エサやり体験再開!
感染症拡大防止のため、暫くの間水族館の週末イベントである“エサやり体験”を中止していました。
しかし、今月の日曜日から参加人数を普段の半分(10名)に減らして“二重回遊水槽のエサやり体験”を再開しています。
久しぶりのエサやり体験でしたが、定員いっぱいまでお客様に参加していただけました。
魚たちもイベントを中止する前と変わらず、投げたエサに反応して沢山集まっていました。
二重回遊水槽のエサやり体験は、毎週日曜日の11時と14時の1日2回行います。
参加券を先着順で渡していますので、参加される際は1階受付にてお早めにお申し込みください。
エサやり体験の時もソーシャルディスタンスを守って楽しく参加しましょう。
飼育スタッフ 一見
タゴガエルの冬眠
先日、タゴガエルの採集に行きました。
伏流水で生活していることが多いのでなかなか見つけることが難しく、
基本的な生態はまだまだ謎が多い種類です。
しかし、気温が落ちて11月頃になると冬眠の季節になるため、探しやすくなります。
沢の淵にある大きめな石をひっくり返していくと、
すでに冬眠をしているタゴガエルを見つけることができました。
見つけた個体は水族館に持ち帰り、
今後展示に出る予定ですので楽しみにお待ちください。
飼育スタッフ 山﨑
生き物界屈指のクライマー
スポーツの秋、ということで11月のマンスリー水槽は壁のぼりが得意なニホンヤモリを選びました。
足の裏についた趾下薄板という細かい毛を使い、どんな壁でも登ってしまうその姿はまさにクライミングスポーツをしているようです。
つるつるのガラス面も登ってしまうので、プロのクライマーでも二ホンヤモリには適わないでしょう。
飼育スタッフ 鷲雄
マミズクラゲ飼育話⑨
マミズクラゲの稚クラゲをポリプから出芽させるには水温変動が欠かせません。
いつもは水温を上げてから2週間ほどでポリプから出芽するのですが、
今回1か月経っても稚クラゲが生まれてきませんでした。
あと2週間くらい様子を見て1匹も生まれてこなかったら、
水温を下げて違うポリプたちの水温を上げようと準備をしていました。
そして、水温を上げ始めて1か月半が経った今日、
水槽の中で稚クラゲが数匹泳いでいたので、ほっと一安心です。
水槽に付着しているポリプを見るとクラゲ芽もあったので、
まだまだ生まれてきそうです。
ですが、今回出芽までになぜ1カ月半もかかったのかが分かっていないので、
ポリプの様子やエサの頻度、水温変化などのデータを見て今後の飼育、研究に活かしていこうと思います。
飼育スタッフ 西中
展示パネルをつくり隊
次の企画展示に向けて、水族館では新しい展示パネルを作成中です。
その中で、私は1階の展示パネルを担当しています。
初めて企画展示のパネルを作るため、内容や構図にとても苦戦しました。
情報収集のために本やインターネット、専門学生時代に書き留めたノートを見返したりもしています。
パネルに載せる写真や画像は、いつも飼育スタッフが撮影したものを使っています。
しかし、今回はパネルの内容的にどうしても撮影できないものがあった為、自分でイラストを描いて載せています。
内容作りも大変ですが、画像集めも大変だということを実感した企画展示のパネル作りでした。
飼育スタッフ 一見