2020年01月14日

大きな水槽の掃除①

水族館には「深みの魚水槽」という水槽があります。

この水槽は山梨県の富士五湖をイメージしていて、

中にはヒメマスやコイ、ブルーギルなどが泳いでいます。

今回はこの水槽の掃除を紹介します。

お掃除中です!

魚たちを水槽に入れたまま掃除を行うので、時間との勝負です。

人の膝丈ほどまで水を減らして水槽の中に入り

水槽や擬岩、擬木に付いた汚れなどをデッキブラシやスポンジなどを使って落としていきます。

意外と高さがあります!

意外と大きな水槽なので、なかなか大変な作業の1つですが、

終わった後は達成感があります。

これからも綺麗な水槽がいつでも見られるように、

日々の掃除やメンテナンスなどを頑張ります。

キレイになりました!

飼育スタッフ 西中

2020年01月13日

大きくなったら何cm? Part.5

 

今回も引き続き大きく育つ生き物をご紹介します。

今回の魚は「ギギ」です。あまり聞きなれない魚ですが、前回紹介したナマズの仲間です。

 

現在展示している個体は約10cmですが、最大で約40cmまで育ちます。

ヒゲは8本

余談ですが、ギギのオス親は巣の中で卵や仔稚魚を保護します。

まだ未成魚ですが大きくなるとイクメンぶりが見られるかもしれません。

 

飼育スタッフ 古根川

2020年01月12日

プランツ トリマー

最近、水族館1階にある水草水槽のアゼに生えている植物たちが

調子よく成長してきていて伸び放題になっています。

伸び放題 その1
伸び放題 その2

このままでは、成長した葉っぱの陰になって他の植物たちが枯れたり、

生き物がアゼに登れなくなってしまうので、

今回は植物のトリミング作業(葉っぱを間引くこと)を行いました。

トリミング後

伸びきった葉っぱをちぎり、植物同士がぶつかっている所も不自然にならないよう手を加えてスッキリさせました。

これからも細目に手入れをして、アゼに生い茂っている植物も美しい水草水槽にしていきます。

飼育スタッフ 一見

2020年01月11日

ニシキテッポウエビ

現在、水族館では企画展「いろんな国大集合!アクアリウムスポーツフェスティバル」が開催中です。

今回はその中から「ニシキテッポウエビ」をご紹介します。

 

ニシキテッポウエビは暖かい地方の浅い海に住んでいるエビの仲間で、

はさみを「ぱちん!」と鳴らし、その衝撃波で魚を気絶させて食べてしまいます。

その習性から今回の企画展ではスポーツの「射撃」としてニシキテッポウエビを展示しています。

模様がかわいい!

 

また、穴を掘って巣を作る習性があり、ハゼと共生することでも有名です。

水族館でも巣を作る様子を観察することが出来ます。

砂を運んでせっせと巣作り

 

一生懸命巣作りしているので、見かけた際は暖かく見守ってあげて下さい。

マイホーム完成。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2020年01月10日

タガメの成長記録 冬眠編

先日、以前投稿したタガメのブログを見たという

小学生のお客様が水族館にいらっしゃいました。

 

「あのタガメたちは、今どうなっていますか?」

という質問を受けたので、

現在のタガメがどうなっているかご報告します。

 

数多くいるタガメは現在「冬眠中」です。

写真のように、一匹に対して1つの部屋になるようにしています。

 

この容器では水中で冬眠させていますが、

このようにミズゴケの中で冬眠させている個体もいます。

 

この冬の期間に冬眠をさせて自然界と同じようにすることが、

来春以降の繁殖成功の鍵とも言えます。

 

冬眠の様子は毎週土曜日開催の「バックヤードツアー」で見ることが出来ますので、

参加した際にはお気楽に質問してみて下さい。

 

