2020年07月02日

マミズクラゲ飼育話②

6月24日のブログでマミズクラゲのポリプの給餌を紹介しましたが、

今日はポリプの給餌の前に行う「フラスチュールの分離」について紹介します。

ポリプはフラスチュールという自分の分身を排出し、無性生殖で増えていきます。

フラスチュール排出中

 

排出したフラスチュール

ポリプは飼育しているシャーレやプラスチックケースの底に固着しているのですが、

フラスチュールは固着していないので、給餌や換水をすると水で流されてしまいます。

そこで、給餌を行う前に違うシャーレにスポイトを使ってフラスチュールを分離させます。

 

分離させたフラスチュールは約1~2週間でポリプになり、

前回紹介した「アルテミア」を食べて成長します。

地味な作業に見えますが、マミズクラゲを長期で飼育・展示する上で重要な作業のひとつです。

飼育スタッフ 西中