2024年12月15日

寒サニ負ケズ

秋も過ぎ去り、いよいよ冬がやってきたように感じる日々が続いています。

寒さの厳しい季節がやってきた水族館ですが、飼育している「ニッコウイワナ」や「ヤマメ」などの渓流魚たちにとっては繁殖のベストシーズンでもあります

口先が変形する雄の成魚

「ニッコウイワナ」では婚姻色なのか、特徴的な白い点模様が薄くなり、わずかに体色が黄色味を帯びているように感じます。

時おりオスがメスに寄り添い、産卵を促すような仕草や縄張りをアピールする様子を見ることがあります。

雄同士で争うニッコウイワナ

「ヤマメ」は11月の頭と終わりの計2回採卵することができました。

11月の頭に人工授精を施した卵は眼と身体の形がはっきりと確認できる「発眼卵」というステージにまで成長し、続々とふ化に至りました。

網目はおよそ5mmほど

採卵した「ヤマメ」は無事成長すれば展示にも出す予定ですので、今後の成長にご期待ください。

 

飼育スタッフ 川野