2024年07月05日 ゲンゴロウ保育園だより その2 公開済み: 2024年7月5日更新: 2024年7月5日作成者: 森の中の水族館。カテゴリー: 森の中の水族館。スタッフブログ 6月4日のブログで紹介した「ゲンゴロウ」の卵ですが、続々とふ化が始まっています。 あのインディカ米のような細長い卵の中には、緑色の羽が美しい成虫の姿からほど遠い、 独特な姿をした幼虫が入っていました。 ゲンゴロウの保育園だ 姿だけでなく、主食や摂餌方法も成虫とは大きく異なります。 フ化後の幼虫 成虫が主にカエルなどの死骸を食べる腐肉食性なのに対して、 幼虫は生きた生物しか食べない肉食性の生活史を送ります。 タガメやミズカマキリと同じ食べ方 幼虫はその大きなアゴで獲物を捕まえると、獲物の体内に消化液を送りこみ、 溶かしてから吸い上げるという「体外消化」という方法で摂餌するのが特徴です。 なんでもよく食べる成虫に対して、好き嫌いの激しい幼虫の飼育に四苦八苦しつつも、 新たな命の躍動を感じる毎日を過ごしています。 飼育スタッフ 川野