希少な生き物水槽で展示している「アユカケ」に引き続き、今度は「ホトケドジョウ」の水槽のレイアウトをほんの少し変えてみました。

水槽内に3種類の水草を植えたことでより緑が豊かになりました。
Vallisneria spiralis
テープのような平たく長い葉が特徴の「バリスネリア・スピラリス」はアクアリウムの世界でも水槽の後方に植えることが多いです。
Potamogeton oxyphyllus
「バリスネリア」よりも少し短く、小ぶりな葉をした「ヤナギモ」は山梨県の川だけでなく日本各地の川や水路。湖沼など様々な水辺で見られ、細長い葉がなびく様子は清涼感に溢れます。
Myriophyllum verticillatum
最後に先の2種とは大きく形が異なるのが「フサモ」です。「ヤナギモ」同様に日本各地の水辺で見られます。大きく開いた葉はよく見ると細い葉が集まっているのが分かります。
水草はホトケドジョウのゆりかご
現在、日本に生息する水草は川の環境が大きく変わったことでその数を減らしつつあります。「ホトケドジョウ」を守るには、「水草」を守るということが一番大切なため、今後の調査でも水草の動向は注意していきたいです。飼育スタッフ川野