2017年08月26日

緑色の訪問者

今日、開館作業のために外池を歩いていると、
大きな何かが外池のガラスに張り付いていました。

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急いで館内に戻って確認してみると、オオミズアオという蛾の一種でした。
体の色が綺麗な緑色をしていることから、
学名にギリシャ神話の月の女神アルテミスの名前が使われています

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オオミズアオの成虫の寿命が約2週間と短く、
なかなか見ることが出来ないので、
虫好きの私にとっては、成虫をまじまじと観察することができて
朝から嬉しい気分になりました。

飼育スタッフ西中

2017年08月24日

金魚ちょうちん

現在開催中の特別展「金魚・きんぎょ・キンギョ」では、先日のブログでもご紹介した通り、
生体やパネルだけではなく、
のれんや紙風船などで周りの飾りつけも少しだけ行っており、
その中でも2階の展示スペースでひときわ存在感をはなっている提灯があります。
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この赤と白のすっきりとした胴体にパッチリと黒い目を開いたおどけた顔が特徴的な
「金魚ちょうちん」は、幕末の頃、
青森のねぶたにヒントを得て、伝統織物「柳井縞」
染料を用いて創始され、
当時は多くの家々で大人が作って子供に与えていたようです。
戦後、これをもとに改良されたもが現在に引き継がれ、今では山口県の代表的な
民芸品となり、
柳井の夏の風物詩になっています。

柳井市で毎年開催されている「柳井金魚ちょうちん祭り」では、
会場内には約4,000個の
金魚ちょうちんが装飾され、
そのうち約2,500個に灯りが灯り、さらに最大の見どころは
金魚ねぶた」で、祭りの会場を堂々と、時には荒々しく練り歩くそうです。
調べていろいろな画像をみていると、想像以上の迫力に圧倒されると同時にワクワクしてきました。

水族館では、金魚たちだけでなく、この「金魚ちょうちん」
にも注目してみてください。

飼育スタッフ 亀井

2017年08月19日

大賑わい

今年のお盆休みは天気の影響もあってか、多くのお客様にご来館して頂き、
ここ数年で一番多い来館者数となりそうです。
また、お盆休み恒例のチョウザメタッチングも、連日多くのお客様に体験して
いただき大賑わいでした。
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今後も多くのお客様にご来館頂けるように創意工夫を凝らし頑張ります。

飼育スタッフ 加藤

2017年08月13日

8月マンスリー水槽

台風も無事過ぎ去り、忍野村にもいよいよ本格的な夏がやってきました。

外は日差しが強いですが、館内は冷房がよく効いているのでクールスポットとして最適ですよ。

 

さて、今日は8月のマンスリー水槽、海VS山を紹介していきます。

今回の海VS山は少し変わり、自宅でも簡単に作れるような水槽を用意しました。

このような水槽はアクアリウムと呼ばれ、最近ではブームも起きています。
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まずは海の水槽。

岩を使って岩礁域を再現し、魚はルリスズメダイをメインに、水槽についた苔を食べてくれるヤエヤマギンポなども展示しています。
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続いて山の水槽。

水草を使って綺麗な池を再現し、魚は赤と黒のファントム・テトラをメインに、こちらにも苔を食べてくれるオトシン・クルスなどを展示しています。

 

アクアリウムで使用する水槽には様々な大きさや形状があり、部屋の開いたスペースに1つ置くだけで良いアクセントにもなります。

私の部屋は引っ越して間もなく部屋が少しさびしいので、この機会に水槽を一つ置いてみようかな。

 

飼育スタッフ 古根川

2017年08月08日

雨にも負けず

昨日は台風5号の上陸もあり、水族館がある忍野村も昼頃からは大雨でした。
 

梅雨や台風などで雨が多い季節は嫌なものですが、生き物達にとっては恵みの雨でも
あります。

展示水槽にいる「ツチガエル」もこの季節になると喜んでいるようです。
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ツチガエルの繁殖期は59月頃と言われていて、田んぼや広い河原の水溜りなどに卵を
産みます。

産卵するタイミングは雨が降る前後の夜などで、オスがギュウギュウと鳴いてメスを
呼び込みます。

 

