2024年08月01日

貴重なサンショウウオ

 

当館では、今年貴重な両生類である「サンインサンショウウオ」の孵化・育成に成功しました。

「サンインサンショウウオ」は鳥取県や島根県、兵庫県などに生息しているサンショウウオですが、実は元々西日本に広く分布していた「カスミサンショウウオ」が、2019年に遺伝子などの違いで9種の新種として分類しなおされたうちの1種です。

 

4月頃に飼育ケース内で卵を発見し、

卵はコイル状をしていました

 

1カ月ほどで手の生えたオタマジャクシの様な幼生が生まれました。

1cmくらい

 

孵化後2カ月ほどかけて水中で成長していき、

あしがはえて

 

つい先日変態して上陸しました。

外鰓(頭のまわりのひらひら)が吸収されました

 

わからないことだらけで手探りでの飼育ですが、少しずつ成長を実感しています。これからも成長の様子も随時紹介していきます。

 

飼育スタッフ 伊藤