2024年12月07日
水族館の魚見分け方講座③
11月20日(水)のブログにて川の魚水槽源流に展示している「ヤマメ」と「アマゴ」の見分け方をご紹介しました。
今回から数回に分けて「川の魚水槽中流」に展示している魚たちを紹介していきます。
今日紹介する魚は「オイカワ」と「ウグイ」です。
まず、この2種類が生息している中流域は、前回紹介した上流域よりも川を下った場所で、水流がかなり緩やかになります。
上流域と比べると水温が高いので、コイの仲間たちが多く見られるようになります。
オイカワは臀(しり)ビレが大きく伸びているのが特徴です。
体色は銀色ですが、オスは繁殖期になるとピンク色と青色の婚姻色が体に現れます。
とても体色が美しくなる事から「川の宝石」とも呼ばれています。
ウグイは全国的に分布が確認されていて、日本の中流域を代表する魚の一種です。
オイカワと比べると顔が細長く、臀ビレもそこまで大きくないので、見分けられるかと思います。
体色はオイカワと同じような銀色で黒い縦縞が入っています。
繁殖期になるとオスとメスともに赤色と黒色の婚姻色が現れます。
この2種類は婚姻色がとても綺麗なので、是非体色に注目していただければと思います。
飼育スタッフ 西中