2023年05月25日
少し慣れてきた話
新人飼育スタッフの私も入社してから約2ヶ月が経ち、仕事に慣れてきました。その中には、森の中の水族館。特有のあるものに慣れてきました。
それが「水」です。
魚の飼育において水は欠かせない存在で、淡水や海水、硬水に軟水など様々あります。魚によって水質を変えたりするのですが、当館で使用している水で「井水」といったものがあります。
「井水」つまり井戸の水で、地下からくみ上げた水のことを呼んでいます。
当館は富士山の麓に位置していることもあり湧き水が豊富で、さらに水温が1年を通して12℃とかなり冷たいことが特徴です。サウナの水風呂が17℃前後らしいのでそれよりも冷たい水です。
そんな冷たい水はニジマスなど川に住んでいる魚の飼育水として多く使用しています。働き始めて数日の頃は、12℃の水の水槽での作業は冷たすぎて数分と持たなかったですが、次第に作業時間が伸び、水の冷たさに慣れてきたと実感します。
ただ現在は手だけ水に入れることが多いですが、いずれは潜水しての作業という大きな壁が待っています。完全に慣れるのはもう少し時間がかかりそうです。
飼育スタッフ 伊藤