田んぼに行けば鳴き声も多く聞こえますが、水槽の中では雨が降ることはありません。

ですが、カエル達は外の天気が雨だと、なんと湿度の上昇や気圧の低下から雨を察知して
鳴きだします。

 

台風にも負けないツチガエルを見習って私もこれからも頑張ります。
飼育スタッフ 羽生

2017年08月03日

おさかなストラップ作り開催

雨が降ったり、止んだりと天気が不安定な忍野村です。
お越しの際は、さっと上に羽織れるものを持ってくるのがオススメです。

さて、水族館では夏休みのイベントが続々と始まっています。
7月31日、8月1日では、水族館の人気イベント「おさかなストラップ作り」を開催しました。

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プラスチックの板にマジックで絵を描き、オーブントースターで焼き上げをすると、
小さくなってストラップとして持ち帰る事ができるイベントです。

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普段はヤマメやカメ、カブトムシを描く方が多いですが、
今回は金魚展もあってか、金魚を描く方が多かった気がします。

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8月24、25日にも「おさかなストラップ作り」を開催します。

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次回はどんな作品が出来上がるのか、今から楽しみです。

飼育スタッフ西中

2017年07月30日

エドニシキ

金魚展が始まってから早くも3週間がたち、
来館された お客様の反響も良く、とてもうれしく思います。
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先日、「江戸錦」と呼ばれる金魚が新しく展示の仲間入りをしました。
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ランチュウとアズマニシキを掛け合わせた品種なのですが、
とても人懐っこく、プリプリ泳ぐ姿にスタッフもメロメロです。

今後も、いろいろな金魚をご紹介できるように頑張ります。

飼育スタッフ 加藤

2017年07月25日

お魚採集ウォッチング

先日7月23日にイベント「お魚採集ウォッチング」を開催しました。

当日の天気は生憎の小雨により、川の水温も下がって冷たく感じるくらいでした。
ですが、みんな冷たさなんて感じさせないくらい、元気に川へ入って採集をしていました。

最初は網を無作為に入れて上手く採れませんでしたが、何回もやっているうちにコツを掴んでどんどん生き物を捕まえていました。
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今回採れた生き物は、大人の手のひら程もある大きなドジョウや、オイカワやアブラハヤの
稚魚、そして絶滅危惧種にも指定されているホトケドジョウも見られました。

採れた生き物の勉強をした後、最後の締め括りは生き物の放流です。
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今回のイベントをきっかけに、自分たちで川に遊びに行って自然とふれあう機会が増えれば
いいなと思います。
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飼育スタッフ 羽生

2017年07月22日

川の整備

今年も夏のイベント、お魚採集ウォッチングを7月23日と8月20日に開催します。

皆様に安全に楽しんでいただくために先日、川の整備に行ってきました。

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まずは、拠点となる場所の草刈りです。以前から何度か行っていますが、いつ行っても元気に伸びている姿を見ると、草の生命力の強さを感じます。

続いて、ゴミ拾い。水中のゴミは泥などをかぶっていることが多く、気付けないこともあります。ガラスや金属片など、鋭利なものも多いので、川で遊ぶ時は裸足で入らないように気を付けてくださいね。

一息ついたところで、実際に魚を捕まえてみました。
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今日はドジョウが捕れました。

他にもいろいろな魚が捕れますが、何が捕れるかは当日のお楽しみです。

こちらのイベントは事前予約が必要です。詳しい情報は水族館のホームページをご覧ください。

8月20日は受付終了とさせていただきました。

飼育スタッフ 古根川

2017年07月16日

クラゲの季節到来

今年もマミズクラゲの赤ちゃんが続々と生まれ始めました。
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マミズクラゲは「ポリプ」と呼ばれるイソギンチャクのような形をしているものから生まれてきます。

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生まれたてのマミズクラゲは約1ミリと小さく、大きな水槽では見つけにくいので、
大きくなった姿で展示デビューできるように、
バックヤードでは毎日エサやりと水替えを行っています。

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マミズクラゲは初夏から秋にかけて湖や防火水槽に突然発生するため、
マミズクラゲを探しに行くのが最近の私の楽しみです。

皆さんにマミズクラゲをお見せできるように頑張りますので、ご期待ください。

飼育スタッフ 西中