2021年10月08日

ヒメマスの形が変わる

10月になると水族館の周りに生えている樹は紅葉が始まり、

少しずつ秋めいてきました。

 

秋はサケ科魚類の産卵が始まるシーズンです。

婚姻色の表われや二次性徴が始まり、

サケ科魚類が一番魅力的な姿へと変わっていきます。

 

ヒメマスは銀色だった体が赤っぽくなり背中が盛り上がるなど、

元の姿からだいぶ変わってきました。

 

しかし、当館では毎年のようにオスは成熟するものの、

メスは成熟せず卵を持ちません。

雌が卵を持つようになると、

オスの激しい縄張り争いや交尾シーンなどが見られる様になりますが、

水温変化等ができない当館の施設では厳しい状況です。

 

そんな行動を見るために来年は北海道に行って野生のヒメマスを見に行きたいと思っています。

 

 

飼育スタッフ 山﨑