飼育スタッフ 山﨑

2020年01月09日

なんともいえない可愛いお顔

現在、水族館では企画展「いろんな国大集合!アクアリウムスポーツフェスティバル」が開催中です。

1階企画水槽では様々な国の名前がつく生き物を展示しています。

今回はその中から「メキシコサンショウウオ」を紹介します。

アルビノが有名です

メキシコサンショウウオだとピンと来ない方もいると思いますが、

ウーパールーパーという名前で流通しているので、1回は見たことや、聞いたことあるのではないでしょうか。

テレビのCMで知名度が一気に高くなり、今ではペットやグッズのキャラクターとして人気があります。

日本に流通している個体の殆どは養殖されたものですが

原産地のメキシコでは絶滅の危機に瀕しています。

正面から見ると愛らしく、のんびりとした顔をしているので、時間を忘れて見てられます。

とても可愛いので是非観察してみてください。

かわいい顔!

飼育スタッフ西中

2020年01月07日

クレヨンの再利用方法を伝授します

水族館のイベントで「おさかなさんを作ろう」があります。

このイベントは白い布にペンやクレヨンを使って絵を描いてオリジナルのおさかなを作ります。

絵を描いていると、小さくなったり、折れてしまい描きづらくなってしまったクレヨンが沢山出るのが悩みの種でした。

クレヨンがたくさん

なんとかクレヨンを捨てずに再利用することはできないかな。と思い調べてみると、

熱を加えると簡単に溶けると書いてありました。

早速、水族館の倉庫に眠っていたシリコンケースをひっぱり出し、

レンジを使い溶かした後、冷やしながら固めてみたところ、とても可愛いクレヨンになりました。

シリコンの型に入れてレンジへ!

再利用して作った水族館オリジナルクレヨンは「おさかなさんを作ろう」のイベントで使うことができるので、

イベント参加された際は使ってみてください。

間違って口に入れないようにね!

飼育スタッフ 西中

2020年01月06日

大きくなったら何cm? No.4

 

今回も引き続き大きく育つ生き物をご紹介します。

今回はしゃくれた顎がチャーミングな「ナマズ」です。

全国の河川で見られる魚で、地震を起こす伝説があるなど、日本では文化的にも有名です。

そんなナマズですが、大きくなると70cmに達します。

口も大きく、ここまで育つと敵なしなので、まさに「主」と言えますね。

 

最近ではウナギの代わりとして養殖が進められており、注目が集まっています。

展示しているナマズは約15cmのかわいい手のひらサイズなので、ぜひご覧ください。

 

飼育スタッフ 古根川

2020年01月05日

1月のマンスリー水槽

新年あけましておめでとうございます。

今年最初のマンスリー水槽は、年明けということでお正月がテーマです。

その為水槽の中には、年末に頑張って完成させた手作りのミニ門松が飾ってあります。

また、今年の干支は子年ということで今月の生き物には、

“コリドラス”というナマズの仲間を選びました。

コリドラス・トリリネアタス

ネズミのようにとがった鼻さきに髭が生えていることから漢字で「鼠魚」と書きます。

門松の周りを元気に泳ぎまわり、沢山の福を呼んでもらいたいです。

門松とコリドラス

飼育スタッフ 一見

2020年01月04日

ニホンヤモリの凄技

水族館では1月2日から企画展「~いろんな国大集合~アクアリウムスポーツフェスティバル」を開催しています。

 

今回はその中から「ニホンヤモリ」をご紹介します。

 

ニホンヤモリは日本に生息する爬虫類で、人の家の壁などによく張り付いています。

 

家に出てくる害虫を食べてくれることから漢字では「家守」と書き、昔から人間との関わりが深い生き物です。

 

また、足の裏に「趾下薄板(しかはくばん)」と呼ばれる器官があります。

 

この趾下薄板の表面には1000分の1ミリサイズの毛がたくさん生えていて、

この細かい毛を壁にくっつけることでツルツルなガラス面でも登ることが出来ます。

ヤモリの足の裏。細かい毛がたくさん生えている。

 

水族館でも水槽内の壁やフタにくっついている姿を見ることができるので是非ご覧ください。

どこでも貼り付けます。

 

飼育スタッフ 鷲雄