梅雨とは程遠い天気
今週末は様々な所で真夏日になると言われていますが、水族館があ
館内は水槽で使っている富士山の湧き水のおかげでかなり涼しいので、快適に過ごせると思います。
さて、今月のマンスリー水槽は梅雨の時期に合わせて、名前に雨と入っているカエル「イエアメガエル(家雨蛙)」です。

オーストラリアやニューギニアに生息しているカエルで、主に森林や草原で見つかります。
しかし、水を求めて家の中まで入ってくる事から、名前が付けられたと言われています。
今週末は雨とは程遠い天気ですが、このイエアメガエルを見て少しでも梅雨の季節を感じて頂ければと思います。

飼育スタッフ 西中
稚エビの誕生
先日、バックヤードで飼育している「淡水コシオリエビ」の卵が孵
約1カ月前にメスが抱卵しているのを確認し、生まれ
大きさはとても小さく、肉眼で
ちなみに
また、
もう
飼育スタッフ 橋口
あれ?水槽にイクラ落ちて...?
前回の企画展「底にいる生物展」で展示していた「

最近妙にお腹が膨らんでいるなと思って観察
というのも、

卵は直径約6
しかし、
ですが、
飼育スタッフ 川野
一発芸?
展示の両生類に餌を与えようと水槽へ向かったら、ニホンアマガエルが面白いことをしていました。
餌を与えるために水槽へ近づくとカエル達が集まって来るのですが、今回は待ちきれなかったのかニホンアマガエルがフタにぶら下がりながら待っていました。
網目の細かいフタにしがみつく体力と体の柔らかさに驚きです。
フタにぶら下がる姿を見るのは今回が初めてではなくよく見かけるので、
両生類コーナーを通った際はカエル達が面白いことをしていないかチェックしてみて下さいね。
飼育スタッフ 一見
最初の1匹
今年の4月に産まれた「アカハライモリ」の幼体たちですが、
水の中でプランクトンやアカムシなどを食べて日々成長していましたが、ついに体が大きく変化して最初の1匹が陸上にあがってきました。
水中から陸上での生活をするためにアカハライモリは「外鰓」とよばれる水中で呼吸するための「鰓」が縮小して、代わりに「肺」を使っての呼吸に切り替わります。
写真のアカハライモリは陸上に上がりたて。大人になったばかりの写真かもしれません。
飼育スタッフ 伊藤
防御はばっちり
4月5日(水)から開催している特別展「~いろんなかたちが大集合!~さかなのかたち展」から今回は「ハリセンボン」をご紹介します
ハリセンボンはフグの仲間で全身にトゲがあり、
膨らむことでイガグリのようになって敵から身を守るのが特徴です。
ハリセンボンは魚の形で言えば「フグ型」に分類されます。
眼が大きくぱっちりとしていて人にもよく慣れてくれます。
正面から見るととってもかわいい。
エサをあげる時にフタをはずすと水面まで上がってきてくれてとても可愛らしいです。
ぜひ観察してみて下さい。
飼育スタッフ 鷲雄
大きくなりました
4月27日に人工授精を行った「タイリクバラタナゴ」の仔魚をブ
こちらは一カ月前のタナゴの仔魚ですが、ご覧の通り体は細長く親
そしてこちらは現在のタナゴです。
すっかり大きくなり、親魚と同
1か月前は泳ぐことはほとんどな

とはいえ
飼育スタッフ 川野
飼育スタッフのお仕事体験!
先日、体験イベント「飼育スタッフのお仕事体験」を行いました。
飼育スタッフが普段どんな仕事をしているかを学んでもらい、
実際に生き物たちの餌作りと作ったエサの給餌を体験してもらいました。
魚や爬虫類、哺乳類など様々な種類の生き物に給餌をしてもらい、
食べている餌や食べ方に違いはあるのかなど、熱心に観察している姿が印象的でした。
また、普段は入れないバックヤードに案内した際に、展示エリアとは違う雰囲気に驚いている方も多くみられました。
今後も飼育体験を行う予定となっていますので、お楽しみに。
イベント情報はホームページをご覧ください。
飼育スタッフ西中
少しずつ赤へ
現在、水族館1階水生昆虫水槽では「タイコウチ」の成体と共に水
水槽内の土壁に約10卵あります
しかし、卵は土壁の中に埋まっているので全貌は見えません。
そ
卵は米粒のような形で、
大き
卵の上部には毛のようなも
これは卵に酸素を取り込むための器官です。
卵の
孵化直前になる
バックヤードには産卵
現在うすい赤色に変化してきま
今後の様子は、その都度ブログで紹介したいと思いますので
飼育スタッフ 山﨑
少し慣れてきた話
新人飼育スタッフの私も入社してから約2ヶ月が経ち、仕事に慣れてきました。その中には、森の中の水族館。特有のあるものに慣れてきました。
それが「水」です。
魚の飼育において水は欠かせない存在で、淡水や海水、硬水に軟水など様々あります。魚によって水質を変えたりするのですが、当館で使用している水で「井水」といったものがあります。
「井水」つまり井戸の水で、地下からくみ上げた水のことを呼んでいます。
当館は富士山の麓に位置していることもあり湧き水が豊富で、さらに水温が1年を通して12℃とかなり冷たいことが特徴です。サウナの水風呂が17℃前後らしいのでそれよりも冷たい水です。
そんな冷たい水はニジマスなど川に住んでいる魚の飼育水として多く使用しています。働き始めて数日の頃は、12℃の水の水槽での作業は冷たすぎて数分と持たなかったですが、次第に作業時間が伸び、水の冷たさに慣れてきたと実感します。
ただ現在は手だけ水に入れることが多いですが、いずれは潜水しての作業という大きな壁が待っています。完全に慣れるのはもう少し時間がかかりそうです。
飼育スタッフ 伊藤