせていません。

展示側の蓋

湿気がこもってしまうのと、水槽から突き出ている配管の都合上、

ピッタリな蓋をかぶせることができないのです。

しかし、蓋がないと当然生き物たちが水槽から出てしまいます。

大部分はあらかじめ作ってあった通気性の良い蓋をかぶせてありますが、長さが足りず隙間ができています。

バックヤード側の蓋

今回はこの隙間分を埋める蓋づくりをしました。

使用したのは、加工のしやすい塩化ビニル板です。

配管の通るところを切り抜いて、隙間をトリカルネットで塞いだものを作ってみました。

ピッタリ!

生き物が出てきてしまわないか、今後様子を見ていきたいと思います。

飼育スタッフ 一見

2020年04月12日

今日のアカハライモリ その④

気温が暖かくなってきたせいか、水族館のアカハライモリ達の活動が活発になってきました。

最近の彼らのマイブームは、カエルによじ登ることです。

トノガマガエル山
ツチガエル岳

なぜ他の生き物に登るのかは謎ですが、よく登っている姿を見かけます。

登られているカエルも気にしてない様子がまた面白いです。

たまにカエル同士でよじ登っていることもあるので、

水族館の両生類コーナーでは今、カエルのぼりが流行っているのかもしれません。

カエル山に登るカエル

飼育スタッフ 一見

2020年04月10日

水族館から見られる野鳥②

水族館の周りでも「ホーホケキョ」とよく聞こえてきます。

 

この鳴き声の正体は春を告げる鳥としても有名なウグイスです。

鳴き声が大きいのでよく耳にすると思いますが、

姿を見つけることが難しいです。

 

体も小さく、ウグイス色の由来でもある体色をしていて、

太陽の光が当たり木の枝の影に隠れると姿を探すのに一苦労です。

 

お昼休憩の間に撮ったウグイスをぜひご覧ください。

 

飼育スタッフ   山﨑

2020年04月09日

オタマのおくち

 

3月26日のブログで紹介したヤマアカガエルのオタマジャクシですが、順調に成長しています。

外鰓がなくなり、口と眼がはっきり分かるようになりました。

 

ちなみにオタマジャクシの口は細かな歯が並んで鑢(やすり)のような構造になっており、

この歯を使って餌となる藻類などを削り取って食べています。

 

また成長したらブログにて紹介するのでお楽しみに。

 

飼育スタッフ 古根川

2020年04月07日

ホウネンエビ成長記録

日中の気温が15度を超え過ごしやすい日が続いています。

水族館のバックヤードでは「ツクシ」が地面から顔をのぞかせ、春の訪れを感じます。

春が来ました

さて、3月2日のブログでホウネンエビの卵を乾燥させたとお伝えしましたが、

今回その乾燥させた卵を水の中に入れてみました。

水の中に入れてから約24時間後にホウネンエビの子供たち(ノープリウス)が続々と生まれてきました。

沢山生まれてます

今の大きさは約3ミリととても小さいですが、

エサとなるクロレラを食べて日々成長中です。

飼育スタッフ 西中

2020年04月06日

木々の芽吹き

4月に入り、ようやく忍野村でも春の訪れを感じるようになりました。

街中では桜が咲き始めていて、さかな公園内の木々も少しずつ芽吹き始めています。

新芽を眺めていると、なぜかホッとした気持ちになりました。

 

地面をよく見るとタンポポが一足早く花を咲かせていました。

これからたくさんの花が咲いてくれるのが楽しみです。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2020年04月05日

水も滴るいい水槽

次の企画展へ向けて水槽のレイアウトを練っているのですが、今回は少し凝ったレイアウトに挑戦しています。

イメージとしては、川の水が流木から滴り落ちているような構図です。

色々なところから水が落ちるようにしたいので、ゴムチューブを使って水の出る場所を数か所に分散してみました。

ゴムチューブがいっぱい
正面からの図

少しはイメージしていた構図に近づきましたが、もう少し水が出る場所の位置を微調整したいと思います。

 

飼育スタッフ 一見

2020年04月03日

これぞ淡水魚の魅力 Part2

4月になり暖かい陽気が続いていますが、

中流水槽で泳ぐオイカワも婚姻色と追星を身に纏うようになってきました。

オイカワのオスは婚姻色が

赤や青、緑、黄色とグラデーションのようにきれいになります。

また、地域によってこのグラデーションも様々です。

 

そして口元を見ると追星もよく分かります。

これからどんどん変化していくので

色や追星の数に注目していこうと思います

 

飼育スタッフ  山﨑

2020年03月31日

足元を見てみよう②

先日の雪も溶け、水族館の周りでは春を待ちわびたかのように春に咲く花たちが一斉に咲き始めました。
29日は雪が20センチくらい積もりました!
職員通用口のそばに咲いていた紫色の小さな花は「スミレ」の仲間です。
スミレというと幼稚園の組の名前を思い出します
スミレは皆さんも馴染み深い花かと思います。
日本には約50種類のスミレの仲間が自生していて、
早春から夏までどこにいっても出会うほどの世界有数のスミレ大国です。
可愛らしい花なので見つけてみてくださいね。
これからどんどん咲く花が増えてくるので、見つけたらまたブログにて紹介します。
飼育スタッフ 西中