2019年04月06日

春を告げる生き物

4月に入り、忍野村周辺の木々も緑が多く見えるようになってきました。

 

気温が暖かくなるこの季節は、生き物たちも少しずつ活動を始めるようになってきます。

 

 

色々な生き物の中でも、私が気になるのはオタマジャクシです。

種類にもよりますが多くのカエルは2~3月頃に田んぼや池に卵を産み、1~2週間ほどでオタマジャクシの姿となります。

 

こちらの写真は飼育スタッフが水族館があるさかな公園の池から採集してきたオタマジャクシです。

オタマジャクシを見つけるとようやく春が来たなと実感します。

皆さんもオタマジャクシを探して春を感じてみてはいかがでしょうか?

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年04月05日

飼育スタッフだけの特権

飼育スタッフが仕事をしている中で、

私たちだけしか見ることのできない光景があります。

 

そんな「私たちだけ」という光景を今回はご紹介します。

 

まだお客様が入らない開館前の朝には、

低い位置から差し込む太陽の光が

二重回遊水槽に当たりとてもきれいになります。

 

水槽の透明な水と、

床にできた魚の影がとてもきれいで

「今日も一日頑張ろう」と

思うことができます。

 

そして飼育スタッフになって良かったなとも思います。

飼育スタッフ山﨑

 

2019年04月04日

土台は、どうだい?

以前、新しい水槽の制作作業を紹介しましたが、今回はその続きです。

だいたいのバランスが決まり、材料の断熱材に手を加えて、

これで土台が完成しました。

なにやら川のようなものがありますが、これはどういう風に変化していくのでしょうか?

 

ここからは、石や粘土状の造形材、コケなどを使って土台を覆っていきます。

うっすら全体像が見えてきたところで、今回の紹介は終わりです。

まだまだ変貌を遂げていきますので、皆さん是非お楽しみに。

飼育スタッフ 古根川

2019年04月02日

可愛いぶたばなのお顔

今日の朝、いつものように館内の水槽を確認していたら、

1階企画展コーナーのニホンスッポンの姿見えないことに気がつきました。

よく水槽を見ていると、砂がもぞもぞと動き出し顔が出てきました

 

スッポンは砂や泥などに潜って隠れる性質があるので、普段は砂に潜っている事が多いのですが、

顔が出てくる瞬間を見ることができて、嬉しい気持ちになりました。

 

飼育スタッフ 西中

2019年04月01日

新たな年に向かって

今日から新年度が始まり、新元号も発表されて、まさに新しい時代の始まりという物を感じてしまいます。

そんな中、水族館も新たな年に向けて、色々な準備を進めています。

 

例えば、春には数千匹のアユの群れが視界を圧倒し、夏には毎日様々なイベントをご用意する予定です。

秋には産卵期を迎える多くの魚たちが紅葉のように鮮やかな体色へ変化し、冬は雪景色の中を元気に泳ぐ魚たちを

見ることも出来ます。

    横見水槽を泳ぐチョウザメたち

他にも様々な企画展や体験イベント、新たな展示なども鋭意計画・準備中です。

これからの1年間も、皆様に″楽しい″をたくさん提供出来るようにスタッフ一同精進していきますので、

今後も森の中の水族館。にご期待ください。

   森の中の水族館。へようこそ

飼育スタッフ 羽生

2019年03月24日

マミズクラゲの毒はどのくらい?

マミズクラゲの展示記録が国内1位になってから、もうすぐで1ヶ月が経ちます。

「マミズクラゲを見に来ました。」と声を掛けていただく事が多くなり、

とても嬉しい反面、もっと頑張らなきゃいけないと実感します。

飼育トークなどでマミズクラゲを紹介すると、「毒はありますか?」「刺されたら痛いですか?」とよく聞かれます。

刺胞毒をもっていますが、人間が刺されても痛くないくらいとても弱いものです。

ですが、万が一ということもありますので、池や湖で見かけても触らずに、

観察用のプラスチックケースやガラス瓶などにいれて観察してくださいね。

 

飼育スタッフ西中

2019年03月17日

砂の中のスナイパー?

水族館で好評開催中の「かくれんぼ展」も残り1か月余りとなりました。

今回はその中から「ヌマガレイ」をご紹介します。

 

カレイと言えば海に生息しているイメージですが、

このヌマガレイは河川や湖沼などの淡水でも生息することが出来る少し変わったカレイです。

ヌマガレイは水底の砂や泥の中に潜み、近くを通る小魚や甲殻類を食べます。

砂の中から眼だけを出してじっと獲物を待つ姿はまるでスナイパーのようです。

しかし、水族館のヌマガレイはエサを落とすとひらひらと泳ぎ出してゆっくりとエサを食べ始めるので、

スナイパーとは呼べないような様子を見せてくれます。

それでもひとつひとつ丁寧にエサを食べる姿に毎回心が癒されます。

 

飼育スタッフ 鷲雄

2019年03月11日

まずは土台から

ただいま、新しい水槽のレイアウトを作っている最中です。

 

コケや石などで滝や水路などの仕掛けを組み込むため、

飼育スタッフは試行錯誤を繰り替えしています。

 

 

その時の様子をご紹介します。

 

 

まず、水槽を目の前にしてすることは

どんな風にレイアウトを組むか考えます。

そしてその考えを元に試作の土台を作っていきます。

この試作の土台で全体のバランスや配置を見て微調整します

 

 

レイアウトの配置がしっかり決まったら

いよいよ本番の土台を作りはじめます。

 

 

 

さて、この後の作業の紹介は

また後日にしたいと思います。

 

まだまだどんな風になるか予想も付かないと思いますが、

完成をお楽しみに。

2019年03月02日

おさかな お座敷コーナー

先日、ふと「いつか大きな魚といっしょに寝てみたいな」という子供の頃の夢を思いだしました。

「自分と同じ大きさの魚と寝れるなんて夢みたいだ」と思う方、

なんと水族館の横見水槽に寝ころび用マットが設置されました。

ご利用方法は様々ですが、ゆっくりくつろぎながら水槽を眺めるのもよし、大きなチョウザメ達と一緒に写真撮影するのもよし。

すでに、何名ものお客様が寝転がっていただいていますので、興味ある方はぜひご利用ください。

水族館 古根川

2019年02月26日

マミズクラゲ展示記録国内1位

2017年9月9日から展示を開始したマミズクラゲですが、昨日(2月25日)連続展示記録が国内1位になりました。

実は今回が2回目の展示記録の挑戦で、1回展示が途切れた後に発生した場所の水温を調べたり、

飼育方法や餌の頻度、飼育水温などを全て見直して飼育することにより、今回記録を更新することができました。

地道な作業を毎日繰り返した結果が出たのかと思うと、とても嬉しいです。

これからも記録を更新し続けられるようにスタッフ全員で頑張ります。

飼育スタッフ 西中