まだまだニジマスの繁殖は続く
先月に人口採卵したニジマスの卵は、
受精率と孵化率が共にかなり高く、
全体の9割ほどが無事に餌を食べ始めるまでに成長しました。
まだまだ繁殖シーズンは続くので、
次回は全長50㎝を超え、魚体重4㎏を超えるとても立派なニジマスの採卵にチャレンジしたいと思います。
飼育スタッフ 山﨑
本栖湖の水中⑤
少しずつ季節も秋に変わっていき、
気温も朝晩は12度前後と冷え込むようになりました。
しかしまだまだ本栖湖の水中は20度あって暖かく、潜るときはウェットスーツです。
この時期から雨が降る度に湖の水温も冷たくなっていきます。
実は、湖の水温は気温だけでなく、雨の影響もとても受けているのです。
湖の水中が秋に変わっていく様子が楽しみです。
飼育スタッフ 山﨑
サソリが2匹に?!
私は「サソリ」という生き物が大好きです。
サソリと聞くと毒があって怖いというイメージがありますが、
見た目がかっこよく、意外と大人しい生き物です。
現在水族館で開催している特別展「飼育スタッフの好きすぎる生き物展」でも「チャグロサソリ」を展示しています。
そのサソリが昨日の午後に脱皮しました。
普段は黒に近い体色をしているのですが、
脱皮したては紫のような色をしていて、足先は白色をしています。
脱皮殻は何回も見たことがありますが、
実際に脱皮しているところは初めて見ました。
なかなか見ることが出来ない瞬間を間近で見ることができて、
生命の神秘を感じました。
飼育スタッフ 西中
濾過槽のお掃除
今日は休館日ということで、開館時にはあまりできない展示両生類水槽の濾過槽の掃除を行いました。
といっても、衣装ケースを使った簡単な濾過槽なのでスムーズに掃除ができます。
中は濾材とウールマット、ポンプがあり、それぞれ洗い終わったものを戻して終了です。
きれいな水になって両生類たちもおそらく満足していることでしょう。
飼育スタッフ 古根川
木の実とキノコとエビフライ
水族館の周りに広がる森林で暮らす生き物たちに“食欲の秋”が訪れているようです。
木の根元を見てみると、栗やドングリが落ちていたり、キノコが生えていたりします。
駐車場付近には、今年もエビフライ(リスが食べた後の松ぼっくり)が沢山散らばっています。
今回は、小動物が食べた後のクルミの殻を発見することが出来ました。
真ん中に穴が空いているクルミがネズミの食べ殻、綺麗に真二つに割れているクルミがリスの食べ殻です。
生き物によってクルミの取り出し方が違うので、食べ殻を見て何の生き物が食べたのかを考察してみるのも面白いかもしれません。
飼育スタッフ 一見
カラー魚拓をつくろう!
水族館では、10月17日(土)に館内イベント“水族館で魚拓を作ろう”を開催します。
一般的な魚拓では墨を使って黒一色で作りますが、このイベントでは絵の具を使ってカラー魚拓を作ります。
専用の筆(たんぽ)を使って色を少しずつ載せていくため、頑張って根気強く着色してください。
魚拓を作る前にスタッフが魚について解説を行います。
魚について勉強しながら楽しく魚拓を作ってみましょう。
飼育スタッフ 一見
気分は日本庭園
先日、水族館の外池に、ニシキゴイを新たに6匹搬入しました。
きれいな色をしていて外池の魚の中ではよく目立ちます。
また、下見水槽からは上からニシキゴイを見ることができ、横から観察する姿とはまた違った姿を見ることができます。
様々な角度からきれいなニシキゴイたちを観察してみてください。
飼育スタッフ 鷲雄
本栖湖の水中4
富士五湖ではワカサギ釣りが有名で、
早いところで9月から釣りが解禁されました。
今年はまだ釣りに行っていませんが、
先日に本栖湖へ潜りに行ったときは数万匹の群れを水中で見ることができました。
突然の出会いで見られたのはたった30秒程しかなかったので、
カメラの設定を変える暇もなく、上手く撮ることはできませんでした。
しかし、普段は天ぷらや釣られてくる姿を見ることがほとんどなので、
水中から大きなワカサギの群れを見ることができてとても感動しました。
飼育スタッフ 山﨑
かわいいアカメ
今回は特別展「飼育スタッフの好きすぎる生き物展」から、「アカメ」をご紹介します。
アカメとは、その名の通り赤い目が特徴の大型肉食魚です。
明るいところでは普通の魚と変わらない黒目ですが、暗い場所で光が反射すると赤く光ります。
迫力あるアカメですが、餌が貰えると分かると体色が変化するほど
激しく興奮するなど、かわいい一面もありますので、ぜひご覧ください。
飼育スタッフ 古根川