2024年11月15日
砂の中から こんにちは。
水族館1階の昔懐かしい用水路をイメージして作られた“水草水槽”が、
“希少な生き物水槽”に名前が変わりました。
この水槽では、山梨県に生息しているミナミメダカやニホンイシガメなどの希少な生き物を観察することが出来ます。
また、底のほうをよく見てみると時々砂に魚が刺さっています。
この魚の正体は“ドジョウ”です。
ドジョウという名前を知らない人の方が少ないほど私たちに馴染みのある魚ですが、
実は近年希少な生き物に分類されていることをご存知でしょうか。
山梨県のレッドデータリスト(絶滅の恐れのある野生生物種のリスト)では、
ドジョウは“情報不足(評価するための情報が不足している)”に指定されています。
馴染みのある魚が今後もしかすると絶滅危惧種になってしまうと思うと、
なんだか寂しい気持ちになりますね。
野生生物の生息環境について“希少な生き物水槽”を観察しながら考えてみるのはいかがでしょうか。
飼育スタッフ 一見