お殿様の食事
今回は「トノサマガエルの給餌」を紹介します。
餌を食べる時はこれといって他のカエルと変わりないですが、食欲旺盛なのですぐに飛びついてきます。
名前は有名なトノサマガエルですが、実は関東地方などには生息しておらず、
代わりに姿が似た「トウキョウダルマガエル」が生息しています。
展示では両生類水槽で見られるほか、水草水槽でニホンイシガメ達と同居しているので、ぜひご覧ください。
飼育スタッフ 古根川
ビオトープの植物たち
水族館2階ウッドデッキのビオトープでは、夏の間に植物が大きく成長し、実や花を咲かせています。
2年前にビオトープを造設してから、植物の実をつける量が増えてきています。
嬉しい反面、これ以上増えると景観が悪くなってしまうので悩みどころです。
枯れ始めている植物も出てきているので来年に向けてお手入れしていく予定です。
水中の水草も増やしてより緑豊かなビオトープにしていきたいです。
飼育スタッフ 鷲雄
10月のマンスリー水槽
10月の行事といえば、31日のハロウィンです。
そこで今月のマンスリー水槽は、ハロウィンらしいレイアウトにしています。
展示生物は、体が透けていてガイコツに見える少しホラーな見た目の「トランスルーセント・グラスキャット」です。
トランスルーセント・グラスキャットと一緒に今年のハロウィンを楽しみましょう。
残念ながら館内では飲食禁止の為“トリックオアトリート”と言ってもお菓子はあげられませんので、悪戯はしないでくださいね。
飼育スタッフ 一見
ニジマスの稚魚
先日、バックヤードで飼育していたニジマスの中から
他の個体よりも少し早く成熟した個体の人工採卵を行いました。
それから約一ヶ月が経った今日、ほぼ全ての卵が孵化しました。
生まれてすぐは底に沈んでおり、
お腹にある栄養を使って成長します。
その栄養を全部使い終わる頃から、
しっかり泳ぎ始めて自力でエサを食べるようになります。
少し成長したニジマスの稚魚を12月のマンスリー水槽展示する予定ですので、
楽しみにお待ちください。
飼育スタッフ 山﨑
同じ時間、同じ水槽でも
今日の朝、二重回遊水槽に朝日が入ってとても綺麗だったので、写真を撮ってみました。
1階企画水槽前と、水中カメラ付近、深みの魚水槽前の3か所から撮りましたが、
同じ水槽を同じ時間に撮ったはずなのに、まるで違う水槽のような雰囲気になりました。
私はカメラを持っていないので、スマートフォンで撮影しましたが、
カメラを持っていたらもっと違った写真が撮れるのかなと思いました。
カメラを持っている飼育スタッフがいるので、
今度写真を撮るコツなどを聞いてみようと思います。
飼育スタッフ 西中
富士山初冠雪
曇りや雨の日が続いていた忍野村ですが、今日はすっきりとした青空が広がっています。
さて、私には毎日楽しみにしていることがあります。
それは、通勤途中に「富士山」を見ることです。
水族館は木々に囲まれているので直接富士山は見えないのですが、
水族館に来る道路の至る所から見ることができます。
いつものように富士山を見ながら通勤していると山頂に雪が積もっていました。
雲一つない青空に白い雪が映えていて、思わず車を停めて写真を撮ってしまいました。
生き物たちと同じで毎日見ているものでも変化があると嬉しい気持ちになります。
飼育スタッフ 西中
今日のアカハライモリ⑩
前回のブログ“今日のアカハライモリ⑨”から約1か月が経過し、
アカハライモリの幼体は、上陸後から一回りほど大きく成長しました。
最近はピンセットからエサの赤虫を食べるようになっています。
食べるペースはゆっくりですが、毎回餌に反応しているので一安心です。
まだまだ黄色いお腹の模様も成長するにつれて赤くなってくるはずなので、今後も成長を見守っていきます。
飼育スタッフ 一見
本栖湖の水中③
本栖湖の水中の楽しみは魚や水草を見ることだけではありません。
特に面白いと思うのが、複雑な溶岩帯や沈んでいる流木です。
かつて富士山の溶岩が流れたことで出来た湖なので、地形はごつごつした溶岩帯です。
その溶岩帯は壮大であり、複雑な形をしているところから、
海とはまた違った絶景があります。
海では海水の影響ですぐ細かくなってしまう流木も、
湖ではその影響も少ないためより長い間残ります。
しかし、長い間残るからこそ土や砂が多く被っているので、
水中を潜る時は土などが舞わないように気をつけますが、
かなり高度なテクニックが必要です。
今後もダイビングの技術向上と、新たな出会いを求めて、
本栖湖に潜りに行きたいと思います。
飼育スタッフ 山﨑
新展示「インドマミズフグ」
今回は、最近新しく展示の仲間入りをした「インドマミズフグ」をご紹介します。
インドマミズフグはインドやスリランカに生息している淡水フグです。
黄色い体に黒い点々がトレードマークでマミズという名前が入っていますが、水族館では少し塩分を入れて飼育しています。
エビや小魚をよく食べ、飼育スタッフが水槽に近づくとエサをねだって近づいてくるとても可愛らしい魚です。
一生懸命エサを食べる姿にいつも癒されています。
正面から見るとちょっとブサイク?
飼育スタッフ 鷲雄
神秘!白いカエル
以前から何度か紹介しているアルビノのニホンアマガエルですが、
先日ついにピンセットから餌を食べてくれました。
今までは小さなお皿に餌を置いておかないと食べてくれませんでしたが、ようやく慣れてきたようです。
身体も徐々に大きくなっているので、もう少しで展示にてお披露目できそうです。ぜひお楽しみに。
飼育スタッフ 古根川