2020年06月16日

樹の上にあわあわ

6月の生き物といえば、カエルが思い浮かぶと思います。

 

現在のマンスリー水槽では

ツチガエルとオタマジャクシを一緒に展示したり

両生類コーナーではシュレーゲルアオガエルの鳴き声が館内に響いています。

 

当然自然界でもカエルの仲間は活発に動きます。

 

中でも最近、モリアオガエルが繁殖シーズンを迎えていました。

このカエルは樹の上に泡で包まれた卵を産むことでとても有名です。

この泡で包まれた卵は池や沼地などの樹で見ることが出来ますので是非探してみて下さい。

 

飼育スタッフ 山﨑

2020年06月14日

リニューアルのお手伝い

マミズクラゲの連続展示記録1000日を達成した記念に、水族館2階のマイクロアクアリウムコーナーをリニューアルしています。

私はマミズクラゲの担当こそしていませんが、そのリニューアルブースの作成をお手伝いしました。

私がお手伝いをしたところは、ブースの側面に設置してある、お客様が体験して学べるハンズオンです。

どのようなものにするのか考えたり、他の水族館を参考にしたりしながら製作チームと何回も話し合いをして作り上げました。

ブースの側面
反対側

ハンズオンだけではなく、ブース全体のポップ(イラスト)も描いています。

展示内容だけでなくポップ等のデザインも作り込まれているので、リニューアルしたブースを楽しむ際には隅々まで見ていただけると嬉しいです。

今日で1010日目!

飼育スタッフ 一見

 

2020年06月14日

飼育スタッフオススメの生き物「オヤニラミ」

水族館では現在特別展「飼育スタッフの好きすぎる生き物展」を好評開催中ですが、

今回は私のイチオシの生き物「オヤニラミ」をご紹介します。

 

オヤニラミは日本固有種の淡水魚で、オスが卵を見守り、子育てをすることでも知られています。

こうした習性からオヤニラミという名前の由来の一説として「親がにらみをきかす」というところからきていると言われています。

 

実は、オヤニラミは飼育をしているとよく人に懐きます。

給餌をするために水槽に近づくと水面に寄ってきて、早くエサをくれと言わんばかりにこちらを見つめてきます。

 

じっと見つめられるとどうしてもたくさんエサをあげたくなってしまいます。

エサを狙うオヤニラミ

 

そんな育メンで人懐っこいオヤニラミをぜひ観察してみてください。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2020年06月12日

大好きな水生昆虫の飼育①

昨年はブログでタガメの繁殖紹介を行っていましたが、

今年は他の水生昆虫の繁殖にチャレンジしています。

 

まずは昨年に引き続きタガメと、

それに加えて山梨県レッドリストに記載されているゲンゴロウです。

 

3月から温度変化や日照時間を調節し、

ゲンゴロウの交尾や繁殖行動を確認していますので、あとは産卵を待つのみです。

 

タガメは本日産卵が確認されました。

オスが卵を守るとして有名な水生昆虫ですが、

何かの衝撃でオスが育児放棄をしてしまうこともあり、

今回はどうやら放棄してしまったようです。

なので、これから毎日霧吹き等のお世話を続けて孵化を待ちたいと思います。

 

飼育スタッフ山﨑

2020年06月11日

ホトケドジョウの成長 2020年

 

5月14日のブログで紹介した卵から孵化したホトケドジョウの稚魚ですが、

その後すくすく成長しています。

大きな胸鰭や眼が発達し、魚らしくなってきました。体の模様も見え始め、色素が見えています。

ですが、ここからが本番。

すでに餌を食べ始めているのですが、餌が多すぎても少なすぎても簡単に死んでしまいます。

また、常に餌を用意しなければなりません。今の稚魚を展示でお披露目できるように飼育を頑張ります。

 

飼育スタッフ 古根川

2020年06月10日

マイクロアクアリウムコーナーリニューアル④

6月5日に連続展示記録が1000日になったマミズクラゲですが、

嬉しいことに「ニュースを見てマミズクラゲに会いに来た」というお客様が少しずつ増えてきました。

展示のマミズクラゲの様子

中には「最近暗いニュースが続いていたけどマミズクラゲのニュースを見て明るくなった」との声もあり、

とても嬉しかったと同時に、これからも展示記録を更新していこうと強く思いました。

マイクロアクアリウムコーナーのリニューアルでは、

展示方法だけではなくパネルの内容も変更し、写真も一部撮りなおしました。

顕微鏡を使って写真を撮ります

私が特に見て欲しい写真は、餌の写真をめくると見ることができる、マミズクラゲの胃の写真です。

マミズクラゲの胃や食道は透明なので、餌を食べているかは毎日見て確認しているのですが、

胃の写真を撮るのは初めてだったので、少し衝撃を受けました。

どんな写真かな?

どんな写真かは見てからのお楽しみです。

飼育スタッフ西中

2020年06月07日

仲良く日向ぼっこ

ウッドデッキのビオトープには2匹のクサガメがいます。

 

いつも中央の浮島で気持ちよさそうに日向ぼっこをしていますが、

今日は2匹重なって仲良く日向ぼっこをしていました。

踏みつけられるクサガメ

 

のんびりしたクサガメたちを見ていると、なんだか私たちものんびりした気分になってきます。

 

クサガメたちには太陽の光をたくさん浴びて、健康で長生きしてほしいです。

カメは万年・・・とまではいかないけれど長寿を願ってます。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2020年06月06日

今日のアカハライモリ その⑦

アカハライモリの幼生が生まれて3週間が経過しました。

初めの頃はアルテミアという小さな甲殻類を与えていましたが、今では刻んだ赤虫をもりもり食べるようになるまで成長しました。

お腹いっぱいのアカハライモリ

見た目の変化としては、小さな後ろ足が生えてきているのが分かります。

尻尾の付け根に小さな後ろ足

今のところはよく食べてよく成長しているので、このまま順調に成体に変体してほしいです。

これからもアカハライモリの成長に変化があればブログでお届けしていきたいと思います。

飼育スタッフ 一見

2020年06月05日

マミズクラゲの連続展示記録1000日達成!

2017年9月9日から展示が始まり、2019年2月25日に連続展示記録が国内1位になったマミズクラゲですが、

本日(6月5日)連続展示記録が1000日を迎えました。

マミズクラゲ

また、連続展示記録1000日に向けてリニューアル作業をしていた

「マイクロアクアリウムコーナー」も完成し、本日から展示が始まりました。

ついに完成!

今回のリニューアルでは、大人から子供まで幅広く楽しみながら学べるように、

館内で初めて「ハンズオン展示」を取り入れました。

沢山工夫をしました!

引っ張ったり、開けたりしながらマミズクラゲやプランクトンについて学ぶことができます。

 

目標だった連続展示記録1000日を迎えることができてほっとする反面、

多くの謎が残っているマミズクラゲの生態解明、飼育方法の確立に向けて頑張らないといけないなと改めて思いました。

これからも展示がずっと続くように飼育・研究を行っていきます。

飼育スタッフ6人でこれからも頑張っていきます!

飼育スタッフ 西中

2020年06月02日

オタマジャクシ、○○が生えておったまげ~ part.2

 

5月21日に紹介したオタマジャクシの足ですが、ついに皮膚から飛び出してきました。

見た目もかなり大きくなり、前回は分かりづらかった関節もはっきりと見えます。

指もカエルらしい形になってきました。

 

まだ足が生えていない個体もいますが、順調に成長しているので、引き続きオタマジャクシの変化をお楽しみください。

 

飼育スタッフ 古根川