ますます成長してます
昨年の11月ごろに人工授精により繁殖した「ニジマス」と「ヤマメ」は順調に成長をしています。
初めに繁殖を行った「ニジマス」は3cmほどの大きさに育ち、特徴的な点々模様である「パーマーク」もわずかに見られるようになりました。
「パーマーク」とはサケやマスの仲間の特に幼魚の時期に見られる模様で、サケ・マスの幼魚を英語でパー(parr)と呼ぶことが由来です。
「ヤマメ」は先週から泳ぎだし、エサを食べる様子も見られました。
幼魚の時期は病気やストレスに対してとても敏感なので、食べるだけエサを与えていき、早く大きくするのが繁殖において大切です。
エサを食べ始めてもまだまだ油断ならない時期なので、大切に注意深く観察を続けていきます。
幸運のマミズクラゲ?
水族館2階にあるマイクロアクアリウムコーナーで展示しているマミズクラゲですが、
もうすぐで連続展示記録2700日目を迎えます。3000日を目指してこれからも飼育を行っていきます。
さて、現在展示しているマミズクラゲは11~12月にかけて生まれた子供たちなのですが、
その中に変わった生殖腺を持つクラゲを見つけました。
通常マミズクラゲの生殖器官となる生殖腺の数は4つなのですが、そのクラゲは6つありました。

生殖腺が多い状態は、いわゆる奇形なのでかなりの低確率で見つかる事があります。
飼育をしている中で5つの生殖腺を持つクラゲはごく稀に見つかりますが、
6つの生殖腺を持ったクラゲは初めて見たので、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。

現在、この生殖腺が6つのマミズクラゲは展示水槽内で見る事ができますので、探してみて下さい。
クラゲの状態によっては展示を終了する事がありますのでご了承下さい。
飼育スタッフ 西中
てんてんすぎる展示
コラボ特別展「生き物×宝石展」は大好評の内に終了し、
実は1カ月以上前から2階企画コーナーの裏側で展示予定の生き物
展示側からは絵画と宝石を展示しているようにしか見えなかっため
新企画展
1月2日(木)より水族館1階企画水槽で企画展「うわ!騙された!ニセモノ展」を開催しています。
名前に「モドキ」とついている生き物や、
ある生物にそっくりな生き物などを展示しています。
その中でもひときわ目立つのが、
「スッポンモドキ」というカメの仲間です。
この生物は食材としても有名な「スッポン」に顔つきが似ていることから、

名前に「モドキ」が付いたと言われています。
スッポンとは甲羅の硬さや肢の形で見分けることができます。
また、スッポンは日本や中国、台湾など東アジアに生息していますが、
スッポンモドキはパプアニューギニア島やオーストラリア北部など比較的温暖な地域に生息しています。
スッポンモドキの顔を見てみると何とも愛嬌のある顔をしていますね。
※展示生物の状態により展示を変更することがあります。
飼育スタッフ 伊藤
新春イベントを開催しました!
当館は新年1月2日(木)から通常営業しています。
そして、1月2日(木)、3日(金)の2日間で
新春特別イベント「イカ墨で書初め」を開催いたしました。
本物のイカ墨を使って、今年の抱負やイラストなど自由に書くことが出来ます。
このイカ墨を使った書初めは毎年恒例のイベントで、来年も開催予定ですので、
来年の年明けはぜひご参加ください。
飼育スタッフ 髙部
【もっと知りたい!】チョウザメのはなし⑥~身も食べられるの!?編~
前回のブログ(12月17日投稿)ではチョウザメの「キャビア」についてご紹介しました。
キャビアは世界三大珍味の一つで高級食材としても有名ですが、実はチョウザメの魚肉自体もおいしく食べることが出来ます。
西洋では「ロイヤルフィッシュ」、中国では「煌魚(こうぎょ)」と呼ばれ王や皇帝に献上されるほどの高級品だったと言われています。
その身は歯ごたえがあり、くせのない上品な味わいで刺身、焼き、煮魚など様々な調理法で食べることが出来ます。
水族館2階の「おいしい水族館コーナー」ではチョウザメを使った飼育スタッフオリジナルレシピもご紹介しています。

私はまだチョウザメを食べた事がないのでぜひ一度味わってみたいです。

飼育スタッフ 鷲雄