2023年12月18日
勘違いしていたはなし
水族館2階で現在開催中のネーミングセンス展にて展示している「キタマクラ」という魚。
南日本からインドやハワイ周辺などで見かけるフグの仲間で、強い毒があるのが特徴です。
そんな毒のある「キタマクラ」を食べて亡くなってしまった結果、北枕。
これが名前の由来だと思っていました。
調べてみると、1文字ごとに意味があり、
「キ」は葵(キ) 意味は向日葵(ひまわり)
「タ」は蛋(タン) 意味は卵の黄身
「マ」は麻(マ) 意味は斑模様
「ク」は緄(クン) 意味は帯状縞
「ラ」は藍(ラン) 意味は青色系の色彩
つまりは「キタ」は黄色いことを表して、「マクラ」は魚の模様などを示しています。
整理して直訳すると「黄色と藍色をした斑と帯状縞のある(魚)」という意味らしいです。
※名前の由来には諸説あります。
このように名前の意味を調べてみると、面白い一面を知ることもできるかと思います。
参考文献 魚名源 著 江副水城
飼育スタッフ 伊藤