2024年12月10日

藁を束ねて4年

今日は毎週火曜日の休館日という事で、開館日ではなかなか出来ない展示の“カヤネズミ水槽”に入っている藁束を新しいものと交換する作業をします。

カヤネズミは藁を裂いて巣をつくるので、数ヶ月経つと巣材として入れている藁の束が崩れてボロボロになります。

右側の赤い水槽を綺麗にするよ
交換前の見るも無残な藁束だったもの

実はこの藁束、展示側から見やすいところに巣を作ってもらえるよう中心を丸いドーム状に束ねる工夫がしてあるのをご存知でしょうか。

カヤネズミが裂いても崩れにくくするために何度も改良を重ねて今の形に落ち着きました。

①藁を束ねて麻ひもで結ぶ
②束を少し残して足場部分の藁を切る
③残しておいた藁を丸めて麻ひもで固定する
④後ろを藁で隠して麻ひもで固定して完成

作製に少し手間がかかりますが、カヤネズミのための快適な環境をめざして毎回作り変えています。

飼育スタッフ 一見