2020年07月27日

マミズクラゲ飼育話⑥

7月21日(火)のブログにて「ポリプの刺胞」について紹介しましたが、

ポリプだけではなく、マミズクラゲの触手にも刺胞があります。

海のクラゲと比べると触手は短めです。

刺胞の内部には管状の毒針と毒液が入っており、

外部からの刺激があるとこの毒針が飛び出す仕組みになっています。

クラゲの刺胞毒は人間に対して強いものもあれば、弱いものまで様々です。

海で見られるアンドンクラゲやカツオノエボシ、ハブクラゲなどの刺胞毒はかなり強く、

人間の死亡例があるほどなので知っている方も多いと思います。

 

マミズクラゲの刺胞毒は人間に対して弱いと言われていますが、

万が一の事があるため、野生の池や湖などで見つけても素手では触らず、

プラスチックケースなどに入れて観察してみてください。

綺麗なものには毒があるとはまさにこのこと。

飼育スタッフ 西中